【高規格?グランピング?】アウトドアでテント泊!キャンプ場・サイトの選び方とポイントは?(ソロ・ファミ・グルキャン)関東の夏 前編

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近年のアウトドアブームの背景には、震災など災害の影響や、音楽フェスのための装備としてウェアや靴、テントなどを購入したのが始まり、というケースが多々あるのではないでしょうか。

筆者(30代)もまさしくその1人です。震災後のボランティア活動に参加した際、バイク移動でのソロキャンを2週間ほど経験したのを皮切りに、仕事が休みの度に1人で関東近郊のキャンプ場へと出かけて行きました。今でこそソロはなかなか機会がありませんが、グルキャン(グループキャンプ)やファミキャン(ファミリーキャンプ)を楽しみ、そしてキャンプでなくとも毎週のようにBBQに没頭するなど、すっかりアウトドア遊びの虜です。

 

キャンプとは、不便を楽しむもの

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キャンプ/アウトドアが好きな人の理由や楽しみ方は人それぞれです。

登山とキャンプを楽しみたい、釣りが好きでキャンプに行く、バイクでキャンプツーリング、自分探しの旅で焚火を見つめながらソロキャン、友達ととにかく騒ぎたくてキャンプ、家族水入らずで自然に触れたい、アウトドアで美味しいBBQや料理が食べたい、恋人と一緒に自然の中で癒されたい、音楽フェス・レイブなどキャンプと共に楽しみたい、など様々でしょう。

わざわざ家を出てアウトドアを楽しむ訳ですから、何故アウトドアを楽しむのか、アウトドアの何が好きなのか、アウトドアで何がしたいのか、を今一度考えてみると、よりアウトドア遊びが楽しくなるかもしれません。

極端な事を言えば、例として南米の大自然、「アマゾン」に降り立ったとします。身一つで何も持たずに。当然、虫がそこら中にいます。見たことのない植物ばかりで、もしかしたら触れたら危険かもしれません。猛獣に狙われるかもしれません。雨が降れば濡れますので葉が密集しているような大木の下に逃げ込むかもしれません。土はぬかるんで歩きずらいかも。トイレはその辺でするしかない状況です。おっと、お尻を出す時は気を付けて……。そのうち日が暮れて夜になります。暗くて何も見えず、月の光だけが頼りに。お腹が空いたけど食べる物もなく、綺麗な水もありません。疲れ果てて寝ようとしても寝床がないので乾いた枯れ葉か藁を探します。ようやく寝れると思ったら何かの虫に刺されました。結局一睡もできずに朝を迎えます。――こんな感じでしょうか。

一方で、例えば箱根や湯河原の様な、自然の美しい温泉宿へと出かけたとします。綺麗なエントランスでホスピタリティの高いスタッフや女将に出迎えられ、これまた綺麗な客室に通されてまずは一服。窓から眺める景色は、綺麗な渓流や海を一望できる最高のロケーション。トイレに入るとセンサーで便座がオープン。勿論最新式のお尻洗浄機能付き。その後は宿の自慢の温泉につかり、部屋に戻ったら豪華な夕食とキンキンに冷えたビール。ふかふかの布団を敷いてもらい、朝まで気持ちよく熟睡。朝起きてもう一度温泉に浸かり、朝食は豪華なバイキング……。

なぜこんな話をするのかというと、アウトドアを楽しむにあたり、何を望んで、何を望まないのかをはっきりしておきたいのです。極端な例でしたが、不便であればあるほどそれは「野宿」であり、便利であればあるほどそれは「家」または「旅館」なのです。

キャンプ好き、テント泊を愛する者の1人としてここで敢えて申し上げますと、昨今、「グランピング」、「高規格キャンプ場」という言葉が出回っており、便利であればあるほど良い、というような風潮が流れている事に若干の違和感を感じるのです。なぜなら前述したように、便利過ぎるとそれは「家」と同じであり、アウトドアを楽しみにキャンプに来た意味がないのです。
例えばキャンプ場に便利な道具、ハイテクグッズ、電源……など、それらがあればあるほど来た意味がなくなるので、私は便利なキャンプ場や道具沼にハマる前に自分に言い聞かせながらキャンプを楽しんでいます。家じゃないんだぞ、不便を楽しめ、と。

