【5年以内に販売?】「酩酊感はあるが二日酔いしない」という合成アルコールは、ちまたの酒好きのあいだで浸透するのか?

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「飲み過ぎても二日酔いにならない合成アルコールが5年以内に販売予定」なるタイトルが打たれた、カラパイア発の記事を紹介するツイートが2万以上の「いいね」が付くほどに賑わいを見せている……らしい。

偏見以外の何物でもないのだけれど、「合成〜」って……なんか怪しい響き、ですよね〜(笑)。いったいどんな“お酒”が生まれてくるのやら……?

まだ得体が知れないぶん、不信を匂わせるリプライがほとんど…? 

出典:shutterstock

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その“奇跡のお酒”は、すでに『Alcarelle』と命名されており、開発者はイギリスの神経精神薬理学者のデビッド・ナット教授。

ナット教授は、「アルコールが高純度のコカインよりも社会的に有害」であることを懸念して(※ちなみに、食品の安全基準に照らし合わせれば、安全なアルコール摂取量は、年にグラス一杯のワイン程度…なんだとか)、合成アルコールの開発を決意したのだという。とりあえずは、その効能の仕組みや開発の現状を解説する記事中の箇所を抜粋しておこう。

英国のガーディアン紙が「分子の聖杯」と表現するこのアルコールの代替物は、アルコールとまったく同じに、脳内のGABA受容体を刺激する。
すると本物のお酒のように脳が沈静化し、ふんわりとした酩酊感が味わえるのである。
だがそれでいて、肝臓にも脳にも負担がかからず、翌日の二日酔いを引き起こすこともない。いくら飲んでも安心ってことだ。

(中略)ナット教授によると、今後5年で安全性の確認の点をクリアにして、一般で販売できるようにしたいそうだ。
今やノンアルコールビールなどもあるが、もしその安全性が実証されれば、ほろ酔い気分を楽しめつつ、二日酔いにならず、体をこわす心配もないお酒が誕生しそうだ。 

味の方はどうなのかはよくわからないが、お酒を飲む嗜好のある人にとっては興味深い商品となるだろう。 

「お酒を飲む嗜好のある人にとっては興味深い商品となるだろう」とは、なんともポジティブな〆であるが、(一般レベルだと)まだ海のものとも山のものともつかない“得体の知れなさ”が先行しているのか、ツイッター上では、

「不味い」で一蹴されそう
合成って、、何が合成されているんだろうか?
また後出しで実は発癌性物質が通常のアルコールの10倍とか出てきそう
(今はきっと発がん性物質についても確認している段階なんでしょうね、というツイートを受けて)なんか、それでも怖いですね。何も知らないからかもしれないけど 
麻薬成分入ってたりとかありそうです(本当に不信)
合成アルコール…アルコールなのかアルコールに近い何かなのか、名前はアルコールだけど全くの別物なのか?
それによってアルコール反応がないのであれば飲酒運転等に引っかからない?恐れがあるので危険度が増すような気がします!! 

……ほか、その「奇跡」にあからさまな疑念を抱く意見が目立っている。とは言え、IQOS(アイコス)をはじめとする加熱式タバコが、予想以上にここまで奮闘している現状を鑑みれば、案外ウケるんじゃないか……って気もしなくはない。なんせ、昨今「お酒」は、「タバコ」に続く“悪役候補”の最右翼なわけですから。

一昔前までは「タバコ=匂いや受動喫煙といった面で、他人にも迷惑をかける」「お酒=自分の体を蝕むだけで他人には迷惑がかからない」って構図もあったんだけれど、どこぞの阿呆なアンチャンが、泥酔してコンビニ前でナンパに失敗した女性を平手打ちしたり跳び蹴り食らわしたりしちゃいましたから……。今後は「酒も他人に迷惑」なんて風潮は加速していくに違いない。それに年々高まる健康志向もミックスされ……本当に5年後はどうなっているか、見当もつかない。

 

ワイン好きがはたして合成アルコールに食いつくのか?

出典:shutterstock

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ただ、タバコと比べ、お酒は「味」が何倍も重要になってくる。たとえば、ワインを嗜む人は、決してやみくもに酔いたいだけではなく、純然にそのテイストや香りを楽しみたいのだ。したがって、この合成アルコールがワインや日本酒や焼酎やビールやウイスキー……に匹敵するだけの「味」を武器としなければ、ちまたへの浸透はまだまだ先の話になるのではなかろうか?

あと、「ほろ酔い」じゃなく「とことんまで酔いたい」がためアルコールへと走る人種も確実に一定数は実在し、そんなヒトたちからすれば「二日酔いにもならないお酒」なんて、メジャーリーガーに混じった予選1回戦負けの高校球児みたいなもんだろう。

つまり、週末の恵比寿横丁のエントランスでナンパの勢いをつけるため、となりのセブンイレブンで缶酎ハイをあおっているような輩にこそ、この合成アルコールは恩恵を授ける……ということだ? それだけでも、十分迷惑防止にはなるんですけどね(笑)。

もし、本気でアルコールを“悪”としたいなら、それこそ1920年代から30年代にアメリカで施行された「天下の悪法」とも呼ばれる「禁酒法」を、いっそ再考……してみません? 

ライター : 山田 ゴメス

1962年大阪生まれ B型 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション、学年誌、音楽&美術評論、漫画原作まで、偏った幅広さを持ち味としながら、阪神タイガースと草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター&イラストレーター。『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』ほか、著書は覆面のものを含めると30冊を越える。

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