耳垢が湿っているとわきが体質？自己診断をしてみましょう

アポクリン腺は主に脇の下や陰部、乳輪周囲などに集中していますが、外耳道（耳の穴）にもたくさん存在しています。アポクリン腺の分泌物が湿った耳垢の原因で、「アメ耳」や「ネコ耳」と呼ぶこともあります。

わきがの方の耳垢は、ほとんどが「アメ耳」です。

では「アメ耳」だとわきがなのでしょうか。一説には「アメ耳」の80％がわきが体質だそうです。

耳垢が湿っていても20％の方はわきがではないようですが、耳垢とわきがが深い関係にあることはお分かりいただけたと思います。

実は日本人の耳垢は大半が乾燥タイプで、湿ったタイプは4人に1人程度との報告があります。わが国においてわきがの方は少数派なのですね。

耳垢とわきがには相関関係があることは前述の通りです。さらに以下のような項目も併せてチェックしてみましょう。

・白い服を着ると脇が黄ばむ

アポクリン汗腺から出る分泌物によって、洗濯しても落ちないような黄ばみが服に残る方は、わきが体質の可能性があります。

・両親のどちらかがわきが体質である。

わきがは顕性遺伝（優性遺伝）で遺伝するので、父母のどちらかがわきがなら50％以上の確率で子供もわきがになると言われています。

他にも食生活やストレス、脇汗の量などが関係しています。

より詳細を知りたい方のために、簡単な質問にYES/NOで答えるだけでわきがの自己診断ができる特設ページをご用意しております。 わきが体質の判断ポイントについてもより詳しく解説致しますので、ぜひご活用ください。

わきがの自己診断はこちら

ここまでわきがを自己診断する方法を解説してきましたが、最終的な診断は専門の医師にゆだねることも重要です。

単に「汗臭い」のを「わきが」だと勘違いしている医師も少なくありません。わきが治療を多く行っているクリニックを受診することをお勧めします。

当院では無料カウンセリングの中で「ガーゼテスト」によるわきが診断を行っています。ガーゼテストでは、わきがか否かの診断や臭いの強さの判定が行えます。それに基づき最適な治療の提案を行っています。

わきがの臭いはとてもデリケートな問題なので、身近な方には相談しにくいものです。まずはご自身の症状を確認するだけでも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください