【2016年夏季オリンピック】ライバルは?リオ五輪の注目アスリートに学べ!日本期待のイケメンスプリンター藤光謙司選手(短距離)単独インタビュー

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来年、2016年に開催されるリオデジャネイロオリンピック。そこでの活躍が大いに期待される日本選手のひとり、それが陸上短距離走の藤光謙司選手(ゼンリン所属)。

藤光選手は現在29歳。陸上選手としては決して若いとは言えません。しかし驚くべきことに、彼は近年、自己ベストを更新し続けています。今年に入ってから4月の出雲陸上で300mを32秒21で走り、自身の持っていた日本記録・アジア最高記録を更新。5月の日本選手権では200m走で20秒33という自己ベストを出し、6月にはその記録を早くも更新しているのです。

もちろん、8月に北京で行われる世界陸上(男子200m)と、来年のリオデジャネイロ五輪の代表は内定。そんな日本期待のスプリンター・藤光謙司選手に、ゴリクリハック編集部が単独インタビューをさせていただきました。

 

陸上は友達に誘われたのがきっかけ 
特に「これがやりたい」というのはなかった

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——藤光選手が陸上競技を始められたきっかけは、何だったんでしょうか?

「特にないんですよ(笑)。陸上を始めたのは中学からで、小学校まではサッカーをやっていました。でも、自分には団体競技は合わないな、と。(団体競技は)自分だけの力ではどうにもならないことがあるんです。自分が頑張らなくても勝てたり、反対に頑張っても負けたり。そういうことに違和感があった。それで個人競技のほうがいいのかなと思いましたが、種目は決めてなくて、たまたま友達に誘われたのが陸上部だったんですね」

 

——短距離を選んだ理由は?

「それも特には(笑)。『これやりたい』というのはなかったです。小学校ではたぶん一番足が速かったので、とりあえず短距離かなと。その頃も陸上のクラブから『入ってくれ』とは言われてましたが、興味がなかったので断っていました」

 

なぜか今までオリンピックに縁がない
だからか、人一倍「出たい」気持ちがあります

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——その後、市立浦和高校から日本大学に進まれます。「オリンピックを目指してみようかな」と思ったのは、いつ頃でしょうか?

「オリンピックを意識したのは大学4年、北京オリンピックの年(2008年)です。その前のアテネオリンピックは高3で、現実的に意識できるような記録ではありませんでした。大学4年の時点では参加標準記録(注)も突破していて、選考会を迎えるまでにはランキングトップで迎えたので。結局、ケガをしてしまったのでダメだったんですけど。僕はなぜかオリンピックの年にケガしたり状態が悪くなったりして、縁がない。だからか、逆に人一倍『出たい』という気持ちがあります」

(注 出場・参加できる基準として大会主催者から選手に対し設定される基準値。この場合は日本陸上競技連盟が設定する)

 

短距離走は我が道を行ったものが勝てる、「負けず嫌いの自己中決定戦」だと思う

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——現時点での目標を教えてください。

「個人としては、リオ五輪には200m走で出たいと思っています。そこでファイナルに残りたいというのが、ひとつ大きな目標。そのためには、まずしっかり出場権を得る、代表になることが大事。でも代表になることがゴールではなく、今年だったら世界陸上、来年だったらリオのオリンピックという舞台で、しっかり個人でファイナルを目指せるかどうか。そこで記録を出せるように照準を合わせていきたい。団体では5月の『ワールドリレーズ』で3位(400mリレー・藤光選手は2走)、銅メダルを取ったので、こちらもリオに向けてすごく楽しみになりました」

 

——藤光選手の現時点でのライバルと言うと……?

「今シーズン調子のいい高瀬慧選手ですね。同じレース(2015年5月 東日本実業団)で日本歴代2位(200m)という記録で走られてしまったので、悔しい気持ちはあります。ただ、自分も100%のレースをしたわけではないので、しっかり100%で仕上げていけば勝てると思っています。でも、すごくいい刺激になっています」

 

——ご自分ではどんな性格だと思われていますか?

「単純に負けず嫌いというのが根本にあると思います。日常生活のちょっとしたことでも負けるのが嫌なんですよ(笑)。短距離走の場合はみんなと一緒に走るので、競ったりすると緊張して身体が硬くなったり、自分の走りができなかったりする。だから、自分のままでいられるか、自分を持ってるヤツが最終的に勝てるんじゃないかと。特に短距離は我が道を行ったものが勝てる、『負けず嫌いの自己中(心主義者)決定戦』みたいなところがある。僕はそういう感じで捉えています」

 

年を取ったからダメになるとは思わない
むしろ今が一番、身体の状態がいい

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——藤光選手は、今年自己記録を更新されましたね。年齢が上がっていくにつれパフォーマンスが上がっていて、驚きました。

「僕は単純に年を取ってきたからダメになるとは思ってなくて、むしろ年々身体も良くなってきていると思っています。実際に今が一番、競技やってて身体の状態がいい。単純に健康ですし(笑)。今まで積み重ねてきた努力がようやく実を結んできた、なかなか芽が出てこなかったのがようやく形になってきて、自分としてはもうちょっと行けるかなと。それに、100%の状態でなくても自己ベスト記録が出ているので、まだ記録は伸びると思っています。自分としては来年に向けて、ここまでいい流れを作れているので、この勢いでシーズンを過ごしていきたいです」

 

最後に、藤光謙司選手に尊敬する人は?という質問をさせて頂いたところ、サッカーの「本田圭佑選手」とお答え頂きました。理由としては

・自分と同い年のスポーツ選手として注目している。
・あんなに自分をアピールできる能力や何事にも恐れずに向かっていくスタイルを見習いたい。
・自分にはない強い自信や自分を貫くいう性格を持っていて羨ましいなと思う。

というお答えを頂きました。ストイックな藤光謙司選手らしいお答えです。

ゴリラクリニック、並びにゴリクリハック編集部では藤光謙司選手を全力で応援しています。藤光謙司選手、どうも有難うございました。

 

【Profile】
藤光謙司 (ふじみつ けんじ)

1986年5月1日、埼玉県出身
身長182cm、体重69kg
市立浦和高→日本大学→セーレン→ゼンリン

自己ベスト記録
100m:10秒28(2014年6月 布勢スプリント、2014年10月 国体)
200m:20秒32(2015年6月 新潟 日本選手権 優勝)

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