【話題の記事から】男ならパートナー(妻・彼女)がいてもエロ本やAVを隠し持つのが当たり前?

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ここ近日、ネット住民たちのあいだで……なのか、ゴリラクリニックdig編集部のあいだだけで、なのかはよくわからないが、こんな記事が話題になっているらしい。
タイトルは「なぜ彼氏や夫はパートナーがいながら『エロ本』や『AV』を隠し持つのか? その理由と男女の認識差を解説する」

けっこう小難しいロジックをふんだんに盛り込んだ、ちょっとした論文調の、真面目で長い分析的原稿だったりするんだが、早い話が「セックスする機会に困っていないのにズリネタを隠し持つ男性の心理と、それを発見してしまったときの女性の割り切れなさ」について言及した内容……といったところだ。

さて! 私ら男子は、今回のこの「ズリネタを巡る男女間の摩擦」から、一体なにを学ぶべきなのか?

 

この時代に”敢えて”のエロ本、AVの所持

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まず、パートナーがエロ本やAVを隠し持っていた事実に、たまたま(あるいは念入りなガサ入れのすえ)出くわしてしまった女性のリアクションとして多く見られるのは、予想どおり(?)、以下のようなたぐいであるという。

「やはり、若い女がいいのか?きれいな体がいいのか?もう私じゃ駄目なのか??女として見られていないのか??」
「私が女としてもう駄目みたいに思われていたのかと、かなりの自信喪失」

こうやって「エロ本やAVといった男のズリネタが女性から目の敵にされる」理由を、この“論文”の筆者は「女性が想い描くピラミッド型な“男の性欲”」にあると指摘する。

女性が想像する“男性の性欲”には、明確な上位互換・下位互換という階層があり、一直線に下から上に連なっているのではないだろうか。まず二次元の産物、つまり具体的に言うと「エロ本」があって、その上に三次元の「アダルトビデオ」がある。そしてその上に「パートナーとの性行為」、つまり「セックス」が位置している(と言いつつも、これは分かりやすいように多少簡略化している)。

対する「男性が認識する“男性の性欲”」には、ピラミッドとか、互換性とか、直列とか、そういった要素はまったくない。

それぞれが独立に存在しており、違う方向を向いている。しかも、往々にして女性が思うよりベクトルの数が膨大でもある。だから、「パートナーとの性行為」が満たされているからといって、他のベクトルにはほとんど影響がない。依然としてそれらは存在しており、伸び続けている。もっと言うと、それらすべてはカテゴリーが全く別であるとも言える。同じ「食べ物」でも、「和食」と「中華」くらい違う。繰り返すがそれは上とか下ではなく、並列であり、時にねじれて四次元空間に個々に存在している。

なるほど。筆者(私)も例外なく学生時代から抱え続けてきた往古来今の“ズリネタ問題”を、アカデミックなかたちで解説すればこんな風になるのか……と、思わず感心した。もしキミが彼女や嫁サンに“証拠物”を押収されてしまった場合は、ゼヒともこの“論文”を“盾”として使ってみることをオススメしたい。そうすれば“当局”もなんとなく“男の性欲”の一端を理解した気分になってくださる……かもしれない。

ただ、ここで“素朴な疑問”が一つ。こうもネット環境が充実しきった昨今、はたしてパートナーがいる男性が「あえて危険を犯して、いや、冒して」まで、エロ本やAVを隠し持つ必要があるのだろうか?

「動画 無修正」とでもキーワードをブチ込んでチョチョイと検索すれば、良質なモザイク無しのエロ動画がわんさと出てきて、しかも無料で観放題な時代である。

そりゃあ、パートナーとパソコンを共有していて、履歴からソレが発覚した……なんてケースもあり得なくはない。が、そんな迂闊さを防ぐことなど、ホンの少々の注意力だけで事は済む。

なのに、「あえてのエロ本やAV派」である男性は中高年層だけではなく若年層にもいまだ間違いなく実在する。それは、もしかすると「手間ヒマかけて隠し通しているプレモダーンなスリネタを、見つかったらどうしよう…とドキドキしながら紐解くスリル感」に複雑なリビドーを求めている……のではなかろうか? 極論すれば「いずれパートナーに見つかってしまうことも想定の範囲内で、むしろそこで叱られ、詫びたおしてもみたいのでは?」とすら深読みできてならないのだ。たしかに、そのヒリヒリとした、でもどこかほのぼのもするイタチごっこの繰り返し……決してやってて悪くはない?

ライター : 山田 ゴメス

1962年大阪生まれ B型 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション、学年誌、音楽&美術評論、漫画原作まで、偏った幅広さを持ち味としながら、阪神タイガースと草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター&イラストレーター。『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』ほか、著書は覆面のものを含めると30冊を越える。

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