【ゴジラ映画ベスト8】これだけ観ておけば間違いなし! ゴジラ映画を順番に観るならこの8本!

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つい先日、2016年公開の『シン・ゴジラ』が地上波テレビで初放送されました。日曜の夜9時からの放送ということで、ご覧になった方も多いことでしょう。近々、アニメ映画の『GODZILLA 怪獣惑星』の公開も控えていますし、アメリカではリメイク版ゴジラの最新作『Godzilla: King of Monsters』の公開が2019年に予定されています。

ゴジラ映画作品は、1954年に公開された初代『ゴジラ』から、最新作の『GODZILLA 怪獣惑星』まで数えると、全部で32作品。『シン・ゴジラ』で初めてゴジラ作品を観て、そこから過去のゴジラ映画に興味を持ったという方でも、さすがにすべての作品を鑑賞するのは時間も労力もかかります。

そこで今回は、DVD・Blu-ray化されているゴジラ映画全32作品のうち「これだけは観ておくべき8本」に厳選。それぞれの作品の解説や見どころをご紹介します!

そもそもゴジラ、ゴジラシリーズってなに?

1作目の公開から60年以上続く、日本を代表する映画シリーズでありながら、世代によってはほとんどゴジラに触れていないという方も少なくないはず。ざっくりではありますが、ここでゴジラと怪獣について、ゴジラシリーズという映画作品について解説します。

 

ゴジラとは?

日本のみならず海外でも“Godzilla”として知られる、世界各国で大人気のキャラクターです。1954年の第1作目『ゴジラ』では、恐竜の生き残りが水爆実験の放射能を浴び、巨大化した生物とされています。この“核の落とし子”という設定はその後のほとんどのシリーズに踏襲され、多くのゴジラ作品は単なる怪獣プロレスのみならず、その時その時の世界情勢や社会問題を取り入れています。たとえば1984年公開の『ゴジラ』は米ソの冷戦を、2016年公開の『シン・ゴジラ』は東日本大震災や原発事故など。

身長は第1作目『ゴジラ』では50メートルでしたが、近年日本の主要都市に高層ビルが多く建設されたことを考慮し、80メートル、100メートルと巨大化していき、『シン・ゴジラ』ではシリーズ最大の118.5メートルにまで成長しています。

ゴジラが使う“必殺技”にも注目です。初代ゴジラから一貫して、口から吐く放射熱線がゴジラの必殺技。1971年『ゴジラ対ヘドラ』では、ゴジラが放射熱線を使って空を飛ぶ、1991年『ゴジラvsキングギドラ』ではより強力な赤色熱戦となるなど、作品ごとにバリエーションは様々です。『シン・ゴジラ』では庵野秀明が監督したこともあってか、『風の谷のナウシカ』に登場する巨神兵よろしく、東京を焼き払うビームを口や背びれから放出します。

 

ゴジラシリーズとは?

ゴジラシリーズは、第1作目『ゴジラ』から最新作のアニメ映画『GODZILLA 怪獣惑星』まで、ハリウッド版リメイクも含めた全32作品。世界の映画作品を含めても屈指の長寿シリーズです。

では、これまでのゴジラ映画作品と登場怪獣を見てみましょう。

 

第1作目~最新作までのゴジラ映画&登場怪獣まとめ

【第1期】昭和ゴジラシリーズ

第1作『ゴジラ』
公開年:1954年
登場怪獣:ゴジラ

第2作『ゴジラの逆襲』
公開年:1955年
登場怪獣:ゴジラ、アンギラス

第3作『キングコング対ゴジラ』
公開年:1962年
登場怪獣:キングコング、ゴジラ、大ダコ、大トカゲ

第4作『モスラ対ゴジラ』
公開年:1964年
登場怪獣:ゴジラ、モスラ成虫、モスラ幼虫

第5作『三大怪獣 地球最大の決戦』
公開年:1964年
登場怪獣:ゴジラ、ラドン、モスラ幼虫、キングギドラ

第6作『怪獣大戦争』
公開年:1965年
登場怪獣:ゴジラ、ラドン、キングギドラ

第7作『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』
公開年:1966年
登場怪獣:ゴジラ、エビラ、モスラ成虫、大コンドル

