更新日 2025/01/10
イソトレチノインはビタミンA誘導体の内服薬です。皮脂腺を萎縮させる作用があり、中等度~重度のニキビに対してアメリカやヨーロッパでの治療ガイドラインでは高いレベルで推奨されています。ニキビに対する効果が高い分、副作用もあるため医師の診察の元処方することが必須となっています。
ニキビの原因菌であるアクネ菌や黄色ブドウ球菌は、毛穴や皮脂腺に潜んでいます。イソトレチノインの皮脂腺を退縮させる効果により、皮脂の分泌が減少するためニキビの原因菌の増殖を防ぐことができます
細胞に働きかけて、皮脂腺細胞や表皮細胞を正常化する働きがあります。皮膚の細胞が正常に働くようになると、異常な角化(毛穴が厚くなり、毛穴がつまる)が起こらなくなり、毛穴が詰まらなくなればニキビの炎症が起こりにくくなります。
アクネ菌に対する細胞の免疫応答を正常化する免疫調整作用を有します。適度に免疫が反応して炎症が起こるのを防ぐ作用があるため、ニキビによる炎症が起こりにくくなります。
イソトレチノインは国内の認可を得ていないため、自由診療となります。未認可の理由としましては、ニキビは身体的に不調をきたす病気ではないことから、「疾病の治療目的」というよりは「美容目的」と解されることも多く、特にイソトレチノインのような催奇形性等の重篤な副作用がある薬は、認可されにくくなっています。
皮膚や粘膜(眼や唇、口腔内)の乾燥、肝機能障害、腎機能障害、膵機能障害、脂質、血糖、尿酸値の上昇、頭痛、吐き気、下痢、抑うつ症状、急性膵炎、急性肝炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、アナフィラキシーショックなど
内服中は光の感受性が高まるため、治療中および治療終了後3ヶ月間はレーザー、光治療は受けられません。
イソトレチノインはビタミンA誘導体の特殊な内服薬です。ビタミンA含有のサプリメントを服用しないでください。
下記の症状に該当する方は、イソトレチノインの処方をお断りさせていただいています。
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軽症ニキビ、重篤な肝・腎機能障害、うつ病、イソトレチノインによるアレルギー、パラベン、ピーナッツ、大豆アレルギー、炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)、15歳未満
イソトレチノインは副作用として肝機能異常や高脂血症などが起こりえるため、内服開始時と、そこから1ヶ月~2ヶ月おきに採血を行い、内臓に異常がないか医師が確認した上で処方を行います。
イソトレチノインは国内で承認を得ていないため、自由診療となります。しかしながら、韓国や欧米などの諸外国ではニキビ治療として30年以上保険適応のある標準治療となっています。イソトレチノインが日本で未認可なのは、ニキビは身体の的に不調をきたす病気ではないことから、「疾病の治療目的」というよりは「美容目的」と解されることも多く、特にイソトレチノインのような催奇形性等の重篤な副作用がある薬は、認可されにくくなっています。
ゴリラクリニックは美容皮膚科であり、医師の診察のもとイソトレチノインの処方が可能です。ゴリラクリニックでのイソトレチノイン治療には3つの特徴があります。
重症ニキビ治療に有効なイソトレチノインは、軽症ニキビの方には副作用の観点から推奨できず、軽症ニキビの方には副作用の観点から推奨することができません。ニキビ治療の最善策とは言えません。ゴリラクリニックではイソトレチノイン以外のニキビ治療を取り扱っていますので、それぞれの患者様に最適な施術の提供が可能です。
ゴリラクリニックではイソトレチノインや他のニキビ治療の提供の他に、ホームケア商品(ビタミン内服薬やスキンケアコスメなど)の提供が可能です。またイソトレチノイン服用時は血液検査が必須となりますが、処方と同時に当院で行うことが可能なため、ニキビ治療に関することは一貫してお任せください。
ゴリラクリニックは全国に22院を展開する、男性専門の総合美容クリニックです。全国22院で治療・診察・処方が可能で、周りの目を気にせず、治療に専念できる環境を揃えております。
ゴリラクリニックのWBサイトからお申込み後、ご指定の日時に選択されたクリニックにお越しください。カウンセリング費用はいただいておりません。カウンセリングでは医師が肌状態を確認し、イソトレチノイン治療の適応があるか判断致します。
イソトレチノイン治療は事前に血液検査を行い、問題がないことを確認してから治療を開始します。血液検査も当院で行うことが可能ですので、別途他院で予約して受けにいく必要はございません。
血液検査に問題がなく、医師が治療の適応があると判断した上でお薬を処方いたします。1日1回任意のタイミングで、指定された量を服用ください。
6ヶ月間服用して治療完了となります。治療効果に応じて、さらに最長3ヶ月程度、治療を継続する場合があります。
・イソトレチノインは薬局で買えますか
日本では未承認の薬剤のため、薬局では販売しておりません。
・イソトレチノインを飲み忘れたときの対処法を教えてください
当日中であれば、次の食後に内服してください。1日内服を忘れた場合はスキップし、翌日から1日1錠内服を再開してください。翌日に2錠内服しないようにご注意ください。効果をご実感していただけるように、毎日忘れず内服をお願いします。
・イソトレチノインはニキビ跡にも効きますか?
皮脂腺の働きを抑制し、炎症性ニキビをできにくくするお薬のため、現在あるニキビ跡(赤みや凹み)に対しては効果が見込めませんが、今後炎症性ニキビができにくくなるにつれて、新しいニキビ跡ができにくくなる効果が期待できます。現在あるニキビ跡(赤みや凹み)が気になる場合は、別の治療をご提案させていただくことがございます。
・イソトレチノインとダーマペンの併用は可能ですか?
イソトレチノイン内服を開始してから肌状態に問題がなければ併用は可能です。しかし、イソトレチノイン内服中は肌が敏感な状態になっており、炎症性ニキビがある部分はダーマペンは避けて施術を行うため、治療終了後にダーマペンを受けていただくことをおすすめします。
・ゴリラクリニックで処方されるイソトレチノインは何mgですか?
通常は20mgで治療を行いますが、状態に応じて医師が判断の上容量を調整します。
・イソトレチノイン服用中に医療脱毛は可能ですか?
イソトレチノイン内服中、内服終了後3ヶ月間は医療脱毛を含むレーザー治療は受けることができません。