【光明】こういうの、いいと思う。「未成年の時代をどう過ごしたか」のツイートから「正しい炎上」について考える

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1月の中旬ごろ、とある人が掲載した

20歳までに
いじめられた経験があったり
険悪な家庭環境で過ごしたり
まともな友人関係が築けなかったり
真っ当な恋愛をしてこなかったりした人間は
20歳以降になってもやはりどこかに心の闇を感じるし
未成年の時代をどう過ごしたかが
成人以後の人生に大きな影響を及ぼすという
なかなかに残酷な事実

……なるツイートが一部で話題となり、賛否両論を呼んでいる。そして、私はこのツイートに寄せられている多くのコメントから、私が理想とするネットコミュニケーションのかたちをうっすらと示唆する、ひとつの素晴らしい兆候を発見した。その“共感のポイント”とは、いったい……?

「慎重」「誠意」「礼節」の意に溢れる数々のリプ

出典:Shutterstock.com

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おおまかに捉えれば、まあ「炎上中」と表現してかまわないだろう。ただ、一言で「炎上」といっても、他の炎上とは少々勝手が違う……ような気もしなくはない。とりあえずは同ツイートに対するさまざまな視点からの“意見”をいくつか抜粋してみる。

土台が歪んでいたらその上の建物はどれだけ丁寧に建てても歪むのは当たり前
歪んだ土台でも何とかして建物を建てて自分と子孫を幸せに住まわせる。必死に考えて作った建物が世間的には多少変で批判されても、それが自分にとって最良の努力の結果として受け入れる。までであります。
広大な土地があるのに歪んだ箇所に無理してみんなと似たような建物を建てようとしなくても良いんですよ
うーん、だからそれを逆手にとると強いんだよなぁ。
その経験って活かせるフィールドがいっぱいある。
最終的には、過去の経験とか自分の弱さとか含めて、自分を自分で承認してあげれたら、めちゃんこ強くなる。
だから、残酷ではないんじゃないかなあ。
その最終的にたどり着くまでに必要なのが自分自身だけじゃなくて周りの環境もあるから残酷なもんだと思いますよ
立ち直れました!って人は大体優しい人が周りで頑張ってくれたからっていうのが多いです。
まあでも確かに立ち直れたら強くなるって強くなるってのはその通りだと思います
(↑のコメントに対して)リプありがとうございます。環境は大きいと思います。辛い経験をされた方が、光を見出せる環境は大切ですね。
(中略)1つのツイートをきっかけに、こうして色んな価値観に触れられるのがTwitterの醍醐味だと思っています。 

着目すべきなのは、前出したものはもちろん、同ツイートに集まったコメントのほぼすべてが、一文字一文字に最大限の注意を払った“慎重さ”が滲み出ている文章ばかりだということだ。どれも自分の考えはちゃんと主張しつつも、異なった論調の主張も受け入れようとする“誠意”が文面の端々から感じ取られる。

あと、「リプありがとうございます」といった感謝の念を添えた、“礼節”を重んじる姿勢もいい。↑の、どの方かがおっしゃっているとおり「1つのツイートをきっかけに、こうして色んな価値観に触れられるのがTwitterの醍醐味」、ひいてはSNSをはじめとする消費者発信型メディア、CGMの本来の“正しい在り方”なのだから……と私は信じたい。

 

キーワードは「緩やかな炎上」

出典:shutterstock

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ネット上、とくにツイッターへと放つ文章は、その即行性が一番の魅力……という解釈がある。が、いくら無記名でお手軽とはいえ、極端な話、世界に向けて自分の言葉を発信するなら、(別に長文ではなくても)ある程度の用心深さは、やはり必要なのではないか。

今回のテーマに挙がった「未成年の時代をどう過ごしたかが成人以後の人生に大きな影響を及ぼすというなかなかに残酷な事実」に関する結論は、同ツイートに向けられた“意見”のどれも正しい、一理ある。20代までになんらかのネガティブな環境へと身を置かざるを得なかった人は、それを反骨精神として逆用するしかないわけだし、20代まで両親からの溢れんばかりの愛情に育まれて育った人は、それを武器にこれからを生きていけばいい……いや、生きていくしかない。

大切なのは、そんな個々の“悟り”へとたどり着くまでの思考のプロセスを喚起することであり、こういった他人のアイデンティティを尊重する“謙虚な精神”がまぶされた「緩やかな炎上」こそが、今後のネット社会と健全かつ有効に付き合っていくためのヒントとなりうるのである。

ライター : 山田 ゴメス

1962年大阪生まれ B型 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション、学年誌、音楽&美術評論、漫画原作まで、偏った幅広さを持ち味としながら、阪神タイガースと草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター&イラストレーター。『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』ほか、著書は覆面のものを含めると30冊を越える。

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