脂肪溶解注射 効果はどこまで?クールスカルプティングとの範囲の違いを徹底比較
「脂肪溶解注射は本当に効果があるの?」
「どれくらい脂肪が減るの?」
「何回受ければ効果を実感できる?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。脂肪溶解注射は、脂肪が気になる部分に薬剤を注入し、脂肪細胞に作用させることで部分的なサイズダウンを目指す治療です。
デオキシコール酸を用いた注射治療では、脂肪細胞膜に作用して脂肪細胞を破壊することで局所的な脂肪減少を目指します。
この記事では、脂肪溶解注射の効果や原理、効果が出るまでの期間、メリット・デメリットを解説します。さらに、FatX Coreとカベリンの違いや、ゴリラクリニックで提供されているクールスカルプティングとの違いも紹介します。
目次
脂肪溶解注射の効果と原理
脂肪溶解注射とは?
脂肪溶解注射とは、脂肪細胞に作用する薬剤を皮下に注入し、気になる部位の脂肪減少を目指す治療です。切開を伴う脂肪吸引とは異なり、注射によって局所的な脂肪へアプローチすることが特徴です。
脂肪溶解注射にはさまざまな製剤があり、成分や濃度、作用機序などは一律ではありません。なかでもデオキシコール酸を主成分とする製剤は、脂肪細胞膜に作用して脂肪細胞を破壊するタイプとして知られています。
また、デオキシコール酸注射については、海外で承認された製剤を対象とした臨床研究が蓄積されていますが、日本国内で使用される脂肪溶解注射のすべてが同じ承認状況や臨床エビデンスを持つわけではありません。そのため製剤ごとの違いを理解することが大切です。
脂肪溶解注射で期待できる効果
脂肪溶解注射で期待される主な効果は、施術した部分の脂肪量を減少させ、輪郭やボディラインを整えることです。
特に、あご下やフェイスラインなどの比較的小さな範囲や、脂肪吸引を受けるほどではない部分のボリューム調整に利用されることがあります。
一方で、脂肪溶解注射は全身の体重を大きく減らすための治療ではありません。
あくまで注入した部位を中心とした部分的な脂肪減少を目的とするため、「体重を大幅に落としたい」という目的とは分けて考える必要があります。
脂肪溶解注射で脂肪が減少する仕組み
デオキシコール酸を用いた脂肪溶解注射では、デオキシコール酸が脂肪細胞の細胞膜に作用し、脂肪細胞を破壊することで脂肪減少を目指します。
破壊された脂肪細胞は、その後、体内で処理されていきます。海外のデオキシコール酸製剤の臨床試験では、あご下の脂肪に対する治療で、複数回の施術後に脂肪量や見た目の改善が確認されています。
ただし、「脂肪細胞を破壊する」という作用があるからといって、どの製剤でも同じ程度の効果が得られるとは限りません。製剤の濃度、注入量、注入部位、脂肪の厚みなどによって結果は変わります。
脂肪溶解注射の効果が出る時期
脂肪溶解注射の効果はいつから実感できる
脂肪溶解注射の効果を実感できる時期は、数日で劇的に変化するというより、施術後の時間経過とともに徐々に変化していくと考えたほうがよいでしょう。
施術直後は、注射による腫れや赤みなどが生じることがあり、脂肪が減ったことによる変化を判断しにくい場合があります。そのため、施術直後の見た目だけで効果を判断するのは適切ではありません。
デオキシコール酸の臨床試験では、治療を約4週間間隔で繰り返し、最終治療後12週間の時点で効果を評価しています。つまり、治療の効果を評価する際には、施術直後ではなく、一定期間の経過を見ることが重要です。
効果が現れるまでの経過
脂肪溶解注射では、施術後に一時的な腫れや赤み、痛みなどがみられる場合があります。その後、時間の経過とともに施術部位の変化を確認していきます。
特にデオキシコール酸を使用した治療では、効果判定までに数週間単位の期間を設けた研究があります。あご下の脂肪を対象とした臨床試験では、最大4回の施術を約28日間隔で行い、その後12週間のフォローアップが実施されました。そのため、1回の施術直後に大きな変化を期待するよりも、施術後の経過を見ながら必要に応じて治療を重ねることが大切です。
効果を実感するまでに必要な施術回数
必要な施術回数は、脂肪の量や部位、使用する製剤、目指す仕上がりなどによって異なります。
ただし、これらは特定の医薬品を対象とした海外臨床試験の結果です。FatX Coreやカベリンなど、国内の美容医療で使用される製剤について同じ回数や効果がそのまま当てはまるわけではありません。
実際の施術回数については、診察で脂肪の厚みや希望する部位を確認したうえで決定します。
脂肪溶解注射のメリット・デメリット
脂肪溶解注射のメリット
・気になる部位を狙って施術できること
・切らない、傷跡が残らない
・注入する範囲を細かく調整しやすい
脂肪溶解注射のデメリット・注意点
・副作用で腫れ、赤み、痛み、内出血、硬結、しびれなどが起こる可能性がある
・まれに重篤または長期化する副作用が起こる可能性がある
・範囲がそこまで広くない
FatX Coreとカベリンの比較

ゴリラクリニックのクールスカルプティングと脂肪溶解注射を比較
クールスカルプティングとは?
クールスカルプティングは、脂肪組織がほかの組織より低温に弱い性質を利用し、皮膚の上から脂肪を冷却して部分的な脂肪減少を目指す治療です。
ゴリラクリニックでは、「切らない部分痩せ治療」としてクールスカルプティングを採用しています。脂肪細胞を冷却して破壊し、その後、時間をかけて体外へ排出する治療として案内されています。2017年には日本の厚生労働省の承認を取得した機器として紹介されています。
クールスカルプティングと脂肪溶解注射の違い
脂肪溶解注射とクールスカルプティングは、どちらも切開を伴わずに局所的な脂肪へアプローチする治療ですが、方法が異なります。
脂肪溶解注射は薬剤を注入することで脂肪細胞に作用させるのに対し、クールスカルプティングはアプリケーターを装着して脂肪を冷却します。
そのため、脂肪溶解注射は注射する位置を細かく設定しやすく、クールスカルプティングはアプリケーターを装着できる範囲の脂肪をまとめて冷却するという違いがあります。
その他の比較

脂肪溶解注射の効果を理解して自分に合った施術を選ぼう
脂肪溶解注射には、部分的な脂肪減少を目指せる一方、腫れや痛み、内出血などの副作用が起こる可能性があります。
また、FatX Coreやカベリンなど、同じ「脂肪溶解注射」と呼ばれる製剤でも、成分濃度や製剤の特徴が異なります。製剤名だけで効果を判断せず、自分の脂肪の状態や治療部位に合わせて選択することが重要です。
さらに、ゴリラクリニックでは、クールスカルプティングによる切らない部分痩せ治療を提供しており、アゴ下、胸、腹部、大腿内側などを対象に脂肪細胞へアプローチしています。
脂肪溶解注射とクールスカルプティングでは、アプローチ方法や施術範囲が異なります。気になる部位や脂肪のつき方を医師に相談し、自分に適した治療方法を検討しましょう。
この記事の監修医師

- 経歴
- 平成12年
東邦大学医学部卒業
東邦大学形成外科学教室入局
平成15年
大手美容形成外科入職
平成20年
京都分院長に就任
平成27年
ゴリラクリニック総院長就任 - 所属学会
- 日本形成外科学会
日本美容外科学会(JSAPS)




