MESSAGE FOR YOUR OWN WAY
01.「ヒゲ剃り」という身だしなみが、無惨にも清潔感を奪っていく矛盾
私は子どもたちとのスキンシップが大好きです。しかし、自分の濃いヒゲが子どもたちの肌にジョリジョリと当たり、痛みを与えてしまうことに心を痛めていました。
私の父親はヒゲが非常に濃く、遺伝的に自分のヒゲが濃くなることは必然だったと思います。濃すぎるヒゲに対しては、剃り方を工夫したり、あるいは最新のカミソリを試すなど、さまざまな方法を試していました。
ところが、私のヒゲは手強く、なかなか勝てる相手ではありません。たくさんの時間と労力をかけても、満足できる状態にはなりません。
加えて、カミソリ負けによる肌荒れも気になっていました。血が出ることはストレスですし、ニキビなどもできると痛い。清潔感もなくなってしまいます。
本来、ヒゲ剃りは清潔感を出すための身だしなみ。ところが、私の場合は剃っても剃っても青ヒゲが目立ってしまいますし、深剃りしようとすると肌を傷つけ、見た目を悪くしてしまう。身だしなみのためにやっていることが清潔感を失うという、なんとも皮肉な状態になっていました。
ヒゲが青く見えてしまう原因は、太く濃い毛が肌の下に埋もれているからです。黒い毛が肌を通して青くなる。ゆえに、いくらヒゲを丁寧に剃っても、肌の下のヒゲをなくさない限り青ヒゲは根本的に解決できない。
ヒゲ剃りの限界にぶち当たった私は、毛抜きでヒゲを抜くことにしました。これなら青ヒゲになることはない。加えて、カミソリ負けも防ぐことができる。根本から抜いている分、カミソリやシェーバーでヒゲ剃りをすることに比べても、ヒゲが生えてくる間隔が長くなります。
ですが、ヒゲは我々が思っている以上に多い。というか、膨大です。
毎回、実に500本近くのヒゲを抜く必要がありました。当然ですが、500本もちまちまとヒゲを抜く作業は途方もない時間がかかります。しかも、片手間ではできない。肌を傷つけてしまう可能性もあり、集中して取り組む必要がありました。痛みも伴います。次第に痛みは慣れてきますが、時間の短縮はできません。「なんて無駄な時間を過ごしているんだ」という、なんとも表現をしがたい、虚しさに近い感情に耐えることはできませんでしたね。実に1時間近く費やしていましたから。
02.自分のヒゲが、誰のことも傷つけなくなった
美容師としての前職での経験から、ヒゲ脱毛についてはある程度の知識がありました。ですが、医療脱毛には「価格が高く、なにかとハードルが高い」という印象があったのも事実です。
しかし、それは古い情報でした。気になって広告を見たり情報を収集するうちに、医療脱毛のハードルがそこまで高くないことに気づいたのです。いくつか比較してみるなかで良さそうだと思ったのがゴリラクリニックでした。カウンセリングが無料で気軽に参加でき、スタッフの方が非常に丁寧に説明してくれました。
そこで背中を押してもらうことができ、ついにヒゲ脱毛を決意。施術もスムーズでした。
ヒゲ脱毛して受けた大きな変化は、やはり子どもたちを傷つける心配をせずにスキンシップできることです。些細なことかもしれませんが、日常にある、かけがえのない幸せになっています。
脱毛後にはシミ治療にも興味が出ました。歳のせいか、顔に気になるシミができています。これは昔のケアの不足が今になって現れていると感じていますね。特に私は運動や趣味としてシーズンスポーツを楽しんでいます。夏にはジェットスキーやスキューバダイビング、冬はスキーを楽しんでいます。年間通してキャンプにも出かけますが、これらのアクティビティは肌にダメージを与えていたはずですから。
ヒゲ脱毛をきっかけに日焼け対策について改めて考えました。美容師としての経験から日焼け対策は常に意識していたこと。とはいえ、使用していたものは日常用のSPFの低いものでした。
ヒゲ脱毛のレーザーは黒いヒゲに反応しますから、肌が日に焼けているとレーザーが上手く反応しません。すると、日焼け止めを塗っているにも関わらず、施術時に「今日は日焼けしているのでレーザーの出力を弱くしますね」と言われてしまい、自分の日焼け対策を見直しました。
特に現在は「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」で働いていますが、屋外で過ごす時間も多く、しっかり日焼け止めを塗っていても汗などで落ちてしまいます。より強力な日焼け止めを使用するようになりました。
03.長く愛されるコツは「少しずつ変わること」
私が意識していることは、常に新鮮な気持ちで日々を過ごすこと。いつもどおりの生活を送っていると、毎日が繰り返しになってしまう。せっかくの一度きりの人生が、メリハリもなく、退屈なものになってしまいます。
例えば、私は家で食事を担当していますが、カレーや味噌汁、生姜焼きなど「おなじみのメニュー」であったとしても、同じ味付けや同じ出汁の取り方を繰り返さないようにしています。ガラッとは変えませんが、毎回少しずつ変えるようにしている。変化をつけ、「退屈な日常」にならないようにしています。
日清のカップヌードルは1971年に発売された、超ロングセラー商品です。ほとんどの国民にとっておなじみの味となっていると思いますが、年に数回ほんの少し味を変えていると聞きました。
そういったちょっとした工夫が長く、そしてたくさんの人に愛され続ける秘訣なんだと思い、自分ができる範囲で真似をしています。
カップヌードルのように、私に関わる人にとって長く愛されるような人間でいたいと思いますし、そういった生活を送ることで愛すべき人生にもなっていくと思います。
04.LAST MESSAGE
振り返ってみれば、今の職場への転職も新しい挑戦の一環でした。
また、転職後も小さな変化の連続です。特に、私の職場では常に新しい取り組みやイベントが行われていて、立ち止まっている暇がありません。もちろん、お客様に満足していただくためにもクルーたちも全力で取り組まないといけない。でも、それが充実した生活につながっている。毎日が新鮮ですし、こういった日々をこれからも送っていけたらと思っています。
ヒゲに関していえば、ヒゲがない自分というのは常に新鮮ですし、コンプレックスや煩わしさを感じない分、新しいことにチャレンジしやすくもなっています。
脱毛をやってみる方には、私のように新しいことへの挑戦を好む方が多いように思います。気になっている人はぜひ一歩踏み出してみてください。一歩踏み出してみた先に、新鮮で、魅力的な日々が待っていると思います。