第8作『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』
公開年:1967年
登場怪獣:ゴジラ、ミニラ、カマキラス、グモンガ

第9作『怪獣総進撃』
公開年:1968年
登場怪獣:ゴジラ、ミニラ、アンギラス、ラドン、バラン、モスラ幼虫、マンダ、バラゴン、ゴロザウルス、クモンガ、キングギドラ

第10作『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』
公開年:1969年
登場怪獣:ミニラ、ガバラ、アンギラス、マンダ、エビラ、大ワシ、ゴロザウルス、カマキラス、クモンガ

第11作『ゴジラ対ヘドラ』
公開年:1971年
登場怪獣:ゴジラ、ヘドラ

第12作『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』
公開年:1972年
登場怪獣:ゴジラ、アンギラス、キングギドラ、ガイガン

第13作『ゴジラ対メガロ』
公開年:1973年
登場怪獣:ゴジラ、アンギラス、ガイガン、メガロ、ジェットジャガー

第14作『ゴジラ対メカゴジラ』
公開年:1974年
登場怪獣:ゴジラ、メカゴジラ、キングシーサー

第15作『メカゴジラの逆襲』
公開年:1975年
登場怪獣:ゴジラ、メカゴジラII、チタノサウルス

 

【第2期】平成ゴジラシリーズ

第16作『ゴジラ』
公開年:1984年
登場怪獣:ゴジラ、ショッキラス

第17作『ゴジラvsビオランテ』
公開年:1989年
登場怪獣:ゴジラ、ビオランテ

第18作『ゴジラvsキングギドラ』
公開年:1991年
登場怪獣:ゴジラ、ドラット、キングギドラ、メカキングギドラ

第19作『ゴジラvsモスラ』
公開年:1992年
登場怪獣:ゴジラ、モスラ、バトラ

第20作『ゴジラvsメカゴジラ』
公開年:1993年
登場怪獣:ゴジラ、ベビーゴジラ、ラドン、メカゴジラ

第21作『ゴジラvsスペースゴジラ』
公開年:1994年
登場怪獣:ゴジラ、リトルゴジラ、スペースゴジラ、MOGERA、フェアリーゴジラ

第22作『ゴジラvsデストロイア』
公開年:1995年
登場怪獣:ゴジラ、ゴジラジュニア、デストロイア

 

【第3期】ミレニアムシリーズ

第23作『ゴジラ2000 ミレニアム』
公開年:1999年
登場怪獣:ゴジラ、オルガ

第24作『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』
公開年:2000年
登場怪獣:ゴジラ、メガヌロン、メガニューラ、メガギラス

第25作『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』
公開年:2001年
登場怪獣:ゴジラ、モスラ、キングギドラ、バラゴン

第26作『ゴジラ×メカゴジラ』
公開年:2002年
登場怪獣:ゴジラ、メカゴジラ

第27作『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』
公開年:2003年
登場怪獣:ゴジラ、モスラ、カメーバ、メカゴジラ

第28作『ゴジラ FINAL WARS』
公開年:2004年
登場怪獣:ゴジラ、ミニラ、モスラ、アンギラス、ラドン、マンダ、エビラ、カマキラス、クモンガ、ヘドラ、ガイガン、キングシーサー、ジラ、カイザーギドラ

 

【第4期】2010年代のゴジラシリーズ

第29作『シン・ゴジラ』
公開年:2016年
登場怪獣:ゴジラ

第30作『GODZILLA 怪獣惑星』
公開年:2017年
登場怪獣:ゴジラ、セルヴァム

 

