【ゴメスの旅ルポ】ランチからワインをボトルで!? 本場のスペイン料理は日本人にもピッタリ? マドリッドの最新食事情[前編]

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去年の11月末、スペインの首都・マドリッドの商工会議所から招待を受け現地へと出向く、とても美味しい仕事をいただいた。

レアル・マドリッドのホームスタジアムであり、サッカーファンには聖地とされているエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウでベンチの中まで見学させてもらったり(※心底からの“野球派”である私にとっては、豚に真珠状態の“貴重な経験”でしかなかったのだがw…)、プラド美術館でナマのゴヤの黒い絵シリースやベラスケス、ソフィア王妃芸術センターでピカソのゲルニカをリアルに鑑賞したり、老舗から有名デパート、現地でも話題の巨大アウトレットモールまで……あちこちのショッピングスポットを案内してもらったり、タブラオ(=フラメンコレストラン)でモノホンのフラメンコの凄まじさを体感したり……と、予想を遥かに超えた最高級のおもてなしによって、5泊7日と短い期間ながら、マドリッドの魅力を最大限の効率で、たっぷりと堪能し尽くしたのであった。

マドリッド市内中心部から北西約20㎞の郊外にある大型アウトレットモール『ラス・ロサス・ビレッジ(LAS ROZAS VILLAGE)』でショッピングを楽しむゴメス

マドリッド市内中心部から北西約20㎞の郊外にある大型アウトレットモール『ラス・ロサス・ビレッジ(LAS ROZAS VILLAGE)』でショッピングを楽しむゴメス

で、そんななかでも、ゴメスが特筆したいのはスペインの「食」! コイツがまた、どれもこれも「むっちゃ美味し!!」なんである。もしかしたら、イタリアよりも日本人の舌に合うんじゃないか!? イタリアにはまだ行ったことないけど……。

スペイン人と日本人は胃のデカさが根本から違う?

観光取材初日。ますマドリッドの商工会議所の皆さまに連れられ入ったのが『ビボ・マドリッド(BIBO MADRID)』。ランチコースが70〜100ユーロ程度という、いきなりの高級店で、3つ星を獲得したレストランを複数展開するダニ・ガルシア氏がオーナーシェフを務める、スペイン料理をアレンジしたフュージョン料理を楽しめるお店である。

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『BIBO MADRID』のエントランスと内観

『BIBO MADRID』のエントランスと内観

時刻は(現地時間で)午後の2時すぎ──大都会マドリッドでは、もはや薄れつつある習慣らしいシエスタの名残りゆえか、スペインのランチタイムは我々日本人よりも2時間ほど、遅い。そして、遅いぶん昼にがっつり食べて、夜は軽く……がスタンダードなのだそう。(還暦間際になっても)大食感でならす、日本のカフェとかで出てくるちょびちょびでシャレオツなだけのランチに辟易としていた私に「がっつり」は、むしろありがたい。願ったり叶ったり状態で、「よっしゃ、ばっちこい!」と、おのずと気合いが入る。

……が、スペインのヒトたちって、ホントむっちゃ食べるんですよ! ランチにじっくりと2時間以上もかけて、しかも、スパークリング(※ちなみに、日本では「代表的なスペインのスパークリングワイン」として知られている『CAVA』は、同国にあるライバル観光地であるバルセロナがあるカタルーニャ地方で製造されるため、一部のマドリッドっ子は口にしないんだとか…?)から白ワイン、赤ワインのボトルをポンポン空けて……。

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昼間から次々と出てくるボトルのワイン

昼間から次々と出てくるボトルのワイン

とりあえず「昼下がりからのフルコース」の一品一品を紹介しておこう。

(写真:右)サルモレホ(Salmorejo)。トマト、にんにく、オリーブオイルなどでつくったスペイン風クリームスープ。ガスパチョよりまろやか。(写真:左)マグロのたたき

(写真:右)サルモレホ(Salmorejo)。トマト、にんにく、オリーブオイルなどでつくったスペイン風クリームスープ。ガスパチョよりまろやか。(写真:左)マグロのたたき

マグロのたたきは液体窒素で一仕事を

マグロのたたきは液体窒素で一仕事を

エンサラディーリャ・ルサ(Ensaladilla rusa)。ポテト、にんじんなどをマヨネーズ、オリーブオイル、にんにくなどの調味料であえたロシア風サラダ

エンサラディーリャ・ルサ(Ensaladilla rusa)。ポテト、にんじんなどをマヨネーズ、オリーブオイル、にんにくなどの調味料であえたロシア風サラダ

オックステールのブリオッシュ。なかには、コンビーフのように柔らかく煮込まれ、ほぐしてあるオックステールとキノコが!

