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AGA治療薬の違いとは?
効果や副作用について解説
AGA(男性型脱毛症)の治療薬には様々な種類があります。
AGA治療薬によって作用や副作用が異なるため、服用する際は治療薬の特徴を理解することが大切です。
本記事ではAGA治療で使用される治療薬の種類や、それぞれの特徴について解説します。
1.AGA治療薬の注意点
まず初めにAGA治療薬の注意点について説明します。
AGA治療薬には副作用が伴います。
必ず医師の処方や薬剤師と相談の上で服用/使用してください。
輸入代行サイトから個人輸入という形で治療薬を購入することはできますが、安全性の観点から使用は推奨できません。
個人輸入薬の中には偽薬が混じっていたり、不純物が混入している可能性があります。
2.AGA治療薬の種類
AGA治療薬には内服薬(飲み薬)と外用薬(塗り薬)があり、使用される製剤は主に下記の3種類です。
・フィナステリド
・デュタステリド
・ミノキシジル
これら3種類の特徴や違いについて解説します。
2-1.フィナステリド
フィナステリドは抜け毛の進行を抑える効果が期待できるAGA治療薬です。
国内承認を受けており、評価の高いAGA治療薬です。
種類 | 内服薬(飲み薬) |
---|---|
効果 | 抜け毛の進行を抑える |
副作用 | 性機能障害 肝機能障害 初期脱毛 気分のおちこみ 乳房圧痛/肥大 |
代表的な商品 | プロペシア ジェネリック薬 |
入手方法 | クリニックでの処方 |
相場 |
1ヶ月 ¥6,000程度 |
・効果
フィナステリドは5α還元酵素を阻害し、抜け毛の進行を抑える効果が期待できます。
AGAになると抜け毛が増加するのは、毛根にある5α還元酵素がテストステロン(男性ホルモン)と結びつき、抜け毛を進行させるDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されるためです。
フィナステリドは5α還元酵素がテストステロンと結びつくのを阻害する作用があるため、DHTの発生を防ぎ、抜け毛を減らす効果があります。
・副作用
性機能障害や肝機能障害が挙げられますが、フィナステリドの副作用が生じる頻度はごくわずかと言われています。
2-2.デュタステリド
デュタステリドはフィナステリドと同じ「5α還元酵素阻害薬」に分類されるAGA治療薬です。
フィナステリドと同様に抜け毛の進行を抑える効果が期待できます。
種類 | 内服薬(飲み薬) |
---|---|
効果 | 抜け毛の進行を抑える |
副作用 | 性機能障害 肝機能障害 初期脱毛 気分のおちこみ 乳房圧痛/肥大 |
代表的な商品 | ザガーロ アボルブ ジェネリック薬 |
入手方法 | クリニックでの処方 |
相場 |
1ヶ月 ¥8,000程度 |
・効果
デュタステリドはフィナステリド同様に5α還元酵素を阻害し、DHT(ジヒドロテストステロン)の発生を抑制します。
そのため、抜け毛の進行を止める効果が期待できます。
5α還元酵素にはⅠ型とⅡ型の2種類があり、フィナステリドはⅡ型のみに作用するのに対し、デュタステリドはⅠ型・Ⅱ型の両方に作用します。
・副作用
フィナステリドと同様に性機能障害や肝機能障害などが挙げられます。
副作用が生じる頻度はわずかですが、性機能障害についてはフィナステリドよりやや頻度が高いと言われています。
2-3.ミノキシジル
ミノキシジルは内服薬だけでなく、外用薬もあります。
ミノキシジル外用薬に関してはドラッグストアなどで購入することができるため、AGA治療薬としては身近なものだと思います。
種類 | 内服薬(飲み薬) 外用薬(塗り薬) |
---|---|
効果 | 血流改善による発毛作用 |
副作用 | <内服薬> 全身の多毛化 初期脱毛 動悸や息切れ、むくみ <外用薬> 頭皮の赤み かゆみ、かぶれ ふけ 顔の多毛 |
