髪の毛を造る時には色々な酵素が働くとされています。その時、鉄や銅、亜鉛などミネラルがないと働きません。ミネラルを豊富に含むものは海藻です。ただしとりすぎは禁物です。たんぱく質（納豆、豆腐やサケ、サバ、サンマ等）との組み合わせがいいといわれていますね。

ビタミンAは、血の流れをよくして代謝をアップさせる働きがあります。お肉などと組み合わせると良いでとされ、髪の毛が元気になり抜け毛対策につながります。食べ物でいえば、にんじんやレバー、かぼちゃなどがあります

ビタミンEは、血行の流れをよくして栄養を運ぶのに必要なビタミンです。緑黄色野菜やサバ、秋刀魚、玄米などにも含まれています。

柑橘類に多く含まれているビタミンPは、血行をよくするといわれています。レモン、オレンジに含まれています。頭皮を含む体内の新陳代謝をよくすることで、髪の毛の成長を促進するのが、ビタミンB群で、レバーやマグロ、豚に含まれています。他にも山芋や長芋、すっぽんなどコラーゲンを含む粘り気のあるものもおすすめです。

わかめ、ひじき、昆布などの海藻類などヨードを合んだ食品は甲状腺の働きをよくして髪の発育を促すといわれています。単独で摂取するよりも、たんぱく質と組み合わせ、肉や魚科埋のつけ合わせて食べると、育毛効果があがります。

毛髪の成長に非常に重要とされるのは亜鉛です。セックスミネラルとも呼ばれ、耳にしたことが多い方もいるのではないでしょうか。亜鉛は髪の毛の成長に必要なミネラルで、この成分が不足すると髪の毛は育たなくなり、抜け毛の原因にもなってしまいます。

亜鉛は抜け毛の最大の原因である活性型男性ホルモン（デヒドロテストステロン）を生成する5−αリダクターゼを阻害する働きがあるといわれています。育毛 にたいへん効果的なミネラルとされています。また、細胞の再生を促す作用もあるので、毛母細胞の増殖を促進する働きもあります。亜鉛は男性に特に必要でありながら不足しがちな成分です。

亜鉛を食品で補うならまずは牡蠣でしょう。スタミナ食品ですので、月に1回くらいとるといいでしょう。その他、かぼちゃの種子、玄米、ぬか、ネギ、小麦、ゴマ牡蠣、牛もも肉、豚レバー、うなぎ、納豆、アーモンド、高野豆腐、いわし、海草類などといわれています。

もちろん髪の毛は亜鉛だけで出来ているわけではないので、バランスよく食べることが大切です。亜鉛の入ったものを含め1日30品目を目標に食事を取ると良いです。

あまり知られていないことですが、緑茶にも抜け毛対策ができるといわれています。私たち日本人には馴染みの深い緑茶だが、緑茶には多くの育毛、脱毛防止効果があります。

緑茶には、薄毛の原因となるDHT（活性型男性ホルモン）に変換するⅠ型5αリダクターゼの強力な抑制剤があることが示されています。

ある研究者によると、カフェインは脱毛の原因となる物質であるテストステロンに敏感な毛根を持つ男性に効果を発揮するといわれ、脱毛症の心配のある若者はカフェインで頭皮をトリートメントをすることもすすめられるます。

つまり緑茶を飲むことで、薄毛や抜け毛の予防になるわけです。

インスタント食品に頼った生活をしていると、食べ物によっては摂取できる分量が少なかったり、やわらかいものが多く噛まないことで、胃腸に負担を与えていることが多いので注意しましょう。バランスよく摂取することはもちろんですが、亜鉛たっぷりの食品を食べる日や毎朝の緑茶習慣など工夫してもよいでしょう。

基本的に偏った食事は避け、バランスよくとるようにしましょう。当然ではありますが、ダイエットなどをすれば、髪の毛にも肌、体にも悪いとされています。極端なダイエットをしている人は、爪や髪がボロボロなんてこともありますので、注意しましょう。