男性が気になる「大人ニキビ」の原因・症状・治し方紹介

公開日 2022/07/27

繰り返しできる厄介な大人ニキビに悩んでいませんか?大人になってからできるニキビは、思春期にできるニキビと違い、長引いたり跡に残ったりしやすく、多くの人を悩ませる肌トラブルの1つです。

都内の美容クリニックが行った調査によると、男性の約62.2%が「ニキビやニキビ跡に悩んだ経験がある」と回答しているデータもあります。

特に男性の場合は、スキンケアや美容に関する情報や知識が少なく、間違った知識のまま対処してしまっていることがあるかもしれません。ニキビを悪化させたり、長引かせたりしないためにも正しい知識を身に着け、適切な治療を行うのが大切です。

ゴリラクリニックでは、成人男性のニキビ治療を数多く手がけてきました。この記事では、その実績とノウハウを踏まえ、男性の大人ニキビの特徴や原因、治し方から予防方法までを徹底的に解説します。

大人の男性にできるニキビの特徴

大人の男性にできるニキビには、どのような特徴があるのでしょうか。大人ニキビは、思春期ニキビとはできる部位や原因に違いがあります。この章では、大人の男性にできるニキビの特徴を詳しく解説します。

大人ニキビとは

大人ニキビとは、20歳以上の成人期にみられるニキビのことを指します。大人ニキビは思春期ニキビとできる部位や要因が異なるため、治療法などのアプローチの仕方も変わります。

大人ニキビは、頬からあごにかけてのUゾーン、フェイスラインや首などにもできます。特に乾燥しやすい部位にできることが多いのが特徴です。

思春期にできるニキビとの違い

思春期ニキビと大人ニキビの違いは、ニキビの発生する時期と治るまでの期間が異なり、大人ニキビの方が長期化する傾向にあります。

10代まではホルモンバランスの乱れなどによる一過性の肌トラブルと考えられています。しかし成人後の大人のニキビは「吹き出物」とも呼ばれ、ストレスや過労などが要因となっていることがあります。

思春期ニキビはホルモンが急激に増加し、皮脂が過剰分泌することで発生します。肌のターンオーバーが乱れたり、皮脂が過剰に分泌されてしまうと毛穴が詰まり、炎症を引き起こしてしまうニキビのメカニズムです。一時的にニキビがたくさんできても、成長と共に治まっていくことが多いのも思春期ニキビの特徴とえいます。

大人ニキビも、思春期にできるニキビと根本的な原因は同じです。その他、乾燥による肌のバリア機能低下、ターンオーバーの乱れ、生活習慣の乱れなどさまざまな要因が絡み合っているため、長期化したり、悪化しやすくなるのが特徴です。治癒にも時間がかかるだけでなく、自己流のケアでは治らないこともあります。

大人の男性にできるニキビの原因

大人ニキビが発生する原因はどこにあるのでしょうか。そもそもニキビは、皮脂の過剰分泌によって毛穴が詰まり、その毛穴の中でアクネ菌が増殖することで炎症を起こしている状態です。

思春期ニキビも大人ニキビも、基本的な発生の仕組みは同じですが、大人になると心身ともに疲労やストレスを感じやすくなるでしょう。肌トラブルを発生させるきっかけになる事柄が増えるのも、大人ニキビの原因です。この章では、大人ニキビの原因となり得る要因を詳しく解説します。

間違ったスキンケア(洗顔)

間違ったスキンケアの知識が、ニキビを発生させたり悪化させたりしている可能性があります。特に洗顔は、間違った方法で行うことで肌の状態を悪化させます。

皮膚の脂を取り去ろうと1日に何度も洗顔したり、ゴシゴシ擦って洗ったりするのは逆効果です。過度に洗顔することで、肌にとって必要な皮脂まで洗い流してしまうことになります。必要な皮脂がなくなると、肌は皮脂を急いでたくさん分泌させようと働くため、逆にニキビができやすくなるのです。

また、20代以降の肌は水分量や油分も減少します。洗顔で必要な潤い成分まで洗い流してしまうことで、皮膚の角質が硬くなり、適切にターンオーバーが行われなくなるおそれもあります。

洗顔は1日2回までが基本です。洗うときは1回1分以内を目安にし、洗顔料を泡立てて優しく包み込むようにして洗いましょう。洗浄力の高すぎるものやスクラブ入りの洗顔料を使用しないのもポイントです。タオルでふき取るときもゴシゴシ擦らず、押さえるようにして拭くようにしましょう。

肌の乾燥(保湿)

