MESSAGE FOR YOUR OWN WAY

BE CUTE♡

「キュートであれ」

01.男の子だって、メイクで「カワイイ」を追求していい!

僕は「自分の性別」にずっと葛藤して生きてきました。

恋愛対象は女性ですが、女の子のように自分をかわいくすることは大好き。でも、そういう僕に対して「お前は女性が好きなのに、なんで女の子の格好をするんだ。女装なんてするんじゃない」と言われたこともあります。

僕は「女装をする」のではなく、好きなメイクと恰好をしています。しかし、見る人によってはたまたま女装だと評価されているんだと思うようにしています。

でも、かわいい格好をするようになったのは最近の話。小中高時代は、男性の格好をし、男性として生きてきました。でも、学生時代は女の子たちと遊んでいることが多くありました。身長は他の男の子よりも低いし、力も強くない。いわゆる「男子がモテる要素」を持っていません。むしろ、女の子たちと一緒にいるほうが合っていました。男の子はマンガやゲームを集めていましたが、僕は全然興味がなくて、女の子の友達たちとファッションとかキラキラしたコスメを見るのがずっと好きでした。だからといって、男友達からイジメられることはありませんでした。

しかし、自分のなかでは葛藤が生まれていました。女の子たちが好きなものを僕も好きなんだけど、その一方で恋愛対象は女性だし、「女の子にモテたいし、カッコよくなりたい」という気持ちです。

小学校の頃は髪の毛も女の子みたいに伸ばしていましたが、中学校に行くと校則で髪を短くしないといけなくなります。しかも、周りには付き合い始めるカップルも増えてきて、この葛藤はさらに大きくなりました。

人口がそこまで多くない地方出身ということもあって、自分が置かれていた状況について上手く理解できませんでした。特に「男性がメイクをする文化」は、その存在すらも知りませんでした。

しかし、高校生の頃、あるYouTuberに出会います。「よきき」さんというのですが、男の子がYouTubeでメイクをして、よききさんがかわいいと思われることを体現する、その中性的な姿が美しいと思いました。そして、気がつけば自分自身も中性的でジェンダーレスな姿に、猛烈な憧れを抱いていました。

よききさんがメイクして渋谷駅前を歩く姿を見て、「僕もこうなりたいな!」と思うようになりました。

02.濃く、青いヒゲが「本当の自分らしさ」のジャマをする

メイクに目覚めたのはこの頃です。僕は目が大きく、ぱっちり二重ということもあって、幼少期から「かわいい」と言ってもらえることが多くありました。そこで男である僕が女の子みたいにメイクをしたら、どこまで美しくなれるかなというチャレンジ精神が燃えてきました。その後、メイクをした姿をSNSにアップしたら思っている以上の反響をもらえて、どんどん楽しくなっていきました。

でも、メイクをしようと思うと、どうしてもヒゲがジャマになってしまいます。僕は人よりもヒゲが濃くて、剃っても剃ってもすぐに青くなってしまいます。肌も敏感で、カミソリ負けもしやすく、コロナ禍になる前からマスクが手放せない生活を送っていました。ヒゲの処理は基本的には電動シェーバーでやっていました。カミソリは女性用の敏感肌用を使っても口の周りが血だらけになるし、次の日はカミソリ負けでニキビができる。これが嫌だったので、日常的にはカミソリは絶対に使いませんでした。

本当はカミソリを使ってツルツルにしたいけど、カミソリ負けをするから普段はガマンして、ここぞというときには使うようにしていました。Tik Tokの撮影や外食時など、大切な日はカミソリで剃るようにしていました。でもその代償として翌日にはカミソリ負けがすごいことになるので、月に1回くらいしかできませんでした。

でも、週1〜2でもメイクはしたいし、もっと練習したい。仕方がないので鼻から下は何もせず、アイメイクだけバッチリやるようにしました。相当なストレスでしたね。

しかも、髪の毛は女性仕様でカットしてもらっているのに、口元はヒゲのせいで青くなっている。自分に自信が持てませんでした。夏でもマスクは外せません。

脱毛はずっと行きたいと思っていましたし、同僚の女の子たちからも「脱毛はいいよ!」と教えてもらっていて、ヒゲ脱毛が気になっていました。

ゴリラクリニックを見つけたのはその頃です。自分が医療従事者ということもあり、高い脱毛効果を期待して医療脱毛を選択。検索してゴリラクリニックを見つけたのですが

実は「男性専門」という文字に少し戸惑いました。僕の心は男性でも女性でもないのに、「男性専門」のクリニックに行ってもいいのかな?という思いがありました。しかし、一方で受け入れなければいけない事実は自分の身体が男性ということ。改めて自分を見つめなおし、より高い効果を期待するのであれば「男性専門」のクリニックに通うことだと思いました。

03.一歩踏み出せば、自分の「推し」に近づける!

ゴリラクリニックでは5回施術を受けていますが、同僚から「ヒゲが薄くなったね」と言われるようになりました。僕はヒゲだけじゃなく、脚や腕の脱毛もしていますが肌を見せると周りの反応は上々です。

特に女性のスタッフからはキレイになったと言ってもらえるのが嬉しいですね。だって、僕は女性にモテたいから、男性に褒めてもらっても「別に…」って感じなので(笑)。

今では毎日が楽に、そして楽しくなりました。メイクでも青ひげを隠す用のコンシーラーを使っていましたが、塗る量は激減しています。

僕の理想は「be Cute♡」です。憧れている人がいて、その人は「USEN-NEXT I’moon」というガールズグループのMaariちゃんです。彼女のダンスを初めて見た時に衝撃を受けました。あまりにもすごいから同い年くらいかと思ったら、まさかの高校生ということも知り、余計にびっくり。僕もダンスを踊りますが、Maariちゃんになりきって踊っています。髪の毛の色も真似したりしていますし、今回のインタビューで撮影してもらったダンスも、実はMaariちゃんのダンスなんです!着ている服もMaariちゃんとお揃いなんですよ!

LAST Message

僕みたいに自分の性について悩んでいる人はまだまだいると思います。実際に僕宛にDMで相談をいただくこともあります。僕がよききさんを見て「自分もメイクを楽しんでいいんだ!」と思ったように、僕なりのCuteを発信していきたいと思います。男性専用のクリニックに通っているけど「Cuteを目指して良いんだよ」と伝えられると嬉しいです。

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