代表的な商品 | <外用薬> ヴェラルティス ロゲイン 市販育毛剤 |
入手方法 | <内服薬> クリニックでの処方 <外用薬> クリニックでの処方 ドラッグストア |
値段 |
<内服薬> 1ヶ月 ¥5,000〜10,000程度 <外用薬> 1ヶ月 ¥10,000程度 |
・効果
ミノキシジルには血管を拡張し、血流を改善させる効果があります。
毛細血管の血流が増えることで、毛母細胞が活性化し発毛作用があるといわれています。
・副作用
ミノキシジルは頭髮だけでなく全身の毛を濃くします。
特に内服薬を服用した際に生じやすいです。
外用薬の副作用が生じるのは稀ですが、ミノキシジル濃度が濃い方が頻度は高いです。
・入手経路
内服薬はクリニックで処方されたものを服用してください。
個人輸入薬には偽薬が含まれている可能性があるため、服用は避けてください。
外用薬は濃度5%未満のものは第一類医薬品に分類され、ドラッグストアにて購入することできます。
5%以上の外用薬は医師の処方が必要になるため、高濃度のミノキシジル外用薬を所望する際はクリニックの受診を受けるようにしましょう。
3.AGA治療薬の選び方
ここまでAGA治療薬について説明してきました。
AGA治療薬にはフィナステリドやデュタステリドのような「抜け毛の進行を止める」治療薬と、ミノキシジルのような「血流改善により発毛を促す」治療薬があります。
AGAの予防や抜け毛を抑えたい方はフィナステリドまたはデュタステリドの服用を検討するのが良いでしょう。
それに加え、髪の毛を太く強くしたいという方はミノキシジルの服用を推奨します。
前述しましたがAGA治療薬には副作用は伴います。
そのため、自己判断で使用はせず医師や薬剤師と相談の上で治療を進めてください。
4.AGA治療薬を使用すべき人
AGA治療薬はAGAだと診断された方や、AGAを予防したい方が使用すべきです。
そもそも「髪の毛は薄くなった=AGA(男性脱毛症)」とは言い切れません。
毛が抜ける原因には円形脱毛症や季節による生え代わりなどAGA以外の要因も考えられます。
円形脱毛症とAGAでは治療薬が異なるため、自分の症状を理解した上で治療を行ってください。
5.当院のAGA治療薬
当院で処方しているAGA治療を紹介します。
本記事で紹介したAGA治療薬につきましては全てご用意しています。
また、当院ではミノキシジル外用薬にヴェラルティスを採用しています。
1ヶ月分の費用 | |
---|---|
フィナステリド (海外承認薬) |
¥3,000 |
フィナステリド (国内承認薬) |
¥4,800 |
デュダステリド |
¥7,000 |
ミノキシジル (外用薬) |
¥9,800 |
ミノキシジル錠 (内服薬) |
¥8,140 |
※税込料金
医師によるカウンセリング・診察は無料で行っています。
「AGAかどうか見て欲しい」などお気軽にご相談ください。
よくある質問と回答
AGA治療薬はどれくらいで効果が出ますか?
服用を始めて、3〜6ヶ月程で効果を実感いただけます。
薄毛を食い止める成分(フィナステリド・デュタステリド)には、髪を増やす力はありません。そのため髪が増えているように感じ始めるのは、抜け毛のペースが落ち、生え変わりの毛が伸び始めるころからになります。個人差はありますが、早い人でも3か月、大体の方は6か月以降に実感できる事がほとんどです。数ヶ月で、効果を実感できなくても継続することが大切になります。
内服薬・外用薬以外にAGAの治療方法はありますか?
注入治療があります。
成長因子やフィナステリド・ミノキシジルの成分を直接頭皮に注入する治療です。内服薬・外用薬と比べ、副作用が小さいのが特徴の1つです。
当院ではHARG・メソラインヘア・ミノフィアの3種類の注入治療を用意しています。
診察のみを受けることはできますか?
はい、可能です。
AGA治療を行うにあたって「本当にAGAなのか」を知ることは大変重要です。
当院では無料でカウンセリング・診察を行っていますのでお気軽にご相談ください。