過剰摂取は薄毛の原因
適度な辛い物で、頭皮の血行を良くするならいいのですが、連日の過剰摂取による影響は頭皮や髪に悪い影響を与え、薄毛を促進してしまうおそれがありますので、注意しましょう。
刺激物
刺激物といえば香辛料系の辛い物が思い浮かびがちですが、コーヒーや紅茶なども刺激物といわれています。コーヒーに含まれるカフェインは、発毛を促進させる機能を持つ「アデノシン」を破壊するといわれています。1日に数回飲むくらいならよいのですが、過剰摂取は禁物です。またチョコレートなども実は刺激物です。チョコレートの糖分が皮脂の過剰分泌を促すことになってしまい、毛穴をつまらせてしまうので気をつけましょう。
脂肪分
次に、動物性の脂を含んだ食べ物、肉なども食べ過ぎは注意しましょう。身体に必要なたんぱく質もありますので、食べないというわけにはいきませんが、過剰に油っぽいものは、注意しましょう。動物性脂肪の食べ物に関して、脂肪の過剰摂取という事で、毛穴をつまらせることになります。動物性脂肪は、血液中に悪玉コレステロールなどをためこむといわれ、これが毛根や毛根細胞に運ばれることになり、血液が老化を始めて、髪が抜けやすくなります。
また、ポテトチップスなどの加工食品もよくありません。油分が多く、血流を悪くし、発毛へ悪影響を与える食品添加物が多いとされるのがスナック菓子。まぎれもなく薄毛につながる要注意食品!スナック菓子は一度袋をあけるとすべて食べてしまうジャンクフード。摂取量が多い人は一度見直すのもよいでしょう。極端に食事制限をしてしまうのも問題ですから、すべて駄目というわけではなく、量を調整することがよいでしょう。
塩分
塩気があるものもよくありません。髪は血管が健康ではないと、発毛のための栄養素を運ぶことができず、抜け毛が起こるためです。塩分過多になると、血液をドロドロにしてしまうため、抜け毛を促進させてしまうといわれています。具体的な食品としては、まずラーメンが問題です。ほとんどの男性が好きなラーメンですが、じつは薄毛の原因になりやすい油分を多く含むといわれています。お昼時には大好物のラーメンを毎日食べている、なんて人もいるかと思いますが、健康や髪にとっても問題です。週1回のご褒美なとど決めて食べる方がよいかもしれません。またカップラーメンもNGです。加工食品の上、塩分も過多。油分もたっぷり含まれているので、いくら好きといっても食べ過ぎは禁物です。
アルコール
さらに、アルコールなども摂取量が多いと髪にとってはよくありません。焼酎などは適量ならばむしろ身体を健康にしてくれますが、お酒を過度に飲んでしまうと、害を及ぼします。この理由としては、お酒を飲むことで解毒するために肝臓に負担をかけることです。あまり知られていないことですが、肝臓は髪に対して重要な臓器の一つであり、育毛環境を整えるたんぱく質をつくる臓器です。
バランスよい食事を心がけましょう
ただし、これらの食べ物を食べてはいけないのではなく、量を減らして、他のビタミンの多く含む食べ物とバランスよく食べることが大切ということです。どうせ食べるなら、お肉といっても鶏肉やささみ肉程度ならあまり問題もないでしょう。
また、実はダイエットも抜け毛の原因になるので注意が必要です。もし、ダイエットの方法が運動や正しい食事療法なら抜け毛のリスクはありませんが、食生活をストイックにやってしまうと、薄毛になる危険性が加速度的に増加します。髪はたんぱく質でできています。
そのため、毎日たんぱく質を摂らなければならないのですが、食事制限をやりすぎると必要量を補いきれません。サラダだけでは、絶対量が足りないのです。これが原因で、抜け毛になっている人も多いので、まず食生活を見直しましょう。
よくある質問と回答
薄毛治療後にワックスを付けても大丈夫ですか?
はい、髪が乾いていればOKです。
治療後でも髪が乾いている状態であれば、ワックスやジェルなどの整髪料を付けていただいても大丈夫です。ただし、整髪料の付けすぎや、長時間付けたままの状態は、毛穴に脂分や汚れが詰まりやすくなり、結果として脱毛につながるので、避けてください。また、ワックスやジェルなどの整髪料は頭皮環境にとって好ましいものではありません。使用する際は量を控えめにして、その日のうちにしっかりと洗髪していただくようお願いいたします。
なぜ、病院でないとダメなの?ヘアサロンでも良い気が…
ヘアサロンでは結果を得ることが難しいとされています。
薬の処方や注射針による薬剤注入は医療行為なので、原則として医療従事者(医師や看護師)でなければ出来ません。つまり、AGA治療に有効なフィナステリドやミノキシジルの処方、ならびにそれらの有効成分を直接頭皮に注入することは、医師が常駐する病院以外には禁止されているのです。そのため、ヘアサロンなどの非医療機関では薄毛治療で満足いただける結果を出すことは難しいとされています。
寝不足と薄毛の関係は?
睡眠が不足すると発毛不良となります。
睡眠不足は体の代謝機能をそこないますが、健康な髪の毛にとってもマイナスです。睡眠が不足すると、十分なエネルギーが体に行き渡らず、頭皮や髪の毛を作る毛母細胞の活動も衰えるので、発毛不良となります。また髪の毛は日中、太陽の紫外線、空気中のチリやホコリ、温度と湿度の差など、さまざまな要素によってダメージを受けています。それらのダメージを睡眠中に回復しているので、睡眠が不足すると髪の毛は傷ついたままなのです。したがって、薄毛にならないためには、十分な睡眠と、もっとも髪の毛が伸びやすい時間帯とされている午後10時~午前2時の時間帯に快適な睡眠を取ることが必要です。