自分でもできる男性ニキビの予防方法

公開日 2022/08/05

ニキビに悩んでいる男性は、数多くいます。男性特有の肌質により、ニキビができやすく、しかも治りづらいことから、ニキビの症状が長期化しがち。さらに、どのようにして治していいかもわからず、コンプレックスとして悩みを抱え続けてしまいます。
ニキビは、しっかり予防さえすれば十分に防ぐことができる病気です。予防知識をつけることでニキビができづらい肌質を作ることもできます。
また、ニキビを防ぐことは、ニキビの発症を抑えるだけでなく、ニキビ跡を予防することにも繋がります。
そこで本記事では、ニキビ予防に関する基礎知識と、ニキビ予防に効果が期待できるおすすめのアイテムについてご紹介します。

繰り返すニキビは男性を悩ませている

ニキビに悩む男性は数多くいます。『東京イセアクリニック』が全国の20~30代男女を対象に行った「肌の悩み」に関する調査によると、最も多かったのが「ニキビやニキビ跡に関する悩み」でした。特に20代では46.3%と約半数に迫る勢いで、 およそ二人に一人がニキビに悩んでいるというのです。

大人になってからのニキビは、思春期のニキビとは原因が違います。10代の頃に悩まされるニキビの多くが、皮脂の過剰分泌による「思春期ニキビ」です。大人に成長する過程である思春期では、ホルモンバランスが不安定であるため、皮脂のコントロールがうまくいかず、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まりやすくなります。皮脂の多いところではニキビの原因菌であるアクネ菌が繁殖するため、ニキビが発生してしまうのです。思春期ニキビは、大人になってホルモンバランスが安定する頃には自然と治まります。

一方で、「大人ニキビ」は、男性特有の肌質や日々の生活習慣などが主な原因です。実際、前述の調査の結果でも、ニキビのできやすい要因が「食生活の乱れ」であるというのがトップに挙がっています。そのため、ニキビ症状が時間とともに落ち着くわけではありません。

大人ニキビは、放置すると炎症が悪化し、治るまでに長い時間がかかってしまいます。また、ニキビの炎症が治まったとしてもニキビ跡として残ってしまいやすいことが特徴です。大人ニキビこそ、正しい対処をしなければきれいに治すことはできません。

肌の水分量が少ない

肌は、水分と油分のバランスが均衡することで健やかさをキープしています。そのため肌には、水分も油分もどちらも補う必要があるのです。男性の肌は皮脂の分泌量が多いため、一見すると潤っているように感じます。しかし実は、この潤いは大半は油分によるものであり、水分が不足していることが多いのです。男性はもともと、女性より肌の水分量が少なく、その量は女性のわずか30~50%程度。また、男性には女性ほど日常的にスキンケアをする人が少なく、肌に水分補給をしていないために水分不足になりやすいのです。

 

皮脂の分泌が多い

男性はもともと男性ホルモンのせいで皮脂の分泌量が多く、女性に比べると2倍から3倍もあります。ニキビの原因となるアクネ菌は、皮脂の多い環境を好みますが

、男性の皮脂の多い肌環境は、アクネ菌にとってまさに好都合。汗をかいたまま放置していたり、洗顔が不十分だったりすると、すぐにニキビができてしまいます。

油分や炭水化物が多いとか、カロリーの高い食事も、皮脂の分泌を増やす原因です。忙しいからといって食事内容をおろそかにしがちであることもまた、男性にニキビができやすい原因です。

水分蒸発量が多い

男性は保水力に関わる角層細胞面積が女性より少ないため、もともと肌が乾燥しやすいといえます。また、男性は女性に比べて筋肉量が多く、代謝が活発です。そのため、体温が高くなりやすく、肌から水分が蒸発してしまいやすいのです。

水分が蒸発してしまっても日頃のスキンケアでしっかり補うことができているなら問題はないのですが、男性には普段スキンケアをする習慣がない人が多いため、そのことが乾燥に拍車をかけ、さらにひげそりや洗顔による摩擦ダメージもバリア機能を弱める原因となってしまいます。