【その他】海外のゴジラ映画

リメイク第1作『GODZILLA』
公開年:1998年
登場怪獣:ゴジラ

モンスターバース第1作『GODZILLA ゴジラ』
公開年:2014年
登場怪獣:ゴジラ、ムートー

これまでにゴジラシリーズは、平成、昭和、ミレニアムとたびたび休止期間を挟みながら、2014年のギャレス・エドワーズ監督版の『GODZILLA ゴジラ』よりモンスターバースシリーズが再開し、日本でも2016年に『シン・ゴジラ』公開、最新作のアニメ映画『GODZILLA 怪獣惑星』は第3章までが予定されているなど、最近になってゴジラ映画作品に最注目の流れとなっています。今回地上波のテレビで実現した『ゴジラ総選挙2017』も、地上波初放映となった『シン・ゴジラ』も、テレビにゴジラが帰ってきたとようで、いち特撮映画ファンであるモトムラも嬉しい限りです。

ちなみに、テレビ朝日が放送した『ゴジラ総選挙2017』で選ばれた人気怪獣トップ10は以下のとおりです。

第1位 モスラ
第2位 キングギドラ
第3位 ラドン
第4位 ミニラ
第5位 メカゴジラ
第6位 アンギラス
第7位 メカキングギドラ
第8位 ベビーゴジラ
第9位 ガイガン
第10位 ヘドラ

※ランキングにはゴジラは含まないようです。

それではいよいよ、ゴジラ総選挙では取り上げられなかったゴジラ映画も含む “厳選8本”と、おすすめの“観る順”をご紹介します!

 

これを観ておけば間違いなし! ゴジラ映画厳選8本!

なかなか8本に絞るのは難しかったですが、お友達や会社の同僚などと「『ゴジラ』観たよ」話をするときに、これを観ておけばOKだろうという作品を選び抜きました。各作品には「ゴジラの通称」という項目を掲載しています。これはゴジラ映画通が作品を呼ぶときの通称です。これを使えば「この人、ゴジラ映画がわかってんな」と一目置かれることでしょう……!

 

【NO.1】現実vs虚構『シン・ゴジラ』

【作品情報】
日本公開日:2016年7月29日
上映時間:119分
監督:庵野秀明(総監督)、樋口真嗣(監督・特技監督)
音楽:鷺巣詩郎
キャスト:長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、市川実日子、大杉漣、高良健吾、高橋一生、松尾諭ほか

登場する怪獣:ゴジラ
ゴジラの身長:118.5メートル
ゴジラの通称:シンゴジ

【あらすじ】
2016年11月3日8時30分、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生する。政府は原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)は、ネット上の一般人による目撃報告や配信動画などから、事故の原因を巨大生物によるものと主張するが、周囲からは一笑に付される。しかし、直後のテレビ報道によって巨大生物の尻尾部分が映し出されたことにより、政府は巨大生物の存在を公表する。

2016年は、アニメ映画『君の名は。』とこの『シン・ゴジラ』が、日本映画界の様々な記録を更新した年となりました。年末の紅白歌合戦でも『シン・ゴジラ』の演出に驚いた(呆れた)人も多かったのではないでしょうか?

伝説的アニメ『エヴァンゲリオン』の庵野秀明監督らしい、どこかエヴァンゲリオンっぽく、どこか現代批評とも取れる面白さがあります。公開から1年以上経った今でも、観た人同士で好きなシーンや登場人物、過去のゴジラ作品との比較などで熱っぽく語り合える、非常に貴重な映画です。

見どころは怪獣モノというだけでなく、群像劇としての面白さがあること、東日本大震災後を思い出すような災害のリアルさ、後半から一転してゴジラ打倒に向かっていくカタルシス……などなど、多すぎてすべて挙げられません!地上波テレビの放映を見逃した方は、ぜひDVDやBlu-rayで!