オックステールのブリオッシュ。なかには、コンビーフのように柔らかく煮込まれ、ほぐしてあるオックステールとキノコが!

(写真:上)クロケタ(スペインのコロッケ)と(写真:下)スズキのフリット。スペインではスズキが好んで食される

(写真:上)クロケタ(スペインのコロッケ)と(写真:下)スズキのフリット。スペインではスズキが好んで食される

イベリコ豚のプルマ(Pluma=豚肉の部位の一つ)を味噌でマリネして焼いたソテー

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ようやくのデザート? アロス・コン・レチェ(Arroz con lecche)。デザートのスペイン風ライスプティング

ようやくのデザート? アロス・コン・レチェ(Arroz con lecche)。デザートのスペイン風ライスプティング

どの飲食店に入っても、スペインはとにかくパンが表面のパリッと感と中身のしっとり感のバランスが絶妙なのだ! あまりに絶妙なので、スタートからつい食べ過ぎてしまった(スープの段階ですでに2個!)。そしたら、こんないっぱい、次から次へと料理が出てくるのだ!! スズキのフリットがメインでしょ……え! まだ肉が!? 

いや、さすが人気気鋭シェフの最先端料理だけあって味は抜群だし、「フュージョン」だけあって(良い意味で)クセもない。たぶん、日本人の舌にも相性バッチリに違いない……けれど、量がハンパないのだ! ヨーロッパの人たちとは根本からして胃袋の大きさが違うのだ。だって、商工会議所の面々は、女性ですら顔色一つ変えずにバクバク食ってましたから。井の中の蛙、大海を知らずってヤツである。

……ってなわけで「食レポで用意された料理は絶対に残さない」をポリシーとする私としては、どうにか完食を果たしたが、もうお腹はパンパン&ワインのフルボトル攻撃でべろんべろん……まだ、今日のスケジュールは半分しか消化していない……大丈夫なのか!?

 

「夜は軽めにしましょう」と言われはしたものの…

午後9時すぎ。満腹と酔いによるふらふらの状態で、残りのスケジュールをどうにかこなし、この日の最後はディナータイム。

「昼にたっぷり食べたので、夜は軽めにしましょう」との現地ガイドさんの一言がありがたい。そうしましょう、なんなら「抜き」でもいいですよ……。

訪れたのは、マドリッドに本社を置く百貨店グループ『エル・コルテ・イングレス(El Corte Ingles)』内1階にあるフードコート。オーガニックの食材や調味料を使った料理を気軽に楽しめるスポットであるらしい。なんとなく胃にやさしそうな響きではないか……と、思いきや! フードコートを舐めていた……またまた「軽め」とはほど遠い、どフルコース!!

グリル野菜に、ポルチーニ茸のクロケタ(コロッケ)に、小イカの鉄板焼きアリオリオソースに、イベリコ豚のソテーがメイン料理……ではなく、さらにはイカのリゾットに、オックステールの煮込みに、デザートがりんこのシャーベット! すみません! もうギブアップです……。この日はじめて、ゴメスの「食レポで用意された料理は絶対に残さない」なるポリシーは、オックステールの煮込みを前に、脆くも崩れ去ったのであった。

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「軽め?」なディナー。パンはてんこ盛り。ワインはさすがにもう飲めなかったので、サングリアのようなさっぱり系カクテルを注文。

「軽め?」なディナー。パンはてんこ盛り。ワインはさすがにもう飲めなかったので、サングリアのようなさっぱり系カクテルを注文。

ところで、スペインは2040年に長寿率で日本を追い抜く計算なのだと聞く。こうして美味しいモノを好きなだけ食べ、ストレスを溜めないのが、その最大の要因なのかもしれない。

[※後編へつづく]

■ 協力:マドリード7つ星の地~世界最高のショップ~ 

ライター : 山田 ゴメス

1962年大阪生まれ B型 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション、学年誌、音楽&美術評論、漫画原作まで、偏った幅広さを持ち味としながら、阪神タイガースと草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター&イラストレーター。『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』ほか、著書は覆面のものを含めると30冊を越える。

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