ニキビができる仕組み

ニキビは、過剰な皮脂と、毛穴周辺の角片、皮膚表面の細菌などが原因で起こります。

肌細胞は、ターンオーバーにより生まれ変わりを繰り返しています。しかし、不規則な生活やストレスなどによって自律神経が乱れると、ターンオーバーが滞るようになってサイクルが乱れ、余分な角質がどんどん溜まるようになります。

これが毛穴の蓋となり、毛穴から分泌される皮脂や汚れがきちんと排出されずに詰まると、そこに溜まった皮脂や皮脂の分解物の刺激でさらに角化が促されます。こうして角質がどんどん厚くなり、二キビのできやすい環境ができてしまいます。

ニキビのもととなるアクネ菌は皮膚に常在する菌ですが、皮脂が増えることで活動が活発になって増殖し、やがて炎症を起こしてニキビになります。

男性はもともと、男性ホルモンの影響で皮脂の分泌量が多く、働き盛りの世代だと忙しさから生活習慣や食事がおろそかになり、肌コンディションに悪影響を与えやすいと言えます。そのため、女性以上に日頃から丁寧なケアをすることが必要です。

しかし、スキンケアを丁寧に行う人が少ないため、肌トラブルになるケースが多く、さらに、ニキビができてからもどうしていいかわからずに放置して炎症がひどくなってしまうことがよくあります。

ニキビができやすくなる男性の生活習慣

男性は特に皮脂分泌が多いため、ニキビができやすい肌質です。しかしニキビのできる原因はそれだけではなく、毎日の生活習慣が関わっていることも多いのです。いくら丁寧にスキンケアをしてもニキビができてしまうとか、何度も繰り返し出てくるニキビに悩まされているという人は、生活習慣を見直すことで大きく改善する可能性があります。

ここでは、ニキビができやすくなる男性の習慣についてご紹介します。当てはまるものがあれば、ぜひ見直しを考えてみてください。

間違ったスキンケア(洗顔)

ニキビを予防するためのスキンケアの基本は、洗顔です。洗顔では、余分な角片や皮脂を洗い流して、毛穴をクリーンにすることが最も大切なポイント。

しかし、しっかり洗顔料を泡立てずに、手のひらに広げただけの状態で肌をゴシゴシこすったり、ごくわずかな時間で洗顔を終えてしまったりすれば、十分に皮脂や角片は取り除くことができていません。

また、洗顔料をしっかり洗い流せていないと、それが肌への刺激となり、炎症を引き起こすもとともなってしまいます。

洗顔料を使わずに水やお湯だけで洗い流すという人も多くいますが、水では皮脂が落ちず、お湯であれば皮脂は落ちるものの角片が残りやすく、どちらにしても肌の表面や毛穴はきれいになりません。

忙しいとか面倒だからといって洗顔をおろそかにすると、それがかえってニキビ発生の引き金となります。

肌の乾燥

男性のニキビの原因で意外に多いのが、肌の乾燥です。肌が乾燥すると、肌をダメージから守ろうと皮脂が分泌されるようになり、皮脂腺の活動が活発になります。

洗顔後、保湿も何もせずに洗いっぱなしにしている人は要注意。「洗顔後もべとつくから保湿はいらない」と言っている人は、乾燥から肌を守るために皮脂がいつもより多く分泌されているからであり、皮脂過剰となっている可能性があります。

ターンオーバーを正常化するためには、肌に水分を補給して柔らかくし、余分な角片が剥がれやすいように肌環境を整えることが必要です。

これは、乾燥肌や脂性肌に限らず誰にでも必要なことで、水分が不足すればインナードライ肌となり、慢性的に皮脂分泌が過剰な状態となってしまうでしょう。

ニキビができやすい人ほど、乾燥を防ぐために保湿を徹底することが大切です。

紫外線

紫外線は、肌細胞に大きなダメージを与えます。

紫外線の熱エネルギーは肌の水分を奪い、乾燥を招いてバリア機能を低下させます。熱が刺激となって炎症がひどくなることもあるため、ニキビにとっては決してよくありません。

また紫外線は、肌の奥の真皮にまで到達し、肌弾力を保つコラーゲンなどを破壊するため、たるみやシワの原因にもなります。肌が老化することで代謝が悪くなるとターンオーバーが滞るため、皮脂や角片の毛穴づまりを起こしやすくなります。つまり紫外線は、ニキビができやすい肌環境を作るものとなり、すでにできているニキビの炎症をさらにひどくするものともなります。ニキビやニキビ跡予防のためには、紫外線対策が必須です。