 

【NO.2】日本が世界に誇る怪獣映画の金字塔『ゴジラ』

【作品情報】
日本公開日:1954年11月3日
上映時間:97分
監督:本多猪四郎
音楽:伊福部昭
キャスト:宝田明、河内桃子、平田昭彦、志村喬

登場する怪獣:ゴジラ
ゴジラの身長:50メートル
ゴジラの通称:初ゴジ

【あらすじ】
太平洋の小笠原諸島近海で南海サルベージ所属の貨物船が原因不明の沈没事故を起こし、救助に向かった貨物船も沈没する。その後、漁師の証言により一連の沈没事故の原因は津波などではなく、何物かに船を沈められたものだと発覚する。沈没事故のあった島の古老は、事件は大戸島の伝説の怪物呉爾羅(ゴジラ)の仕業で、近頃の不漁もゴジラが魚を食い荒しているせいだと語るが……。

驚くべきことは、この作品が太平洋戦争の終戦からわずか9年で公開されたこと(同年に『七人の侍』も公開)、当時は怪獣映画というジャンルそのものの概念がなかったため、大メロドラマ(男女の恋愛)として売り出されたこと。見ようによっては、ゴジラは当初、男女の恋愛模様のいち登場人物(怪獣)にすぎなかったのです!

見どころは、『シン・ゴジラ』が東日本大震災や原発事故を下敷きにしているように、初代ゴジラもまた、東京大空襲や原水爆実験を下敷きにしているところ。ゴジラが上陸したルートが、実は東京大空襲でB29が襲来したルートと同じと言われています。劇中に「疎開」という言葉が出てきたり、ゴジラの被害に遭った家族が「おとうちゃまのところにいくのよ……」という台詞を言ったり。随所に戦争の爪痕を感じさせる要素は、当時の観客に戦時中の痛みを思い起こさせたことでしょう。

地上波テレビの放送なりDVD・Blu-rayなりで『シン・ゴジラ』を観た後は、ぜひ“初代ゴジラ”をご覧いただきたい!映像は白黒だし、音声も聞き取りづらいところはあるものの、『シン・ゴジラ』の元ネタでもある映画ですから、グイグイと引き込まれること間違いなし!

 

【NO.3】『シン・ゴジラ』公開で再注目!84年版『ゴジラ』

【作品情報】
日本公開日:1984年12月15日
上映時間:103分
監督:橋本幸治(本編)、中野昭慶(特撮)
音楽:小六禮次郎
キャスト:小林桂樹、田中健、沢口靖子、宅麻伸、石坂浩二、武田鉄矢

登場する怪獣:ゴジラ、ショッキラス
ゴジラの身長:80メートル
ゴジラの通称:84ゴジラ、84ゴジ

【あらすじ】
伊豆諸島の大黒島で巨大な噴火が発生。噴火から3ヶ月後、大黒島近海で操業していた漁船が嵐によって航行困難となり、乗務員はSOSを発信するも消息を絶つ。一夜明け、島の付近をヨットで航行していた新聞記者の牧は、漂流中の漁船を発見。船内にはミイラ化した船員の死体が連なっていた。唯一の生存者である奥村を見つけたその時、体長1メートルほどもある巨大なフナムシが牧と奥村を襲う。

84年公開の『ゴジラ』は、“怪獣プロレス“と揶揄されるようになった、昭和のゴジラシリーズ最後の『メカゴジラの逆襲』から9年後に公開されました。いわゆる”平成ゴジラシリーズ“のスタート作品であり、初代ゴジラから30周年を記念映画でもあります。

初代ゴジラのリブート(再スタート)作品とも言える84ゴジラは、怪獣プロレスでちびっこのヒーローとなったゴジラを、改めて初代ゴジラのコンセプトに立ち返り、「核の落とし子」「人間の脅威」として描いています。要するに「怖いゴジラ」が再びスクリーンに帰ってきたのです。

その後の平成ゴジラシリーズ人気の影に隠れて、いまひとつ脚光を浴びることのなかった84ゴジラですが、『シン・ゴジラ』に84ゴジラからインスパイアされたと思われるシーンが多く見られたことから、(主に特撮映画ファンの間で)再び注目されています。たとえば『シン・ゴジラ』の劇中で「ゴジラを熱核攻撃で東京ごと焼き払う」という計画が立案されますが、84ゴジラ劇中でも同じような計画があり、日本が核の危機にふたたび晒されるというシーンが見られます。

公開当時の世界情勢は、まさに東西冷戦の真っ只中。劇中でも米ソ両国の緊張状態・臨戦態勢がストーリー展開の大きな軸となっており、ゴジラに対する核攻撃に、日本政府は“非核三原則”を持ち出してかたくなに拒み続けるなど、大人が見ても「なるほど」と感じさせる内容となっています。

 

【NO.4】重厚なテーマ曲とゴジラ史上最高のオープニング『ゴジラvsメカゴジラ』

【作品情報】
日本公開日:1993年12月11日
上映時間:108分
監督:大河原孝夫(本編)、川北紘一(特技)
音楽:伊福部昭
キャスト:高嶋政宏、佐野量子、小高恵美、原田大二郎、ラサール石井、中尾彬ほか

登場する怪獣:ゴジラ、メカゴジラ
ゴジラの身長:100メートル
ゴジラの通称:-

【あらすじ】
1992年のゴジラとメカキングギドラの後、留まることのないゴジラ被害に対応すべく、国連はG(Godzilla ゴジラ)対策センターおよび対ゴジラ部隊Gフォース(G-FORCE)を筑波に設置する。G対策センターは海底からメカキングギドラをサルベージして23世紀のテクノロジーを解明、分析。得られた技術を元に究極の対ゴジラ兵器“メカゴジラ”を完成させる。

最初に『シン・ゴジラ』をDVD・Blu-rayで観られた方なら、エンドクレジットのメドレーで最後に流れた重厚なテーマ曲が印象に残っていることでしょう。『ゴジラvsメカゴジラ』のテーマをバックにした本作のオープニングは、ゴジラ映画史上最高にアガります!

20代~30代の方であれば、“ゴジラ”と言ったら平成ゴジラシリーズが印象に残っているのではないでしょうか?当時はクリスマス~年末映画の定番で、毎年ジブリ映画と邦画興行ランクの1・2位を争うドル箱シリーズでもありました。筆者も1980年代生まれのアラサーですので、平成ゴジラシリーズの作品とともに育ってきた世代です。

思い入れのある平成ゴジラシリーズから選抜するのは難しいですが、ここでご紹介するのは『ゴジラvsメカゴジラ』。前作にあたる『ゴジラvsキングギドラ』からつながるストーリー、人類が核攻撃以外で唯一、ゴジラに対抗する手段として開発したメカゴジラというロマン!しかも今回のスーパーメカゴジラは合体機能も備えている!!ストーリー中盤でじゃっかん中弛みはするものの、クライマックスの幕張を舞台とした最終決戦は激アツ!!

 

【NO.5】最凶のゴジラが帰ってきた!『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』

【作品情報】
日本公開日:2001年12月15日
上映時間:105分
監督:金子修介(本編)、神谷誠(特殊技術)
音楽:大谷幸
キャスト:新山千春、宇崎竜童、小林正寛、天本英世、佐野史郎ほか

登場する怪獣:ゴジラ、モスラ、キングギドラ、バラゴン
ゴジラの身長:50メートル
ゴジラの通称:GMKゴジラ、白目ゴジラ

【あらすじ】
1954年にゴジラが日本を襲ってから、50年の月日が経とうとしていた。防衛軍はグアム島沖で消息を絶った原子力潜水艦を救助するため、特殊潜航艇「さつま」に出動命令を下す。現場に向かった「さつま」のクルー・広瀬は、原潜の残骸の近くで青白く光りながら移動する巨大な生物の背びれを目の当たりにする。

ゴジラシリーズと言えば、3体以上の怪獣が敵味方に分かれて大暴れする“大進撃”や“大戦争”などと銘打たれた作品(いわゆる、『アベンジャーズ』的な)が定番となっています。数ある“怪獣まつり”のなかから、ここではGMKをセレクト。

特撮映画ファンの注目ポイントは、それまで平成ガメラシリーズ3部作を監督した金子修介の参加です。「名作との呼び声高いガメラ3部作の監督がついにゴジラに!」ということもあってか、観客動員数は240万人を記録、ミレニアムシリーズ中で最高の動員数となりました。

本作に登場するゴジラは54年に登場した初代ゴジラ以降、二度目の登場という設定になっています。何と言っても特徴的なのは、白目!! 徹底的な悪として描かれたゴジラは本作が初です。まったく感情移入の余地がない、恐怖の対象として描かれており、「太平洋戦争で戦没した人々の怨念の集合体」という、初代ゴジラ同様に戦争のメタファーが色濃く反映されています。

「ゴジラも可哀想な怪獣なのよね」という同情の余地は一切なし!もう容赦なく人を殺す!!怪獣も殺す!!これが劇場版『とっとこハム太郎』と併映されていたと言いますから、当時の観客が感じた落差はいかに……。

 

【NO.6】ゴジラシリーズ最高動員数を記録した日米怪獣王対決!『キングコング対ゴジラ』

【作品情報】
日本公開日:1962年8月11日
上映時間:97分
監督:本多猪四郎(本編)、円谷英二(特撮)
音楽:伊福部昭
キャスト:高島忠夫、佐原健二、藤木悠、平田昭彦ほか

登場する怪獣:ゴジラ、キングコング、大トカゲ、大ダコ
ゴジラの身長:50メートル
ゴジラの通称:キンゴジ

【あらすじ】
テレビ番組のスタッフである桜井と藤田は、視聴率アップのため南太平洋のファロ島に伝わる「巨大なる魔神」の取材を開始する。一方、北極海では海水の温度上昇が始まり、青白く発光する氷山が露出した。実は、アンギラスとの戦いを終え、氷漬けにされたまま行方不明となっていたゴジラが眠る氷塊だった。

アメリカの人気怪獣キングコングと、日本が世界に誇る怪獣ゴジラのドリームマッチ。ゴジラシリーズ全29作品(『シン・ゴジラ』まで)のうち、史上最高の観客動員数1255万人を記録した作品で、当時の日本国民の10人に1人が観たという計算です。

日米の代表怪獣が雌雄を決するという「どっちを勝たせても角が立ちそう」な展開もさることながら、昭和の東宝特撮映画ではおなじみ“大ダコ”(本物の生きたタコを使用!)が初めて登場するなど、見どころの多い作品となっています。

2020年には『ダークナイト』『ジュラシック・ワールド』などで知られるレジェンダリー・ピクチャーズによる『Godzilla vs. Kong』の製作も決定しており、60年ぶりにキングコング対ゴジラの夢の対決が実現します!

 

【NO.7】女性一番人気? モスラが大活躍!『モスラ対ゴジラ』

【作品情報】
日本公開日:1964年4月29日
上映時間:89分
監督:本多猪四郎(本編)、円谷英二(特撮)
音楽:伊福部昭
キャスト:宝田明、星由里子、小泉博、藤木悠ほか

登場する怪獣:ゴジラ、モスラ
ゴジラの身長:50メートル
ゴジラの通称:モスゴジ

【あらすじ】
巨大な台風によって、南海のインファント島から巨大な卵が日本に漂着する。インファント島からやってきた小美人たちは、卵の返還を要求するが、卵をレジャー施設の見世物として利用することを企む興行師によって拒否されてしまう。その頃、復活したゴジラが日本に上陸、名古屋を壊滅状態に陥れる。

『ゴジラ総選挙2017』の人気怪獣ランキングで見事、第1位に輝いた怪獣が“モスラ”でした。モチーフが蛾というところは差し置いて、ぬいぐるみのようなもふもふとした見た目と、献身に人間の味方をするという設定が人気の秘密なのかもしれませんね。

『モスラ対ゴジラ』のタイトルから読み取れるように、モスラは人間の味方怪獣として登場、ゴジラを迎え撃ちます。本作のモスラは後の平成シリーズやミレニアムシリーズで追加された光線技を使う設定がなく、ただひたすら体当たりと鱗粉攻撃。しかも鱗粉攻撃は「使い続けると羽がもろくなり飛行能力を失う」という諸刃の剣!

