【男性版】
禁酒ダイエットで健康的な体を手に入れる方法

禁酒ダイエットを始めるということは生活習慣そのものを改善するということです。禁酒する代わりにカロリーの高い炭酸飲料や食事を摂取してしまうと、禁酒ダイエットの意味がありません。 

男性の方だと、お仕事の付き合いなどで完全に禁酒することができない環境にいる方も多いと思います。そのような場合は、飲酒の量や頻度をできるだけ減らすよう意識することで、以前よりも健康的な体を手に入れることは可能です。

この記事を参考に禁酒、減酒ダイエットで生活習慣を改善して健康的な体を手に入れましょう。

禁酒ダイエットで痩せることができる理由として、下記の3点があげられます。

お酒は種類によりカロリーは異なります。ビールをハイボールにする。なるべく蒸留酒を飲むなど少し意識するだけでカロリーを抑える事ができます。

参考：食品成分データベース

飲み会などではカロリーを気にせずに何杯も飲んでしまう方も多いのではないでしょうか。お酒で大量に摂取したカロリーは消費されずに脂肪となって体に蓄えられてしまいます。

お酒を飲むと、味覚が鈍ってしまいます。そのため薄味のものでは美味しいと感じることができ無くなり、味の濃い食べ物を食べてしまうというサイクルが生まれます。

味の濃い食べ物は、基本的に高カロリーなものが多いため、1日の摂取カロリーを大幅に超えてしまう原因となります。

肝臓では身体に必要となる中性脂肪を合成する働きがあります。飲酒によっても中性脂肪が肝臓で合成されますが、平常時は合成された中性脂肪が血液中に多量に放出されることはありません。

しかし、多量の飲酒で血液中にアルコールが多い状態の時、肝臓では中性脂肪の蓄積よりもアルコールの分解が優先されます。その結果、脂肪の分解が抑制され、肝臓に中性脂肪の蓄積を促します。

禁酒は痩せられるだけではなく、健康面や生活面にも良い影響を与えます。

アルコール摂取により血中アルコール濃度が上昇し免疫力が低下しやすくなります。

これは、免疫を司る細胞の活性度がアルコールにより低下するからです。逆にいうと、禁酒することで、習慣的に飲酒していた時よりも免疫力をあげることができると考えられます。

なお、喉が痛い際にアルコール消毒と言って飲酒する方がいますが、一般的なお酒はアルコール濃度が低いため、殺菌などの働きは期待できません。

アルコールは肝臓で分解されます。睡眠時も肝臓の活動は続いているためアルコールの量が増えれば増えるほど体を休める時間が少なくなり、睡眠の質が低下します。アルコール摂取により睡眠時の無呼吸リスクを誘発した場合、さらに睡眠の質の低下が助長されます。

禁酒することで、ぐっすりと深い睡眠を継続することができます。

アルコールは肝臓にダメージを与えます。肝臓は肌の機能と密接に関わっているので、肝臓が痛んでしまうと脱水症状、炎症、ニキビ、早期老化、変色などで肌に直接現れます。

禁酒することでこれらのリスクを免れることができると同時に肌の潤いを保つことができます。

アルコールと分解産物であるアセトアルデヒドには発がん性があります。このふたつを分解する酵素の働きが弱い人は口腔・咽頭・食道の発癌リスクが特に高くなります。

一日の終わりににお酒を飲み気持ちをリセットしている方は多いと思います。そんな方に禁酒ダイエットを成功させる3つの方法を紹介します。

禁酒時に炭酸水をおすすめする理由として4つあります。

・ビールのような喉ごしを楽しむことができる。

・コンビニやスーパーなどで手軽に購入できる。

・レモン汁を入れるなど自分好みにアレンジすることができる。

・カロリーが少なく満腹感が得られ整腸作用がある。

ストレス解消や気晴らしに飲みたいという感情に陥ったら運動してみましょう。

適度な運動は筋肉をほぐし、緊張を緩めます。血行を促進させて脳の動きを活発にする心拍を安定させて心身ともにリラックスさせる効果があります。

現在、禁酒をサポートする様々なアプリが開発されています。禁酒期間の表示や、お酒を我慢した分の浮いたお金が自動的に算出される機能が付いたアプリまで登場しています。

数値化することにより目標を決めることや、達成感を味わうことができます。

禁酒ダイエットを行う際の一つ目の注意点は、アルコールの代替としてノンアルコールビールで補おうとしてしまうことです。ノンアルコールビールにアルコールは入っていませんが、その代わりに人工甘味料や調味料など様々なものが添加されています。添加物を除去するためにビタミンやミネラルが体内で消費されてしまうのでうまく代謝が起こらず、ダイエット効果がうまく出ないどころか逆効果という場合も考えられます。

二つ目の注意点は、急激な禁酒です。飲酒する習慣がついている方が急に禁酒ダイエットを始めるのはとてもストレスがかかります。ストレスが強くダイエットをあきらめてしまっては元も子もありません。無理のない自分に合ったリズムでお酒を飲む量を減らしていく事をおすすめします。

参考：
厚生労働省　e-ヘルスネット「飲酒」
公益財団法人　健康・体力づくり事業財団