肌の乾燥がニキビが発生する原因になっていることもあります。肌が乾燥していると、肌を刺激から保護するバリア機能が低下したり、肌の生まれ変わり周期であるターンオーバーのリズムが乱れたりします。また、角質に水分が足りていないと、毛穴に汚れが詰まりやすくなるのです。

肌は乾燥させないよう、水分をしっかり与えて保湿するのが大切です。セラミドやヒアルロン酸などを配合した保湿化粧品を使って肌の潤いを保つように心がけましょう。また、ニキビがひどい場合油分が刺激になりやすいため、水分をメインに保湿するとよいです。

紫外線(日焼け)

ニキビは、紫外線の影響を受けて発生することもあります。皮脂は紫外線を浴びるとコメド化しやすい特徴があるためです。コメドとは、毛穴に皮脂や汚れが詰まってニキビになりかけている状態のことを指します。紫外線が肌に当たると活性酸素が発生したり、既にできているニキビがシミになったりすることもあるため、日焼けは極力避けましょう。

ニキビができやすい人は徹底した紫外線対策を施してください。日焼け止めは肌に優しい敏感肌用などのものを選ぶようにしましょう。紫外線の多い季節や、ダメージを受けてしまったときはビタミンCやビタミンB2などの栄養素をとり、内側からケアすることも重要です。

不規則な生活

大人ニキビは、生活習慣の影響が大きいです。生活リズムが乱れていると、皮膚のターンオーバーの乱れや老化などを引き起こします。皮膚科医師100人に聞いたアンケート調査で、ニキビを改善、あるいは予防する生活習慣・行動として最も多く挙げられた要因は「生活習慣」でした。

22時~深夜2時の間は「肌のゴールデンタイム」と呼ばれ、成長ホルモンが分泌される時間帯です。この時間にしっかり睡眠をとっていないと、肌細胞が活性化できず再生が上手く行われないため肌荒れを起こしやすくなります。

朝起きる時間をなるべく一定にし、日の光を浴びることも重要です。朝目覚めたときにセロトニンの分泌を促すことで、その夜の眠りの質も向上します。早寝早起きや規則正しい生活とニキビのない健やかな肌は深く関係しているのです。

睡眠不足

大人ニキビには、睡眠のリズムだけでなく量も関係があります。睡眠不足に陥ると体力が低下するため、免疫力も下がりニキビの発生や悪化を助長させてしまうのです。

また睡眠は単純に体を休めるという目的だけではなく、新陳代謝を促し、皮膚や筋肉、骨などを新しく作ったり修復させたりもしています。寝不足が続くと、肌のターンオーバーが乱れ、ニキビ発生のリスクも高まります。睡眠時間は、少なくとも6時間以上とるのが理想的です。

食生活の乱れ

食生活の乱れも、大人ニキビの大きな要因のひとつです。食事の乱れは肌トラブルに直接表れるといっても過言ではありません。

特に、脂肪と糖の摂りすぎが原因となっていることがあります。脂肪と糖が体内に入ると、それを代謝させるために肌の健康を維持するビタミンB群が大量に消費されます。結果的に体内のビタミンB群が枯渇し、ニキビや肌荒れを引き起こすのです。その他、過剰なカロリー制限でのダイエットも、栄養不足や免疫力低下によりニキビを発生させる原因になることがあります。

スナック菓子やインスタント食品、脂っこいものや甘いものの食べ過ぎに注意しましょう。ビタミンを含む野菜やタンパク質をしっかりとり、健康的な食生活をするのが重要です。

過度な疲労

過度に疲労が溜まっていることも、ニキビのできる原因になります。疲労は生活習慣の乱れや食事の偏りなどとも深く関係しているため、疲労だけが原因になるというわけではありません。

しかし仕事、プライベート問わず休息が不足している状態では、エネルギーの代謝が正常に行われません。免疫力が低下し、ターンオーバーも乱れるためニキビの発生リスクも高まります。

十分な睡眠を取り、栄養のある食事をしっかりとって身体を休めるという基本的な対策がとても重要です。

ストレス

ストレスが溜まると、ニキビの原因になる男性ホルモン「アンドロゲン」が大量に分泌されます。アンドロゲンが多量に分泌されると皮脂量が増えたり、ホルモンバランスの乱れを引き起こすためニキビの原因になりやすいのです。つまり、ストレスはニキビの根本原因に直結しているともいえるでしょう。