 

ただし、色んな人が色んな理由でアウトドアを楽しんでいますので、勿論その便利さを追い求める事を否定するわけではありません。つまるところ、アウトドアは「不便と便利のバランスを考えながら楽しもうね」という事なのです。

私ももし、アマゾンに身一つで放り出されたら流石に楽しめません。
ところがそのアマゾンに、掃除の行き届いたキレイな水洗トイレと、ペグが刺さる平地、近くに原住民の方の経営するちょっとした商店、ちょろちょろ流れる小川なんぞがあって、更に持ち物として自分のiphoneと寒くない装備、キャンプ道具一式(テント、タープ、ペグ、ハンマー、折りたたみテーブル、椅子、クッカー、ライター、ナイフ、マット、寝袋、ランタン、ヘッドライト等)と持参の食べ物があって、ついでに刺すような虫と猛獣さえその場から消えてくれれば、超絶楽しめる自信があります。というかアマゾンなんてワクワクし過ぎてヤバいです。
……ところが、ここに電子レンジはいりません。明るすぎる蛍光灯もいりません。広くて床張りの綺麗な空間もいらないし、立派なベッドもいらないのです。

つまり、これが自分の”最低限、アウトドアキャンプで望むもの”なんですね。皆さんもちょっと想像してみてください。本来自分がどんなアウトドアキャンプをしたいのかが見えてくるはずです。

 

ソロ? ファミリー? グループ?
タイプ別 キャンプ場・サイトの選び方

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大切なのはキャンプの目的と、どういう環境なら自分や周りの人間が快適に過ごせるか、です。
まずは海なのか、川なのか、山なのか、湖畔なのかそれとも都心なのか。最初にテーマを決めてから、キャンプ場を探しましょう。

キャンプ場において、テントやタープを張る場所、区画の事を、”サイト”と呼びます。主に、最初からその広さが仕切られているものを”区画サイト”、仕切りがなく、利用者が自由に場所が決められるものを”フリーサイト”と呼びます。中には非常に狭い区画でサイトを区切っているキャンプ場もありますので注意が必要です。そして車(バイク)がそのままサイトまで入れるキャンプ場をオートキャンプ場といい、現場まで荷物を運ぶのが楽だったり、車(バイク)を目隠しやパーテーションとして使えたりするのでこちらもチェックしておきたいですね。その他には、トイレが綺麗か汚いか、WIFIが飛んでいるのかいないのか、直火OKなのかNGなのか、風呂設備がキャンプ場にあるのかないのか、薪や炭、飲み物や氷は売っているか、など気になる点を考慮の上、キャンプ場を選ぶ必要があります。

それではキャンプ場を選ぶポイント・注意点について、ソロ、グループ、ファミリー別に分けて考えてみましょう。

 

ソロキャンの場合

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まずソロキャンの場合、目的や見たい景色、希望する条件等が割とはっきりしてる筈ですので、それに沿ってWEBで情報を探しましょう。

また、ソロキャンではほとんどの人が「ぽつーん」サイトを望みます。ぽつーんサイトとはその表現の通り、周りの喧噪から離れて、一人ぽつーんとした静かな場所の事です。うるさい中では何も考え事が出来ず、何か作業がしたくてもはかどりません。グルキャンやファミキャン客に囲まれてのソロキャンは少々厳しいものがあるのは想像に難くないですよね。ですのでソロの時は夏や連休、土日などの時期的な問題に加え、キャンプ場の普段の込み具合や客層、現場サイトの詳細をよく仕入れていく事が肝心です。キャンプ場によってはソロキャンパーの数が多く、ファミキャンやグルキャンの客が少ないために比較的混んでいても快適に過ごせる場合もありますが、それはごく稀な話。到着して折角いい場所を陣取っても、宿泊した翌日に、すぐ隣に別のグルキャン客がテントを張り、騒がしさのあまり移動を余儀なくされることもあります。これはいかにグルキャンやファミキャン客が選ばなそうな、穴場のキャンプ場やサイトを知っているか、という”情報戦”でもあるのです。キャンプ場の設備や、管理人さんのホスピタリティなどの情報も含め、他のソロキャンパーのブログなどをチェックして、絶えず最新の情報を得ておくのが良いでしょう。

