最近抜け毛が増えた人へ|運動不足が髪に与える影響とは

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運動不足は薄毛の原因になる?
現役医師が徹底解説

運動をしていないと薄毛になってしまう。そんな噂を耳にして、運動を始めないといけないと焦っている方は少なくないようです。
本記事では運動不足と薄毛や抜け毛の関係について、現役医師が徹底的に解説いたします。

1.運動不足だとAGAになりやすい?

AGA(男性脱毛症)はDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれるホルモンが毛周期を乱す事で発症します。運動不足だからと言ってDHTが上昇することはなく、運動不足そのものが原因でAGAを進行させるわけではありません。
しかし、運動不足が引き起こす身体の変化によって抜け毛が増加してしまう可能性はあります。

2.運動不足は血流低下を引き起こす

運動不足により筋肉が正常の働きをしないと血流低下につながります。筋肉は収縮すると静脈を押し、血液は心臓へと運ばれます。適度に運動を行っていないと、筋肉量が減り、筋ポンプ作用が働かず血流が悪くなります。

頭皮や髪の毛にも血流は影響している

もちろん、頭皮にも血液は循環しています。正常に血液が循環していると、髪の毛の約90%を構成するケラチンというたんぱく質や食事で摂取される亜鉛、ビタミンなどの栄養素が頭皮に運ばれ、髪の毛の主成分をスムーズに合成します。

しかし、血流が低下することで髪の毛が成長するのに必要な栄養素が足りず、ヘアサイクルの「成長期」が短くなります。
すると、細々とした髪の毛が増え簡単に抜けやすくなり、抜け毛が増加します。

3.適度な運動がもたらす効果

適度な運動そのものが抜け毛の対策になるわけではありません。しかし、適度な運動がもたらす様々な効果が土台となり髪の毛の成長を手助けします。

血行促進

本来、頭皮は血液循環の優先度が低いですが、血液循環が活発になることで髪の毛の成長に必要な栄養が頭皮まで届きやすくなります。

ホルモンバランスが整う

運動をすることで自律神経が安定し、睡眠の質が向上します。
成長ホルモンは眠っている時に、1日の約70%を分泌しており、皮膚や髪の再生を促進します。

ストレス解消

身体を動かすことで「幸せホルモン」とも呼ばれているセロトニンを多く分泌し、精神的な安定や幸福感の上昇によりストレスが解消されやすくなります。

い状態になるため、治療を行っても効果を得られなくなってしまいます。

これらすべては、コンデションを良好な状態に整える役割を持ち、身体が本来の機能を発揮できるようになります。そうすると髪の毛の土台となる頭皮も本来の力を発揮し、髪の毛の成長を促します。

4.医師が推奨する運動習慣

健康のために行う運動は、1回あたり30分程度の有酸素運動を週に3~5回程度行うのが最も効果的です。血行が促進され、頭皮に効率的に血液が流れることで髪の毛の成長に必要な栄養が届きやすくなります。ここからは医師が推奨する健康な身体を作る運動習慣をご紹介いたします。

少し汗をかく強度で継続するのがポイント

運動は習慣化することが重要で、ハードなトレーニングは習慣化するのに時間がかかるため途中で続かなくなる人が多くいます。1回の運動で少し汗をかく程度の強度でコツコツ続けることで身体の調子を整え、髪の毛が成長しやすい環境の土台を作ります。

1.ウォーキング

ウォーキングは最も身体への負担が少なく、通常の速度と早歩き程度の速度の歩行を繰り返す事でより効果的に血行促進が期待できます。「通勤で駅まで歩く」など普段の生活の中に取り込むことができるので始めやすいです。

2.ジョギング

ウォーキングよりも高い血行促進が期待できます。会話ができる程度のペースで無理のない距離(3km~5km)から始めましょう。途中で公園などで階段ダッシュを挟むと効果は倍増します。

3.自宅でできる筋トレ

腹筋やスクワットだけではなく、体幹を鍛えるプランクなどを取り入れると基礎代謝向上に効果的です。
YouTubeなどで上がっている動画に合わせて、一緒に動くことで続けやすくなります。

5.注意:ヘアケアを怠らない

運動後の汗を長時間放置したり、逆に清潔を保つためにシャンプーをしすぎたりしてしまうと、頭皮環境が悪化し髪の毛は抜けやすくなってしまいます。
頭皮や髪の毛に合わせたシャンプー習慣について詳しく知りたい方はこちらの記事も併せてご一読ください。
シャンプーの習慣と抜け毛について詳しく見る >

また、外での運動時は頭皮や髪の毛の紫外線対策も重要です。
紫外線対策と聞くと、肌に対して行うものだと勘違いしてしまいがちですが、頭皮や髪の毛にも紫外線はダメージを与えます。
頭皮や髪の毛を乾燥させるだけでなく、キューティクルを損傷させ抜け毛の要因になってしまいます。
帽子を着用したり、UVカットスプレーを使用するなどの対策は欠かさず行うようにしましょう。

継続的に運動をするように心がけましょう

適度な運動を継続的に行い、習慣化させることで血流を促進させるだけではなく、栄養を積極的に摂取したり、質の良い睡眠を心がけると体は健康的になり、抜け毛の予防につながります。
ご自身の生活習慣に合わせて、無理のない範囲で継続的な運動を行うようにしましょう。
抜け毛や薄毛の悩みが続く場合は、医師による診断を受診するようにしましょう。
ゴリラクリニックでは無料のカウンセリングを行っており医師が直接、医療的な診断に基づいてご相談に応じますので、お気軽にご相談ください。

この記事の執筆医師

ゴリラクリニック総院長 稲見 文彦

・経歴
2000年 東邦大学医学部卒業
東邦大学形成学科学科学教室入局
2003年 大手美容形成外科入職
2008年 同京都分院長に就任
2015年 ゴリラクリニック総院長就任
・所属学会
日本形成外科学会
日本美容外科学会(JSAPS)
美容皮膚科学会

よくある質問と回答

寝不足と薄毛の関係は?

睡眠が不足すると発毛不良となります。

睡眠不足は体の代謝機能をそこないますが、健康な髪の毛にとってもマイナスです。睡眠が不足すると、十分なエネルギーが体に行き渡らず、頭皮や髪の毛を作る毛母細胞の活動も衰えるので、発毛不良となります。また髪の毛は日中、太陽の紫外線、空気中のチリやホコリ、温度と湿度の差など、さまざまな要素によってダメージを受けています。それらのダメージを睡眠中に回復しているので、睡眠が不足すると髪の毛は傷ついたままなのです。したがって、薄毛にならないためには、十分な睡眠と、もっとも髪の毛が伸びやすい時間帯とされている午後10時~午前2時の時間帯に快適な睡眠を取ることが必要です。

AGAになる原因は?

男性ホルモンの影響です。

男性ホルモンのテストステロンが 「5α-リアクターゼ」という還元酵素によって変換されてできる体内物質、DHT(ジヒドロテストステロン)です。このDHTが、正常なヘアサイクルの成長期を阻害(短く)する原因物質と考えられているのです。

AGAの改善方法は?

まずは、DHTの生成を抑えることです。

大別して内科的治療と外科的治療があります。前者はゴリラクリニックなどの医療機関で処方される薬や、ドラッグストアで購入できる一般医薬品の2通り。後者は医療機関のみの治療となります。ゴリラクリニックでは、処方薬と注入施術による治療を行っています。

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