日ごろからストレスを溜めない工夫を心がけましょう。趣味に没頭する時間を作ったり、意識的に気分転換を図ったりするのも大切です。また、体と心は密接につながっているため、体の健康を意識することでストレスが軽減され、ニキビの症状が改善することもあります。

大人の男性にできるニキビの種類

大人の男性にできるニキビには、大きく分けて4種類あります。それぞれの特徴を知り、早期にケアすることで悪化を防げることもあります。この章では大人ニキビの種類を詳しく解説していますのでチェックしてみてください。

白ニキビ

白ニキビは、白くポツポツしたニキビのことで「白色面ぽう」とも呼ばれます。毛穴に老廃物や皮脂が詰まってしまい、皮脂を正常に排出できず皮膚ごと盛り上がった状態です。ニキビの初期段階で痛みや痒みなどはありませんが、放置しておくことで悪化したり治りにくくなることもあります。

黒ニキビ

黒ニキビは、ニキビの表面が黒くなったものです。毛穴の中に詰まった皮脂や老廃物が空気に触れ、酸化して黒くなっているのが見えている状態になります。白ニキビが進行した状態ではありますが、まだ初期段階と考えてよいでしょう。

赤ニキビ

赤ニキビとは、白ニキビが炎症を起こして赤く腫れている状態のニキビです。白ニキビや黒ニキビの中にアクネ菌が増殖することで起こります。

アクネ菌は人の肌にもともといる常在菌ですが、毛穴の詰まった密閉状態に置かれることで増殖してしまうのです。増殖したアクネ菌は、大量の代謝物質を出すため、それが周辺の皮膚組織を刺激し、炎症に発展するというメカニズムがあります。

赤ニキビは痛みや痒みを伴いやすく、見た目も目立つのが特徴です。赤ニキビになってしまうと、治るまでに時間がかかります。

黄ニキビ

黄ニキビは、化膿したニキビのことをいいます。毛穴の中に膿が溜まっているため、黄色く見える状態です。アクネ菌やブドウ球菌が繁殖することで、炎症が重度に進行してしまいます。黄ニキビは皮膚の周辺組織を破壊してしまうため、ニキビが治ってもニキビ跡として残りやすくなります。

また、黄ニキビがさらに重症化すると紫色に変化してしまうこともあります。皮膚組織が破壊されると、それを修復するためにヘモグロビンが作られて赤くなったり、血管と膿が混ざって紫色に見えたりするのです。この状態になるとキレイに直すのが難しくなるため早期治療が重要になります。

大人の男性にできるニキビの予防方法

できてしまったニキビは「とにかく早く治した」と焦ってしまうかもしれません。しかし、治療をしながら新しいニキビができないよう予防を並行して行うのも大事なポイントです。これ以上ニキビを増やさず健康な肌を作るために大切な予防方法を知っておきましょう。

この章では、男性の大人ニキビに対する正しい予防方法を解説します。

正しいスキンケア(洗顔・保湿)

大人ニキビの予防には、正しいスキンケアを継続して行う必要があります。

ポイントは洗顔と保湿です。特に、大人ニキビは乾燥によって引き起こされることがあるため、洗いすぎないようにしてください。洗顔は1日2回までとし、しっかりと泡立てた洗顔料で優しく撫でるように洗います。指の腹でゴシゴシ擦るのは禁物。水分を拭きとるときも刺激を与えないよう、タオルで優しく押さえるよう拭きましょう。

また、洗顔後は保湿をしっかり行うのも重要です。化粧水で水分を補い、潤いをキープしましょう。化粧水はニキビの原因になりにくいノンコメドジェニック製品を使用するのがおすすめ。油分の多い保湿剤の使用は避けるほうがよいです。

男性は髭剃りに使用するシェーバーやかみそりによって、肌を刺激してしまうことがあります。髭剃り用品は衛生的に保ち、シェービング時は肌をしっかり保護してください。終わったあとは保湿も念入りに行いましょう。

栄養バランスのとれた食生活を心掛ける

食生活はニキビの予防に大きな影響があります。日々口にする食べ物の影響がそのまま肌に出るので、栄養バランスのとれた健康的な食事を心がけてください。

特に、ニキビ予防にはビタミン類の摂取が有効です。代謝を促す作用のあるビタミンB群は積極的に摂取するようにしましょう。

【ビタミンB2を多く含む食材】

  • 豚肉
  • 牛肉
  • 牛乳
  • 納豆
  • 青魚 など

【ビタミンB6を多く含む食材】

  • さんま
  • いわし
  • イカ
  • バナナ など

このほか、ニキビ跡を予防するビタミンCや、ホルモンバランスを整えるビタミンEなども意識的に摂取するとよいです。すべてを食事から補うのが難しい場合はビタミン剤なども取り入れてみてください。