 

ファミキャン(ファミリー)の場合

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ファミキャン(子供アリ)の場合、基本的には”言い出しっぺ”のお父さんor子供の希望(目的)が優先されます。例えば釣りがしたい、川に入りたい、カヌーに乗りたい、ハイキングがしたい、キャンプファイヤーがしたい、など。それに加え、お母さんや娘さんなど”女性陣”の希望が優先度『高』で追加されます。トイレは綺麗で当たり前、綺麗なお風呂が近くにある、虫がいない、などです。

お父さんとしては、自分の希望も叶えながら子供にもいい思い出を作ってあげたい、奥さんの意見もきちんと反映させたい、そしてそれを全員の都合がつくキャンプ場がハイシーズンの大混雑の中でなんとか行いたい、という高いハードルが課せられる事が多く、それ故に”人気の物件”に手を出す事が多く、なかなか土壇場でいい条件のサイトが取れなかったりします。また家族としての団体行動が求められ、現場でのフットワークの軽さ、瞬発力に制限がかかることもあり、いいサイトが取りにくい1つの要因となっています。

この場合、確実なのはキャンプの数ヵ月、半年、一年前から予約ができるキャンプ場などでピンポイントにサイトを選んで予約を入れてしまう事です。(キャンプ場の常連さんは、夏に来たらその場で次の夏の予約を入れてしまう人も多い)
人気のキャンプ場などに当日飛び込んで、”ただ空間が広いだけ”の砂利サイトにテントとタープを広げ、子供たちがその周りをかけっこで遊んでいる……そんな景色をよく見かけますが、恐らく土壇場になってそこに着地するしかなかったのでしょう。気の毒ではありますが、それでは近所の公園でキャンプをしているのと状況はさほど変わりません。と、言っても子供はそれでも楽しかったりするんですが……

出来れば予約も含め前もって実際にそのキャンプ場へ下見に行くとか、キャンプサイトのレビューをチェックして情報を得ておく等、慎重かつ確実にキャンプ場とサイトを選ぶことが大事です。

 

グルキャン(グループ)の場合

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グルキャンの場合、グループの結束力さえあれば実はキャンプ場選びとして最も有利な状況を作る事が可能です。まず、キャンプ場で何をしたいのか、どんな景色が見たいのか、設備などの希望条件を話し合い、手分けして膨大な数あるキャンプ場の情報をネットで細かく探してみましょう。個人ブログやキャンプレビューなどをたくさん見てみてください。
当日、受付が済んだらまずサイトマップを見ながら現場の気に入ったサイトを手分けして探し、空いていればそのまま張れば良し、もしも先客がいれば、さりげなくコミュニケーションを取ってみて、テントの撤収や空き情報などを引き出すのも一つの手です。
グルキャンはファミキャンよりもメンバーの制約(条件)が少ない場合が多く、フットワークも軽いので、オンシーズンの混んでいる時でもフリーサイトであれば、努力次第で割と良いサイトが取れます。ただし、グルキャン客がソロキャンやカップル客の近くに陣取ってしまう場合も多く、そのまま大騒ぎをしてしまうと迷惑になりますので、多少気を使ってあげてください。でも混んでいる時はどうしようもなかったりするので、こればっかりは「運」ですね。

次回はキャンプ場での”より詳しい”サイトの選び方についてです。

ライター:Dj Gorilla

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