【温故知新】今使えば逆に新しい?「使うと年寄り認定される昭和言葉ランキング」を昭和ライター・山田ゴメスが再検証!

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どこから発掘してきたんだかは不明だが、「使うと年寄り認定される『昭和言葉』ランキング」なるタイトルで、40位までの「平成という時代の波にのまれて消えていった、かつての流行語」が羅列された一覧表(なぜか画鋲で壁に貼ってある)の写メを掲載したツイートが、地味にバズっている……らしい。

20代半ばまでを昭和に生きた初老男子である「小生」からすれば、どれもこれもが懐かしい、なかなかに味わい深い名文句ばかりである。また、なかにはそのまま、もしくは少々のアレンジを加えれば、かえって今だと“新鮮”と解釈される再生可能……かもしれない死語・半死語もチラホラと混じっていたりもする。たとえばホレ、“コレ”なんか……? 一度思い切って「ヤング」の前で、使って「みそ」

派生語の「イマい」「ニャンニャン」「許してチョビヒゲ」も趣のある響き?

とりあえずは今回のランキングで1位の座に輝く「ナウい」「イマい」という類似語も含め、私はけっこう原稿でも使っている。この形容に取って代わる“現代語”が「トレンド」以外に思いつかないのだ。

昭和時代、「アベック」一歩手前の男女が、恋のかけひき中に好んで使用していた「まぶい」「ほの字」あたりも、逆に新元号からの“告白”にゼヒ一度挿入してみたい、滋味あふれる単語ではないか。 

「キミ、まぶい(=かわいい)よね! 一目でほの字(=惚れてしまった)になっちゃったから、これからチョメチョメしない?」

……といった具合に使ってみることをオススメしよう。ちなみに「チョメチョメ」とはズバリ「セックス」の意味で、派生語としては「ニャンニャン」ってえのもありました……よね? もし、男子からのそんな求愛を快しとしないなら、女子側は「エッチ・スケッチ・ワンタッチ」と。より明確な意志を伝えたい場合は、「冗談はよしおくん」(※「冗談はよしこちゃん」から派生した女性用の台詞)、アンタなんか「アウトオブ眼中」よ……と、お断りすれば「バッチグー」「だいじょうV」だ。そして、こうアッサリとフラれてしまったキミは「ガビーン」、わかったよ、「許してちょんまげ」……とライトに引き下がるのがせめてもの男としての「ダンディズム」、瘦せ我慢なのではなかろうか(※「許してチョビヒゲ」にすれば、いっそうハイブロー?)。

 

ゴメスが追加しておきたい昭和言葉を源泉!

では、次に! 今回惜しくも“ベスト40”から漏れてしまった「昭和の(名)言葉」を、ゴメスが思いつくかぎり、紹介してみよう。

オー! モーレツ

[ゴメス註:]某石油会社のテレビCMから大流行。小川ローザ演じるレースクイーンのミニスカートがふわっとめくれた際に発するセリフ。当時の子どもたちには目に毒すぎたエロチックかつセンセーショナルな広告だった。

 

そりゃないぜセニョリータ

[ゴメス註:]故・ケーシー高峰の同名タイトルの大ヒット曲から流行った言葉。男性に向けて発するときは「そりゃないぜセニョール」。

 

やめてけれ(ゲバゲバ)

[ゴメス註:]左卜全(ひだり・ぼくぜん)とひまわりキティーズによる大ヒット曲『老人と子供のポルカ』の冒頭歌詞。「ゲバゲバ」って、すごい響きのオノマトペ(?)だと思う。

 

都会の絵の具

[ゴメス註:]太田裕美による大ヒット曲『木綿のハンカチーフ』にある歌詞のなかから。素朴な田舎育ちの男が、大都会である「東京砂漠」の色に染まって垢抜けていくさまを比喩的に皮肉った言葉。

 

私はコレで会社を辞めました

[ゴメス註:]「禁煙パイポ」のテレビCMから大流行したキャッチコピー。「私はコレ(=禁煙パイポ)で煙草をやめました」の次に「私はコレ(=女。小指を立てながら)で会社をやめました」でオチる。

 

飲みニケーション

[ゴメス註:]おじさん世代からの飲みの誘いを敬遠する若い世代によって、現在でも揶揄的に多用されている。

 

マッポ

[ゴメス註:]警察官のこと。語源は「薩摩っぽ」で、明治時代の警察官はみんな薩摩人だったから……とのこと。知らなんだ!

 

先公

[ゴメス註:]生徒・学生が学校の先生を侮辱する際に使った言葉。

 

ハンサム

[ゴメス註:]現在で言うところの「イケメン」。神田正輝やジョンローンとかはイケメンよりも「ハンサム」のほうがしっくりとくる?

 

ガールフレンド/ボーイフレンド

[ゴメス註:]友だち以上恋人未満の微妙な関係のパートナーをこう紹介するヒト……今でもたま〜にいますよね。じつに使い勝手の良い言葉なので、死語に追いやるのはもったいない?

 

ダリヒー/ギーミー

[ゴメス註:]昭和終盤ごろに流行ったギョーカイ逆さま用語。使用例:(タクシーに乗って)そこをダリヒー(左)に曲がってからギーミー(右)に行ってギロッポン(六本木)まで向かって。

 

ボイン

[ゴメス註:]おっぱいのこと。巨乳女子のことは「ボインちゃん」と呼ぶ。

 

ギャル

[ゴメス註:]今でも健在の、もはや常用語となりつつある言葉だが、昭和時代の「ギャル」は、現在のように「渋谷あたりに生息する露出度高めなケバ系女子」を特定するのではなく、「若い女子全般」をこう呼んでいた。

 

サセ子ちゃん

[ゴメス註:]いわゆる「ヤリマン」のこと。「誰にでもサセてしまう女子」の略語。

 

ワレメちゃん

[ゴメス註:]女性器のこと。昭和男児は「ちゃん」付けが大好き?

 

ネグリジェ

[ゴメス註:]就寝時に着用するワンピース型の寝間着のこと。スケスケなのがなぜかお約束だった。

 

ハレンチ

[ゴメス註:]漢字だと「破廉恥」と書き、直訳すれば「恥を恥とも思わず平気でいること」という意味になる。1960年代後半から70年代前半にPTAや教育委員会までをも巻き込んだ問題作漫画『ハレンチ学園』をきっかけに「破廉恥」が「ハレンチ」へとエロカジュアル化?

 

トルコ風呂

[ゴメス註:]ソープランドのことを昔はこう呼んでいた。トルコ人による猛烈な抗議によって1984年に改称。

 

以上、これらのいくつかが平成を跳び越え、令和に届いてくれたら、幸いだ。 

ライター : 山田 ゴメス

1962年大阪生まれ B型 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション、学年誌、音楽&美術評論、漫画原作まで、偏った幅広さを持ち味としながら、阪神タイガースと草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター&イラストレーター。『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』ほか、著書は覆面のものを含めると30冊を越える。

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