食生活の乱れ

栄養不足は、肌の状態を悪化させます。特に、ビタミンが不足すると肌だけでなく、髪の毛や爪までボロボロになり、疲れて老け込んだような見た目になってしまうでしょう。

また、甘いものや脂質の多い食事を続けていると、皮脂量が増えてニキビができやすい肌状態を作り出してしまいます。

ニキビを予防するためには肌を健康な状態に保つことが必要であり、そのためには栄養バランスのいい食事を心がけることが大切です。特にビタミンは、肌の水分や弾力に関わりのあるコラーゲンの生成を促したり、皮脂をコントロールしたり、健やかな肌を保つために欠かすことのできない栄養素ですが、不足しがちなので注意が必要です。

不規則な生活

人には誰しも体内時計があり、毎日規則正しい生活をすることで体全体のバランスが整えられ、健康を保つことができます。

しかし、朝いつまでも寝ていたり、しょっちゅう夜遅くまで夜ふかしをしたり、いつもバラバラのリズムで生活していると体内時計が乱れ、次第に体にも悪影響を及ぼすようになります。

これが、肌のターンオーバーのサイクルの乱れに繋がり、ニキビができやすい肌となってしまうのです。ニキビができやすくなるだけでなく、肌の弾力や艶も失われ、肌老化を招きます。

自律神経もアンバランスになるため、夜なのに興奮状態が続いたり、逆に昼間にリラックスモードになって眠気が襲ってきたり、体にも負担がかかります。

睡眠不足

睡眠は、疲れた体を休めるためだけのものではなく、記憶を定着させたり、細胞の再生を促したりするためにも大切です。寝ている間に出る成長ホルモンは、代謝を促進し、肌のターンオーバーを活性化させる作用もあります。「肌は夜に作られる」とはよく言われますが、睡眠時間をしっかり確保しなければ、本当に肌荒れを起こしやすくなります。

成長ホルモンは寝てすぐの数時間、深い眠りについたときに分泌が活発になります。しかし、夜ふかしをすると脳がいつまでも興奮状態になってしまうため、自律神経のバランスを乱し、うまく深い眠りを得られないために、成長ホルモンの分泌も不十分になります。

肌のためには、睡眠時間を確保するだけでなく、質の良い睡眠をとることも大切です。

過度な疲労

過度な疲労は、自律神経のバランスを崩す原因になります。

自律神経は、活動のための交感神経とリラックスのための副交感神経からなりますが、あまりにも疲労感が強いとかえって交感神経が活発になります。

そのため、寝ようと思ってもいざ布団に入ったら目がランランとして眠れなかったり、逆に、仕事中など寝てはいけないときに限って眠気が襲ってきたりすることになります。こうして寝不足になることが、肌荒れを引き起こす原因となるのです。

過度な疲労はストレスにもなります。ストレスは、代謝や血流の低下を起こすため、ターンオーバーに悪影響を与えます。眠りも浅くなるため、ますますニキビができやすくなってしまいます。

ストレス

適度なストレスは、日常のパフォーマンスを高めたり、前向きな気持にさせてくれたり、体にいい影響を与えてくれます。しかし、過度なストレスは体に大きな負担をかけ、ダメージを与えることになります。

ストレスを感じると自律神経がバランスを崩し、体のあらゆる機能が低下するようになります。血管が収縮して血行が悪くなるため代謝も落ち、肌のターンオーバーが滞るようになります。

すると古い角質や余分な皮脂がうまく剥がれ落ちずに肌にとどまるようになり、余分な皮脂や角片が詰まることでアクネ菌が増殖し、ニキビが発生するようになります。

ストレスは体に活性酸素を生み出す要因でもあり、これによってニキビの炎症や症状悪化が起こりやすくなります。

喫煙

喫煙は、「百害あって一利なし」と言われるように、体に悪影響しか及ぼしません。

しかし人によっては、喫煙がストレス解消となっていることもあるので、なかなかやめられないという人も多いでしょう。

喫煙をすると、血管が収縮して血行が悪くなります。すると、代謝が滞ってターンオーバーがスムーズにいかなくなるだけではなく、栄養も行き届きにくくなるために肌荒れを起こしやすくなります。

