切らないわきが・多汗症治療の医療機器として「ミラドライ」は注目されています。実際に治療を検討している方もいらっしゃるでしょう。
そこで、ここでは「ミラドライ」の効果はどれほどなのか、リスク・副作用はどんなものがあるのか、再発する可能性があるのかについて詳しくご説明致します。
ミラドライによる治療効果
「ミラドライ」は、厚生労働省に認可された国内唯一のわきが・多汗症治療の医療機器です。肌の外からマイクロ波を照射するため、皮膚を切らずに脇の発汗機能を抑えます。
※FDA（米国食品医薬品局）承認：「腋窩多汗症・腋臭症治療機器」として認証
※厚生労働省承認：「腋窩多汗症治療機器」として認証
3つのメリット
広範囲の汗腺に作用するので
効果が高い
「ミラドライ」はマイクロ波の熱によって汗やにおいの元となる2種類の汗腺を焼灼・凝固します。焼灼によって汗腺の発汗作用を抑止するため、汗が原因となる強い臭いも発生しなくなります。
また、マイクロ波を照射する際に、汗腺の存在する範囲一帯を広く加熱するため、箇所毎にピンポイントで照射を行う機器よりも、多くの汗腺に熱を反応させることが可能です。
手術と比べて低いリスク
ミラドライは肌の外からマイクロ波を照射するため、治療時にメスを使用する必要がありません。外科手術よりも、合併症や傷跡が残るリスクが少ないことも、ミラドライの利点です。
また、手術のように術後数日間にわたる傷の固定の必要がありません。ミラドライは手術と比較して、リスクや術後の負担がかなり少なく、手軽に治療を行うことが可能です。
固定が必要ない分、ダウンタイムが少ないので日常生活への影響が少なく済みます。数日間にわたってお仕事を休めない忙しい男性にもうってつけの治療法だと言えるでしょう。
厚労省の認可を得た
安全性の高い医療機器
「ミラドライ」は国内で唯一、厚生労働省の認可を得たわきが・多汗症治療の医療機器です。
厚生労働省の認可を得るには、厳しい審査や数多くの症例実績を必要とするため、認可を受けている機器はそれだけ安全性の高い医療機器と言えます。
患者様への精神的・身体的な負担がもっとも少ない治療法として、ゴリラクリニックは「ミラドライ」による施術をご提供致します。
※FDA（米国食品医薬品局）承認：「腋窩多汗症・腋臭症治療機器」として認証
※厚生労働省承認：「腋窩多汗症治療機器」として認証
ミラドライを使った治療の仕組み
脇汗・においの原因は
アポクリン汗腺とエクリン汗腺です。
汗はアポクリン汗腺・エクリン汗腺という二種類の汗腺から分泌されます。分泌された汗そのものは無臭です。
しかし、汗と一緒に分泌された皮脂が皮膚にある常在細菌に分解されることで、汗のツンとしたにおいが発生します。
アポクリン汗腺の分泌物の中には、独特なにおいの原因となる物質が含まれているため、アポクリン汗腺が多い体質ですとわきが特有のにおいを発します。
また、アポクリン汗腺よりも圧倒的に保有数が多いエクリン汗腺から多量の汗が出ると、汗ジミやベタつきといったお悩みの原因となります。
脇汗やにおいの治療には様々な方法がありますが、どの治療法であっても、原理としてはこの汗腺の働きを抑えることで汗・においのお悩みを解消します。
＼ミラドライなら／
両方の汗腺の働きを
一度の照射で抑制します。
ミラドライは電子レンジの加熱の原理でもあるマイクロ波を患部に照射し、汗腺を焼灼・凝固して発汗機能を抑制します。広範囲に照射可能であるため、アポクリン汗腺とエクリン汗腺の両方に効果が期待できます。
コンピューター制御で限定された照射範囲で処理をしていくため、脇全体に照射が終わるまで約30分（片わき）ほどになります。
脇に麻酔をしますので照射中に熱さや痛みを感じることはありません。
ただし、麻酔の注入時に痛みを感じる方もいらっしゃいます。その軽減のために、痛みを感じにくくリラックスした状態になる笑気麻酔をご用意しておりますので、痛みが心配な方もご安心ください。
他治療との比較
上記の治療法のうち、「ミラドライ」と同じ切らない治療法として「ビューホット」の治療法が挙げられます。
ミラドライはマイクロ波を照射することによって汗腺を破壊するのに対し、ビューホットは針を患部に刺し針先からフラクショナルRF高周波を出すことによって汗腺を破壊します。