ストレスを溜めない

ストレスを溜めないことも、重要なニキビ予防策のひとつです。ストレスを意識的に解消して、リラックスできる時間を設けましょう。

気分転換できる趣味や、リラックスできる習慣を自分なりの方法で確立するのが大切です。特に自律神経を整える工夫がストレスとうまく付き合うコツになります。軽い運動をしたり朝日をしっかり浴びるなど、基本的な生活習慣がストレスを溜めない体作りにつながるでしょう。

また、ストレスが原因でニキビを不用意に触ってしまうこともあります。ニキビに意識が向かないよう、好きなことや熱中できるものに没頭する時間を増やすのもポイントです。

十分な睡眠をとる

ニキビ予防には、良質で適度な睡眠をとることも大切です。肌のゴールデンタイムである22時~深夜2時の間に就寝するのがベストです。この時間にしっかり眠ることで、皮膚の細胞を修復したり、再生したりする力を活性化させます。仮にこの時間に眠ることができなくても、毎日6時間以上の睡眠時間は確保できるとよいです。

睡眠時間と共に、深く質の良い眠りをとる工夫も大切になります。しっかり湯船に浸かって身体を温めることや、眠る前に刺激のある光を浴びない、お酒を飲みすぎないなどの生活習慣が重要です。

大人の男性にできるニキビの治し方

大人ニキビは、早期に正しい対処をしないと悪化することもあります。自己流のケアを続けることによって、消えにくいニキビ跡に変化し治療が長期化するおそれも否定できません。

クリニックでは保険適用内外を問わず、患者様の状態に最適な治療方法を提案します。状態によっては保険適用外の治療の方が、ニキビ跡を残さずスピーディーに治せることもあるのです。そのため、ニキビは初期の段階からクリニックで適切な治療を受けることをおすすめします。

この章では、クリニックで行われる実際のニキビ治療方法を5つ紹介しますのでご参考ください。

面ぽう圧出

面ぽう圧出とは、ニキビに詰まった皮脂をアクネプッシャーという専用の器具を用いて押し出す治療法です。ニキビを自分で潰す行為はNGとされていますが、クリニックではニキビの先端に針やレーザーで小さな穴を開け、そこから中身を押し出します。自己流でニキビを潰すのとは違い、衛生的で跡も残りにくいです。皮脂や膿を取り出すことで治癒が早く、効果を得やすい治療法です。

面ぽう圧出はどのようなニキビにも適用され、他の治療法と組み合わせて行われることもあります。また、炎症が起こる前の白ニキビや黒ニキビの段階で面ぽう圧出を行えば、ニキビの悪化を防ぐことも可能です。

ただし、面ぽう圧出は対症療法となります。できてしまったニキビを素早くキレイに治すための方法なので、ニキビの予防や再発防止にはなりません。そのため、ニキビが繰り返しできる場合には投薬治療も必要になるケースも多いです。

尚、面ぽう圧出は保険治療なので治療にかかる費用も安く抑えられます。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、肌の表面にピーリング薬剤を塗り、古くなった角質や毛穴に詰まった汚れなどを除去する治療法です。意図的に肌のターンオーバーを促進することによって、適切な方法で肌を再生することができます。

肌の深いところにある基底細胞を活性化させることも可能なため、凹みのあるニキビ跡や肌のハリ不足などへの効果も見込めるのがケミカルピーリングの特徴です。治療の痛みも少なく、1回の施術にかかる時間も短めで済むメリットもあります。さらに、ケミカルピーリングを定期的に複数回行うことで、ニキビができにくい肌へと変えていく予防治療としても効果を期待できます。

ケミカルピーリングで使用する薬剤は、次の3種類が主流です。分子が小さく浸透度が高い「グリコール酸」や刺激を最小限に抑えた「サリチル酸マクロゴール」、肌の深いところまで作用する「トリクロロ酢酸」などがあります。

それぞれのニキビの状態や悩みに合わせ、医師の診断の上使用する薬剤を決めていくようにしましょう。

尚、ケミカルピーリングの治療は保険適用外の自費診療です。ニキビの再発予防や、シミ、シワ、毛穴のたるみなどさまざまな肌悩みに適用される治療方法になります。

ただし、ケミカルピーリングの治療後は、皮膚が外的刺激を受けやすく非常に敏感になるという副作用があります。クリニックでの専門治療とはいえ、角質を意図的に剥がしているため、紫外線や乾燥などのダメージをもろに受けやすい状態になります。個人差はありますが、ひりひりした感覚や赤みなどが発生することもあるとご承知おきください。

アグネス

ニキビ治療器「アグネス」を導入しているクリニックもあります。アグネスは美肌大国として知られる韓国で開発された機械です。

特殊な極細の針を患部に指し、皮脂腺に高周波を与えることによって皮脂の過剰分泌を抑えます。ニキビの根本原因は皮脂の分泌バランスの乱れであるため、皮脂腺へダイレクトにアプローチすることでニキビの治癒だけでなく、予防にも効果が期待できます。

皮脂腺への治療なので、思春期から大人ニキビまで、またどのような種類のニキビにも効果を発揮するものです。何度も繰り返すしつこいニキビ肌の方にも適しています。

尚、アグネスでのニキビ治療は自費診療です。施術後1~2週間の間は患部の赤みや腫れ、色素沈着などの副作用があります。肌質によっては赤みが強く出ることもあるため、医師とよく相談して治療スケジュールを調整するようにしましょう。

高周波機器を使用するため、ペースメーカーを装着している方や妊娠中・授乳中の方、金属やプロテーゼなどを体内に入れている方は治療ができませんのでご注意ください。

イオン導入

イオン導入は、皮膚に微弱電波を流して、イオン化した水溶性の有効成分を浸透させる治療法です。ビタミンCにような有効成分は本来肌に浸透しにくい性質ですが、これをイオン化させ、特殊な微弱電波で肌に直接送り込むことが可能になります。

クリニックのイオン導入では、ビタミンCやトラネキサム酸、プラセンタ、グリシルグリシンなどの成分がニキビ治療として多く使用されます。

ビタミンCを肌にしっかり浸透させることで、皮脂の過剰分泌を抑えることが可能です。そのため、既にできてしまったニキビだけでなく、ニキビの再発予防にも効果が期待できます。電流を流す際に若干ピリピリとした感覚はあるものの、痛みをほとんど感じないのもイオン導入のメリットです。定期的に繰り返し治療を行うことで、ニキビを改善していきます。

 

尚、イオン導入は自費診療です。副作用が出にくい治療法ではありますが、ビタミンCによるかぶれや乾燥、刺激感などをがある方もいます。

塗り薬・飲み薬

薬によるニキビ治療も主流の方法です。クリニックで処方される薬は、市販の軟膏やビタミン剤などよりも効果が高く、その他のニキビ治療を行った際に併用して使われることも多いです。

重度のニキビに対しては、塗り薬と飲み薬を併用して処方されることもあります。両者ともに症状や状態に合わせてさまざまな種類を使い分ける必要があるため、医師とよく相談の上治療を進めましょう。ただし、薬によるニキビ治療は即効性が見込めません。ゆっくり経過を観察しながら根気よく続ける必要があることも覚えておきましょう。

薬による治療は、保険適用のものが中心です。一定期間継続して飲み続ける必要もありますが、ニキビ治療の中でも費用が少なくて済むメリットがあります。

塗り薬や飲み薬の注意点として、抗生物質の耐性菌がつく可能性があることに注意してください。抗生物質は長期間使用することによって皮膚の中に薬剤耐性菌が生まれます。すると薬が利かなくなり、ニキビの治療がうまくいかない結果になることも少なくありません。処方された薬は、医師の指示に従い正しく服用・使用するように心がけてください。

大人の男性が気になるニキビについてまとめ

大人の男性にできるニキビの原因や予防方法、治療方法を解説しました。大人のニキビは生活習慣や食事、ストレス、疲労など生活スタイル全般が複雑に絡み合って症状が出る場合があります。体質によっては、些細なことがニキビの原因となっている可能性もあるため、ご自身の生活全般を見直す必要もあるかもしれません。

また、ニキビ治療はニキビの種類や重度によって治療方法が変わります。自己診断では、自分に合ったスキンケアや治療方法が判断しにくいものです。ケアしているつもりが、逆に悪化させている……というケースも少なくありません。

ゴリラクリニックは男性患者様専用の医療機関として、ニキビやニキビ跡の治療に取り組んでいます。患者様の症状に合わせて治療を組み合わせたり、肌の状態に応じて方針を切り替えたりしながら、最適な治療プランのご提案が可能です。男性の肌ならではの特徴、症例をもとに専門医がお話を伺いますので、つらいニキビにお悩みの方はぜひ一度当院にご相談ください。

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