また、喫煙では体に活性酸素が発生します。活性酸素は大量に放出されると炎症、赤み、腫れなどを起こす要因となってニキビができやすくなります。また、すでにできているニキビは悪化しやすくなり、ニキビ跡として残りやすくなります。

男性におすすめのニキビ予防方法

男性にニキビができやすいのは、男性ならではの皮脂量の多い肌質もありますが、生活習慣にも要因があります。だからこそニキビ予防のためには、普段からの心がけが大切です。

実際、ホームケアを丁寧にするようになったことでニキビができなくなったという人は多くいます。そこでここでは、男性のニキビ予防のために自宅でできるケアについてピックアップして、詳しい方法やケアのポイントをご紹介します。

保湿(とにかく乾燥させないこと)

男性のニキビ予防のために最も大切なのが、保湿対策です。男性の肌はべとつきやすく、水分が蒸発しやすいにもかかわらず、なんのスキンケアもしない人が結構います。

男性には、肌の表面は潤っているけれど、実は肌に内側が乾いたインナードライ状態である人が多く、これが男性ニキビの原因になっていることも多いです。

肌は単に潤せばいいというものではなく、水分と油分をバランスよく補ってあげることが大切です。洗顔後は手に化粧水をたっぷりとり、肌に押し当てるようにハンドプレスして、水分を肌に行き渡らせるようにしましょう。その後、水分蒸発を防ぐために、乳液など油分入りのものを使って蓋をします。

乾燥しやすい季節にはより入念に保湿し、とにかく乾燥させないように心がけることがニキビ予防となります。

正しい洗顔(刺激を与えないこと)

肌にニキビがあると、ついゴシゴシと強い力で肌を擦ってしまいがちです。しかしこれでは、必要な油分まで取り除いてしまい、摩擦によって肌の表面を傷つけてしまうため、バリア機能を低下させることにもなってしまいます。

洗顔は、肌を傷つけずに皮脂や余分な角質だけを取り除くように行うことが大切です。

石鹸や洗顔料はしっかり弾力が出るくらいまで泡だて、手と顔の肌の間に泡のクッションを挟むようにして洗いましょう。

お湯の温度が高すぎると必要な皮脂まで洗い流してしまうので、体温くらいのぬるま湯を使うことがおすすめです。

顔を拭くときにはタオルでゴシゴシとこすらず、タオルに水分を染み込ませるように押し当てるようにしてください。濡らしたタオルを肌に当てることでも、肌に摩擦ダメージを与えずに拭き取ることができます。

バランスの取れた食生活

健康な肌は、食事からしっかりと栄養を摂ることで作られます。栄養不足になると、体は生きるために必要な臓器に優先的に栄養を送ろうとするため、肌や髪の毛など、生きることに直接関係のないところは後回しにされてしまいます。

ダイエットや偏った食事が元で肌荒れや髪のパサつきが起きてしまうのは、そのためです。

また、脂分や糖分などの多い食事は、皮脂の分泌量を増やします。ファーストフードや加工食品に含まれる食品添加物の摂りすぎも肌によくありません。

ニキビを予防するためには、肌の健康に欠かすことのできないビタミンや、デトックスを促して体のめぐりを良くする食物繊維などを多く含む食事が理想です。一度での食事でなるべく多くの栄養素を摂ることができるように心がけましょう。

良質な睡眠

質の良い睡眠は、健康的な肌のために大切です。

ただ長い時間眠ればいいのではなく、深い眠りでしっかりと脳と体を休ませなければ意味がないので、普段から質の良い睡眠を目指した生活を心がけましょう。

寝る直前の飲食は胃など内臓の動きを活発にするため、眠っても体がしっかりと休まりません。

また、お酒の飲みすぎ、パソコンやスマートフォンの使いすぎなども交感神経を刺激し、脳が興奮状態になってリラックスできなくなります。

質の良い睡眠のためには、寝る前にボーッとする時間を作ったり、好きな音楽を聞いたり、リラックスすることが効果的です。

寝室の環境も大切です。寝具はいつも清潔にし、部屋はカーテンを閉めて暗くして眠りましょう。テレビや小さな電気をつけて寝る人がいますが、自分では意識がなくても脳が反応してしまうため、熟睡することができません。静かで真っ暗な環境で寝ることがおすすめです。