ミラドライとビューホットの施術では、照射の範囲が大きく異なります。ミラドライは広範囲に熱を送るため幅広い範囲へ熱を反応させることが可能です。ビューホットは刺さった針の部分からピンポイントで熱を送るため、反応の幅がより狭域になってしまいます。
ビューホットによる治療は、汗腺の数がもともと少ないアポクリン汗腺には効果があります。しかし、人体に数百万個も存在するエクリン汗腺に対して、点の治療法では不向きといわれています。
大元の汗を止める、という面では
ミラドライによる治療が効果的。
同じ切らない治療法でも、施術の仕組みによってさまざまな違いがあります。各治療法を比較・検討し、最適な方法をお選びください。
また、医療脱毛でわきがが治るという噂もありますが、医学的に解明されているものではありません。
ミラドライ施術におけるリスク・副作用
手術に比べてリスクが少ないとはいえ、ミラドライは体内の汗腺を焼灼する治療です。個人差はありますが、数日から数週間ほど副作用を伴う可能性があります。
当院では医学的なケアを行い、可能な限り患者様の負担を減らすように努めています。
カウンセリング時に詳しくご説明いたしますので、不安がある方はお気軽にご相談ください。わきが・多汗症の治療を受ける際は、どのような治療であれ医師による説明を聞き、きちんと検討されることをおすすめします。
ミラドライの副作用：腫れの経過
赤くなっている部分はミラドライで吸引された際に起こる内出血の跡です。しこりはミラドライの熱によって皮膚の内側が硬くなったものです。どちらも個人差はありますが、1ヶ月～2ヶ月ほどでおさまります。
術後のケア方法
当院では術後に専用の保冷剤と抗生剤、痛み止めをお渡ししています。
保冷剤は可能であれば2、3日程度しっかりと冷やすようにしてください。抗生剤は必ず飲み切り、痛み止めは痛みを感じた際に飲むようにしましょう。
クリニックによって異なる場合もございますので、他院で治療を受けた方は担当医の指示に従ってください。
施術直後～翌日：腫れが痛む場合
麻酔が抜けてくると、施術した部分にじんじんとした痛みが走る場合があります。
脇が熱を持っている状態ですのでミラドライ専用の保冷剤で冷やしましょう。痛みが気になるのであれば痛み止めを服用してください。
一週間～二週間後：腫れが気になる場合
痛みは無いものの、脇に違和感や突っ張り感が残る場合がございます。殆どの方が術後に感じるもので、1ヶ月～2ヶ月程かけてゆっくりと治まっていきます。
そのままでも問題ありませんが、気になる方はお風呂上りにご自身で優しく揉むようにマッサージをしましょう。
（※摩擦によって炎症を引き起こしてしまう可能性があるので施術直後のマッサージは控えましょう）
ミラドライの再発・再治療について
マイクロ波によって焼却・凝固された汗腺が復活することは基本的にはありません。よって、ミラドライの施術後に汗や臭いが再発することもありません。
しかし少数ではありますが、「治療から数か月後、汗や臭いが治療前に戻った」と感じる方も中にはいらっしゃいます。
これには理由があり、ミラドライ施術後は皮膚の中には熱ダメージによる“しこり”のような腫れが数か月間残ります。この腫れによって照射の範囲外の汗腺が圧迫され、活動を停止します。
腫れは時間の経過により治まっていくので、数か月後には圧迫されていた汗腺の活動が再開します。全く発汗がない時期を経験すると「治療前に戻った」と過剰に感じてしまう方もいらっしゃいますが、破壊された汗腺が復活したわけではありません。
治療前の状態と比較すると、汗や臭いは改善されています。
ミラドライによるわきが治療のデータ※1を見ると、
平均的に80％以上の発汗の減少が認められています。
再発はしませんが、一度の治療ですべての患者様に100%満足していただける効果が出るとは限りません。そのため、当院ではもしも一度の治療で十分な効果が出なかった場合には、二度目の施術価格を98,000円(税込)でご提供しております。
1)Chin-Ho Hong, H., Mark Lupin, and Kathryn F. O'Shaughnessy. Clinical evaluation of a microwave device for treating axillary hyperhidrosis. Dermatologic Surgery, 38(5), 728-735, 2012