少しだけネタバレをすると、ストーリー中盤で成虫モスラはゴジラに敗北、絶命してしまいます。残ったもうひとつの卵が孵化し、モスラの幼虫が誕生するのですが……この展開が激アツすぎて涙腺を刺激すること必至の名シーン!!

 

【NO.8】海を渡って大成功!壮大なシリーズの幕開け『GODZILLA ゴジラ』

【作品情報】
日本公開日:1964年4月29日
上映時間:89分
監督:本多猪四郎(本編)、円谷英二(特撮)
音楽:伊福部昭
キャスト:アーロン・テイラー=ジョンソン、渡辺謙、エリザベス・オルセン、ブライアン・クランストンほか

登場する怪獣:ゴジラ、ムートー
ゴジラの身長:355フィート(108メートル)
ゴジラの通称:ギャレゴジ

【あらすじ】
日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所で謎の巨大地震が発生、原子炉はメルトダウンし、原発は倒壊した。秘密機関“モナーク”は地震の原因となった巨大な繭を調査していたが、繭から羽化した“ムートー”と名付けられた巨大生物は、研究施設を破壊して東へ飛び去る。一方その頃、ムートーを追って60年ぶりにゴジラが地上に姿を現す。

2004年公開『ゴジラ FINAL WARS』以来、10年ぶりとなるゴジラ映画。監督は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でも知られるギャレス・エドワーズです。また『GODZILLA ゴジラ』はキングコングやキングギドラ、モスラなどを含む複数の怪獣を同一世界観で描く“モンスターバースシリーズ”の第1作目でもあります。(マーベル・シネマティック・ユニバースの記事参照!)

日本のゴジラが“犬”だとしたら、ハリウッド版のGODZILLAは“熊”。アメリカ人体型などと茶化されましたが、ずんぐりむっくりとした体型は怪獣の頂点として君臨する貫禄すら感じさせ、1954年の初代ゴジラの設定にあった“核の落とし子”という原点への回帰、神にも等しい畏怖すべき存在として描かれます。

見どころは何と言ってもサンフランシスコの市街地を舞台に、ゴジラとムートーのつがいが大暴れするシーンです。とくにゴジラが放射熱線の吐く瞬間の演出のかっこよさときたら!思わず拍手喝采したくなるでしょう!!

ちなみに、ギャレゴジの前にもハリウッド版ゴジラが公開されています。『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』などのパニック映画でおなじみ、ローランド・エメリッヒ監督による『GODZILLA』(1998年)です。興行的には一定の成功は収めたものの、最低映画に送られるゴールデンラズベリー賞を受賞。「放射熱線を吐かない」「通常兵器で倒される」など日本版のゴジラと設定が異なる点も不評だったようです。

 

まとめ

もしかしたら、地上波で放送された『シン・ゴジラ』が初めてのゴジラ映画という人もいらっしゃるでしょう。ご自分が生まれた年に公開されたゴジラ作品を観たり、『シン・ゴジラ』の元ネタとなった過去のゴジラ映画を観たりするのも、ゴジラシリーズの楽しみ方のひとつです。

最新作『GODZILLA 怪獣惑星』は2017年11月17日公開!ぜひ劇場で!!

メイン画像出典:『シン・ゴジラ』予告2

ライター : モトムラ・ハジメ

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東京都日野市在住、元ゲームプランナー・ディレクター。現在はライターとして経済、エンタメ、恋愛、映画レビューを中心に多方面で記事を執筆中。趣味は映画鑑賞とプロレス観戦。映画はジャンル問わず年間150本以上鑑賞、プロレスは新日本プロレス、DDT、スターダム推し。

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