ストレスを溜めない

ストレスを溜めないで生活することは、なかなか難しいものです。ですから、いかに上手くストレスを発散することができるかどうかが大切です。そのためには、ストレスの要因となっているものから遠ざかり、全く別のことに目線を向けましょう。じっとしているよりも、活動している方がストレスが少ないと言われているので、スポーツを楽しむこともおすすめです。運動が苦手な人は、近所の散歩でも十分なので、ぜひ実践してみてください。

パソコンやスマートフォンがストレスの要因になっていることもよくあります。

デジタル機器に囲まれていると、メールの内容やインターネットの情報が気になってつい画面に釘付けになってしまいがちなので、一旦完全に離れてみることでストレスが緩和されるかもしれません。

禁煙

喫煙は、肌だけでなく、体全体にも悪影響を及ぼします。

ニキビを予防したいのであれば、まずは禁煙に取り組みましょう。

禁煙をすることははじめはストレスになるかもしれません。

もし口寂しくなったら、スティック野菜やビタミンのゼリーなど、肌にいいものを摂ることがおすすめです。

最近は禁煙外来を掲げているところも多くなり、禁煙のための治療には健康保険が適用されるようになりました。医師や保健師の指導、禁煙補助薬の処方などにより治療を受けられるため、自分の力だけで禁煙をすることが難しいと感じている人は、ぜひ足を運んでみましょう。

男性のニキビが治らないときの治療方法

普段のケアでニキビ予防を万全に行っていたとしても、生活リズムが乱れたり、食事が疎かになったり、ふとしたことが原因でニキビができてしまうことはあります。

この場合、正しい治療法を取らないとかえって悪化したり、ニキビ跡になってしまう可能性があるので、いつもよりも慎重にケアをするようにしましょう。よりきれいに直したいと思うのであれば、クリニックを受診することもおすすめです。ここでは、クリニックで受けることのできるニキビ治療の内容についてご紹介します。

イオン導入

イオン導入とは、ビタミンCなどの成分を肌に塗布し、そこに微弱電流を流して浸透させることで行う治療法です。

この治療法は、肌のべとつきの改善やニキビの赤みを早く治したい人に効果的で、ニキビによる色素沈着や肌の凹凸の改善も期待できます。

 

電流によって肌表面の成分がイオン化すると、成分の肌への浸透力は、普段と比べておよそ数十倍と格段に飛躍し、細胞を活性化してターンオーバーを促します。

また、ビタミンCには、皮脂の過剰分泌を抑える作用があるため、新たなニキビの発生や悪化を予防する効果を期待できます。

コラーゲンの合成を促進する作用もあるので、ニキビ跡による凹みを軽減し、ニキビ跡の目立つ肌をなめらかに整えていきます。

 

イオン導入に使われるビタミンCは副作用のある成分ではないため、安全性が高く、ダウンタイムもありません。

ただし、特にケミカルピーリングなどと一緒に行った場合、ビタミンCが肌への刺激になり、痛みやひりつきを感じることがあります。

そのためイオン導入は、炎症性ニキビがあったり敏感肌だったりする人にはかえって刺激になるため、あまりおすすめできません。

また、ビタミンCに皮脂の分泌を抑えるという作用があることから、施術後に乾燥感やツッパリ感を覚える人もいます。

治療費は、全額自己負担となる自由診療です。

痛みはほとんどなく、電流が流れる時にピリピリとかゆい程度なので、痛みに弱い人でも安心して受けることができます。

ピーリング

クリニックで行われるニキビ治療方法として代表的なものが、ケミカルピーリングです。

ケミカルピーリングは、肌に溶解作用のある弱酸性の溶液を塗って古い角質などを取り除くもので、炎症性の赤ニキビや凸凹になったクレーター状のニキビをはじめとした、あらゆるニキビに効果を期待することができます。

ケミカルピーリングによって角質肥厚になった部分を除去して皮膚の生まれ変わりを促すことができるため、ニキビ跡による色素沈着にも効果的です。

ケミカルピーリングでは、グリコール酸という天然由来成分が使われます。

グリコール酸には、細胞同士の結びつきを弱める作用があるため、分厚くなった古い角質を剥がれ落ちやすくすることができます。

ケミカルピーリングによって毛穴の余分な皮脂や角質が取り去られることで毛穴詰まりを解消でき、ニキビやニキビ跡に高い効果を発揮します。

ケミカルピーリングは、よくイオン導入など他の美肌メニューと組み合わせて行われます。ピーリングでクリアになった肌の表面に有効成分を浸透させることで肌細胞を活性化させ、さらにターンオーバーを促すことができます。

ケミカルピーリングは、自由診療ですが、ニキビ治療に効果の高い方法です。麻酔などの特別な処置やダウンタイムがないため、手軽に受けることができます。

ただし肌質によっては、赤みやピリピリとしたような肌の痛みが起こる人がいるので、事前のカウンセリングで医師に相談しましょう。

ピーリングの後は、肌のバリア機能が若干落ちているため、十分に保湿をすることが大切です。

アグネス

アグネスとは、ニキビができている皮脂腺に微細絶縁針を挿入し、皮脂腺を収縮させる治療法です。肌安全なRFという高周波を流すことで、皮脂の過剰分泌が起きている部分にダメージを与え正常化します。この施術を行うことで、大人ニキビを引き起こす異常な皮脂腺を破壊することができるため、根本的に大人ニキビを予防したいという人におすすめです。

大人ニキビは同じところに繰り返し発生することが多く、なかなか完治しづらいものです。アグネスによって、ニキビが発生する部分の皮脂腺を破壊すれば同じ部位での発生を防ぐことができ、繰り返し起こるニキビによるニキビ跡の予防にもつながります。さらに、アグネスは薬の服用が不要な上、通院回数も少なくて済むことがメリットです。

しかし、既に炎症を起こしているニキビにしか施術を行うことができないため、他の箇所のニキビを予防することはできないのです。あくまで、同じ箇所からのニキビの再発を防ぐという治療となります。

ゴリラクリニックでは、医療ピーリングや面ぽう圧出をしてからアグネスの施術を行います。なお針を挿入するとはいえ施術前には表面麻酔を塗布しますので、大きな痛みの心配をする必要はありません。また、副作用の心配が少なく、ダウンタイムも短く済むので、仕事や学校にもほとんど影響がありません。

アグネスは自由診療でのみ受診可能で、治療費用がやや高額になりやすい点についてあらかじめ認識が必要です。

アグネス

アグネスとは、ニキビができている皮脂腺に微細絶縁針を挿入し、皮脂腺を収縮させる治療法です。肌安全なRFという高周波を流すことで、皮脂の過剰分泌が起きている部分にダメージを与え正常化します。この施術を行うことで、大人ニキビを引き起こす異常な皮脂腺を破壊することができるため、根本的に大人ニキビを予防したいという人におすすめです。

大人ニキビは同じところに繰り返し発生することが多く、なかなか完治しづらいものです。アグネスによって、ニキビが発生する部分の皮脂腺を破壊すれば同じ部位での発生を防ぐことができ、繰り返し起こるニキビによるニキビ跡の予防にもつながります。さらに、アグネスは薬の服用が不要な上、通院回数も少なくて済むことがメリットです。

しかし、既に炎症を起こしているニキビにしか施術を行うことができないため、他の箇所のニキビを予防することはできないのです。あくまで、同じ箇所からのニキビの再発を防ぐという治療となります。

ゴリラクリニックでは、医療ピーリングや面ぽう圧出をしてからアグネスの施術を行います。なお針を挿入するとはいえ施術前には表面麻酔を塗布しますので、大きな痛みの心配をする必要はありません。また、副作用の心配が少なく、ダウンタイムも短く済むので、仕事や学校にもほとんど影響がありません。

アグネスは自由診療でのみ受診可能で、治療費用がやや高額になりやすい点についてあらかじめ認識が必要です。

飲み薬

ニキビの治療には、内服薬も効果的です。

炎症を起こしているニキビがある場合は、菌の繁殖をおさえる抗生物質、抗炎症作用のある薬、皮脂の分泌を抑える薬などが処方されます。

赤いニキビ跡は、一見ニキビが治っているようで、実は炎症を起こし続けていることが多いので、まず炎症を鎮めることが行われます。

ニキビの炎症が治まったら、ニキビ予防のために、ターンオーバーを促すものや色素沈着を防ぐためのものが処方される場合があります。

具体的には、ターンオーバーを促し、皮脂分泌を抑制するビタミン剤やニキビの炎症を抑えるトラネキサム酸などです。

トラネキサム酸には、シミのもととなるメラニンの生成を抑制し、ニキビ跡がシミになるのを防ぎ、色を薄くする効果もあります。

その他、ニキビ跡治療薬として、漢方を処方されることもあります。

漢方薬は副作用が少なく、自然由来の成分なので安心して飲み続けることができ、西洋医学の内服薬が体質に合わないという人にも効果的です。

ニキビ跡治療としての漢方は体質改善を目的として処方されることが多く、肌の調子を内側から整えることで、ニキビの再発を防ぎます。

漢方薬は、肌や身体の状態を診て、適切なものが処方されます。

処方される主な漢方薬は、血行をよくする「枝茯苓丸加苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)」や、皮脂の多さや抗炎症に効果的な「清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)」などです。

内服薬も漢方薬も保険が適用されることがほとんどです。

 

塗り薬

ニキビ予防のための外用薬でよく使われるのが、レチノイドやアダパレン外用薬です。これには、角質をやわらかくして毛穴の詰まりを改善させる効果があり、ターンオーバーを促進させることで、毛穴詰まりを防ぎます。

同じようにピーリング効果のある薬として、過酸化ベンゾイルが用いられることもよくあります。これには、皮脂の過剰分泌を抑える効果があり、すでにできてしまった白ニキビや黒ニキビなどに効くことはもちろん、白ニキビとして現れる前のごく小さな毛穴のつまりにも作用し、ニキビの出現を防ぎます。

またこれには、炎症を抑える作用があるため、ニキビやニキビ跡の赤みが気になる人にも効果的です。

しかし、ピーリング作用のある塗り薬は、赤くなったりヒリヒリしたり、肌質によっては副作用を起こすことがあります。処方された薬が合わない場合や薬による皮膚トラブルが起こった場合は、すぐに医師に相談しましょう。

また、殺菌作用のあるイオウ製剤が処方されることもあります。イオウ製剤には、アクネ菌を退治するだけでなく、皮脂の分泌を抑え、角質を柔らかくする効果もあります。

外用薬を塗る回数は、1日1回から数回で、薬の種類によって異なります。回数が少ないと十分な効果を得られなかったり、逆に多いと副作用が起きたりすることがあるので、医師や薬剤師から説明された回数やタイミング、量などを守ることが大切です。

塗り薬の塗布のタイミングは、洗顔後、肌を清潔にしてからにしましょう。

外用薬は、ほとんどの場合保険が適用されます。

男性のニキビ予防についてまとめ

なかなか治らない男性のニキビの要因は、皮脂の分泌量が多く、水分が蒸発しやすい肌質にあることがわかったと思います。

それに加え、男性の大人ニキビは食生活の乱れや生活習慣による影響も大きいと言えます。栄養バランスが偏っていたり不規則だったりする生活を続けていると、繰り返しニキビが発生し、なかなか治らずに慢性化して、ひどいニキビ跡になることもあります。

最近は、ニキビ予防のための市販品が多く、どれも機能性や効果が高いため、普段のお手入れとして積極的に取り入れてほしいものです。

しかし、できてしまったニキビに対しては、やはり、クリニックでの治療がおすすめです。ニキビは種類や重度によって治療法が変わるため、悩んだ場合はクリニックに相談してみましょう。

ゴリラクリニックでは、これまでたくさんの男性のニキビ悩みにお応えしてきました。初めての方には丁寧にカウンセリングし、症状や予算に最適なプランをご提案いたしますので、ご安心ください。

今は、ニキビはきちんと治療すればキレイに治る時代です。まずは、ニキビを作らないための予防が最も大切ですが、もしニキビができてしまった場合には、クリニックを訪れて専門的な治療を受けましょう。

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