2回目の治療について
ミラドライで2回目の治療を希望する方がごく稀にいらっしゃいます。当院で1度目の治療を受けた方は3ヶ月程あけてから再治療を98,000円で受けることが可能です。
とはいえ、必ずしも2回目の治療で良い結果が出るとは言い切れません。
というのも、ミラドライの照射幅はコンピュータとテンプレートで管理されているため、打ち漏らしの可能性が低いです。
また、2回目の治療を行ったとしても1回目よりも高い効果が出るとは保証できません。
というのも、ミラドライの照射幅はコンピュータとテンプレートで管理されているため、打ち漏らしの可能性が低いです。また、1回目から強いパワーで施術を行っておりますので、2回目の治療を行ったとしても1回目よりも高い効果が出るとは保証できません。
理論上、ミラドライは1回の治療で高い効果が発揮できるとされています。
それでもにおい・汗がまだ気になる方、もしくは医師の客観的な意見が欲しい方は1ヶ月後の再診時にお気軽にご相談ください。
料金表
ゴリラのわきが・多汗症治療
ゴリラ 汗腺 "滅"
1回268,000円（税込）
60回払い
月々5,300円（税込）
ゴリラの保証プラン
もしも万が一、効果に満足いかなかった場合、
二回目の施術が98,000円
ゴリラの¥0保証
治療以外にかかる費用は全て無料
- ※別途麻酔代が必要になる場合がございます。
- ※お支払い方法は、現金のほか各種クレジットカードが可能です。またご希望によってはクレジット医療ローンもご用意しておりますのでお気軽にご相談ください。
ミラドライに関するよくあるQ&A
治療後はしこりや腫れが出ると聞いたのですが、傷は残るのでしょうか？
しこりや腫れといった副作用は、数週間で落ち着きます。
手術と比べて症状は弱いものの、ミラドライの治療にもリスクはあります。それが術後のしこりや腫れに当たりますが、どちらも数週間程度で収まりますのでご安心ください。
また万が一、腫れなどの症状が長く続く場合には無料で診断を行い然るべき対応を行いますので、すぐにご連絡いただけますと幸いです。
ミラドライは汗にもにおいにも効果がありますか？
はい、ミラドライでは汗・においのどちらにも効果的です。
ミラドライを用いた治療では、わきが・多汗症の原因である汗腺をマイクロ波によって破壊することを可能としています。においの原因であるアポクリン汗腺、汗の原因であるエクリン汗腺の両方に効果的です。
ミラドライはマイクロ波を用いて汗腺を熱で破壊し、汗をかく作用自体を抑制する構造です。においも元をたどれば汗から発生する症状のため、効果的な治療が可能です。
ミラドライの施術後、翌日から仕事はできますか？
激しい運動レベルでない業務であれば、翌日から問題なく可能です。
外科手術によるわきが治療とは異なり、ミラドライを用いた治療では、施術後の固定を行う必要がありません。
手術の場合は固定の必要があるため、服を着ていても治療を行ったことが見てわかってしまいます。また、腫れや痛みも強い為、仕事をお休みになる方が多いです。
ミラドライは服を着ていれば他の方に治療を行ったことはまず知られないため、通常通り翌日からお仕事をしていただくことが可能です。
とはいえ稀に強く痛みを感じる方もいらっしゃいます。その場合は処方した痛み止めを服用していただき、無理に動かさないようにしましょう。
ミラドライの治療はどれくらいの回数・時間がかかりますか？
治療回数は1回、施術時間は片脇30分～1時間程度で完了します。
ミラドライの治療では、片脇で約30分～1時間、両脇で約1時間半～2時間程度で治療が完了します。1度の治療で汗腺を破壊することができる為、何度もクリニックに通う必要はございません。
また当院で行うミラドライの治療では、笑気麻酔を使用しております。唯一痛みがある局所麻酔時の感覚を和らげることができるため、安心して施術をお受けいただくことが可能です。
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