B-BOY彫刻家「Taku Obata(小畑多丘)」が超絶カッコいい! HIPHOPファンならずとも必見の現代芸術アーティストとは

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いささか唐突だが、まずはHIPHOP戦隊B-BOYGER(ビ―ボイジャー)の ”桃” に注目していただきたい。

これだけを見てしまうと新しい芸人かYouTuberかと思ってしまうが、そうではない。

B-BOY彫刻家 Taku Obata (小畑多丘)とは

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ここ数年の間に、新進気鋭の若手アーティストとしてメディアや有名スポーツブランドのPR MOVIEに起用され(※こちら)、その斬新さと芸術性の高さから一躍知る人ぞ知る存在となった一人の男がいる。

小畑多丘。 ――ひとことで言えば B-BOY彫刻家。
彼は芸大出身の芸術家であり、ブレイクダンスチームunity selectionsのメンバーである。

2014 年の終わりに彼はNYで個展を開いた。その際あのAlicia Keysの夫でもあるSwizz Beatzが彼の作品を気に入り、その場で2体購入したという話題がメディアをさわがせた事は記憶に新しい。(動画TAKU OBATA ” BUST A MOVE “

 

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Alicia Keys と Swiss Beatzの家に飾られたtaku obata氏の作品(※参照

その他にも様々なメディアが作品を取り上げ、彼の魅力を世に伝えた。また、m-floのverbal氏RHYMESTERをはじめとする多くのアーティストが彼を支持していることからも、芸術家としての実力が正に”本物”だということを裏付けている。

【外部リンク】TAKU OBATA氏出演 United Arrows 「情熱接客」
【外部リンク】TAKU OBATA氏の彫刻とJOJOの荒木飛呂彦氏が描くポージングが完全に一致

 

作品の裏に強く感じるHIPHOP文化への強いこだわり

次の動画から彼のアイデンティティと世界観を垣間見ることができる。動画の1分あたりで出てくる話の中に、彼のルーツがあるのだ。

動画「オドロクベキ世界 : オカモトレイジが彫刻家 小畑多丘のアトリエに潜入!」

筆者が本人の作品に初めて出会ったのは2001年頃。
まだ都内の某専門学校に在籍中のある日、同じ学科の後輩から1本のVHSテープが回ってきた。その後輩は前述の「unity selections」というブレイクダンスチームのメンバーで、Taku Obata氏も主力メンバーとしてそのチームに在籍していた。

帰宅して早速そのVHSテープを見てみると、「ブレイ菌」というタイトルのクレイアニメ(粘土を少しずつ動かして作るアニメーション)で作られた作品で、手作り感に溢れたものだった。

その映像的な完成度について敢えてここでは触れないが、ブレイクダンスに対する愛を強く感じたことは今でも覚えている。ストーリーは確か、博士とナースのキャラクターが「ブレイ菌」という菌を培養して、ヘッドスピンでくるくる回る凄腕のブレイクダンサーが生まれる、という内容だったはずだ。

(※筆者が見たのはそのクレイアニメ「ブレイ菌」と、「おもひでぽろぽろ」の吹き替えダンス作品、そして彼らの日常を映した所沢航空記念公園でのダンス映像だった。)

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過去と現在、いずれの作品にも共通して感じる事は、「B-BOY」そして「HIPHOP文化」に対する強いこだわりである。

完全なる主観であるが、ここがカッコいいんだぜ、これが楽しいんだぜ、こんなにスゲェんだぜ、というB-BOY的主張が表現の中で随所に感じられる。それはHIPHOP好き――特にブレイクダンス好きにとっては想いを代弁してくれた感じがするのである。というよりむしろ”より”カッコよく具現化してくれたと言った方が正しいかもしれない。そしてB-BOYとはなぜか新しいモノとかお洒落なガジェット系グッズが好きな人が多い(?)ものだが、その心も同時にくすぐられているような気がしてならないのだ。

2001年の当時、まだSNSがこれほど浸透していなかった頃、「ブレイ菌」の映像をを手にした筆者はその衝撃を共有したいがために回りの友人たちに見せて回った。きっとこのようなストレートで強烈な個性を持った作品は、今であればSNS等でシェアしたいと思う人も多いのではなかろうか。

彫刻もカッコいいが、ラフスケッチもまた超絶クール。

筆者は2000年初頭、池袋のBED(ベッド)や六本木のCORE(コア)などのクラブでHIPHOP系イベントのオーガナイザーをしていたが、小畑多丘氏(通称オバちゃん)にはunity selectionとしてそのイベントに出演してもらったり、イベントのPR MOVIEに参加してもらったりもしていた。

それから約10年の時が経ち、小畑氏とは2014年のART FAIR TOKYOで偶然顔を合わせた。その際彼に、以前見た「ブレイ菌」の話をしたところ、やはり「そこから(キャリアが)始まったと言っていい。」というような事を言っていた。2013年の中村キース・ヘリング美術館で開催された 《TAKU OBATA B-BOY on Sky Court》展にてその「ブレイ菌」は密かに上映されたという記述を見たが、オーディエンスがどのような反応をしながらそれを視聴したのかは、想像に難くない。(きっとあまりの下らなさに笑ってしまうと同時に、ダンスに対するその純粋な想いに微笑ましい感情が湧いたはず。)

 

さいごに

Tokyo Wander Siteのページで公開されている彼のコメントを見てほしい。ここに、彼の作品に対する想いが全て詰まっているような気がする。

私の作品は基本BBOYです。
高校生の頃からBBOYING(ブレイクダンス)しています。BBOY(ブレイクダンスをする人)を作るために彫刻も始めました。だからBBOYINGは私が作品を作る上で、大きな基盤になっています。そして木彫でBBOYを作ることも日本人の私にとってとても自然なことです。

しかしただBBOYを作りたいだけではなくて、むしろBBOYを作ることでできる空間を作りたいと思っています。その空間とは、私がその彫刻を見て、単純にカッコイイと思えて、そこに緊張感があり、不思議で、面白いと思える空間のことです。その空間を作るために、これからもBBOYを基盤に作品を発展させていきたいと思っています。

台座の無い木彫で人体と衣服の関係とバランスで彫刻があることで私自身がそこに緊張感があって面白いと思える作品制作をめざしています。

今現在、Taku Obata氏の作品は中目黒のギャラリー型セレクトショップ「PKCZ® GALLERY STORE」で見ることができる。気になる方は是非足を運んでみてはいかがだろうか。

PKCZ GALLERY STORE
東京都目黒区青葉台1-18-7
カスタリア中目黒1階7区画
tel: 03-6455-0155
http://www.pkcz-gallery.com/

 

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ライター : Deejay鬼退治

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18歳の時HIPHOPに傾倒、魂を売る。20代を某メジャーアーティストの専属DJとして活動し、日本全国を移動する日々を過ごす。現在は国内外でクラブDJとして活動する傍ら、広告代理店にマーケッターとして勤務する、B-BOYをこじらせ気味の気弱なダイエッター。夢はボロボロのアメ車で北アメリカを横断し、故障の挙句なにもない一本道でサムズアップする事。好きなアーティストはMobb Deep と Sadat X。

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