【実話の感動作】秋の連休は映画『ドリーム』がおすすめ! NASAの成功を支え“人間コンピュータ”と呼ばれた黒人の女性数学者とは

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早いもので10月、2017年も残り3ヶ月となりました。今月の7、8、9日は3連休。涼しい秋の行楽シーズンなので、アウトドアや小旅行などを楽しむ方も多いことでしょう。もし「せっかくの3連休だし、何か面白い映画はないかな?」という方がいらっしゃったら、ぜひオススメしたいこの秋の新作映画があります。

今回ご紹介するのは、現在公開中の映画『ドリーム』(原題:Hidden Figures)です。

 

映画『ドリーム』は実話を基にした物語

1960年代初頭、アメリカとソ連がし烈な宇宙開発競争を繰り広げていた時代。NASAでは多くの黒人の女性数学者たちが計算士”人間コンピュータ”として働いていました。

黒人女性たちは優れた頭脳と高い能力を持ちながらも、職場や白人社会、さらには安息の場所であるはずの家庭においても、厳しい黒人差別・女性差別に晒されます。職場では白人と同じトイレや食堂を使えず、夜遅く仕事から帰った日には夫から「女のする仕事ではない!」と非難を受ける始末。

彼女たちはさまざまな逆境と闘いながら、アメリカの威信をかけた“マーキュリー計画”で多大な貢献を成し遂げていきます。そんな彼女たちの活躍も、ほんの数年前までは歴史の表舞台に出てくることは一切ありませんでした。

映画『ドリーム』はキャサリン・G・ジョンソン、ドロシー・ヴォーン、メアリー・ジャクソンという実在の黒人女性3人にスポットを当て、宇宙開発史に隠された“知られざる真実”を描き出します。

 

邦題“私たちのアポロ計画”はなぜボツになった?

映画『ドリーム』を語るうえで、どうしても避けられない問題があります。

当初の邦題は『ドリーム 私たちのアポロ計画』となっていました。これが公表されるやいなや、SNSを中心に批判が殺到。監督のセオドア・メルフィをも巻き込む事態となり、最終的に『ドリーム』という邦題に落ち着きました。

それもそのはず、この映画はアメリカ初の有人宇宙飛行を実現したマーキュリー計画を題材としているのに、邦題ではなぜか人類初の有人月面着陸である“アポロ計画”をタイトルに持ってきているからです。

配給の20世紀フォックスは邦題がアポロ計画となっていることを、「マーキュリー計画がメインであることは当然認識している」と前置きしたうえで、「日本のお客様に広く知っていただくための邦題として、宇宙開発のイメージを連想しやすい『アポロ計画』という言葉を選びました」とコメントしました。

これがさらに批判に火をつける結果となってしまいます。当然ながら「配給会社の事情もわかるが適切な邦題かというと疑問」「観客は知らないだろうという映画会社側の勘違い」といった次なる批判が寄せられ、ついに20世紀フォックスは“私たちのアポロ計画”という邦題を削除することに。

先日、普段はほとんど映画を観ないという女性に『ドリーム』の話をしたところ、その女性ですらこの邦題問題については知っていたので、良い意味でも悪い意味でも話題になったことは間違いありません。

 

堅苦しさ一切ナシ! 音楽、ファッション、難解な数式すら楽しめる

宇宙開発、マーキュリー計画、人種差別・女性差別、数学などと聞くと、どうしても「難しそう」「堅苦しい感じがする」というイメージが付きまといます。

ご心配なく!『ドリーム』には確かに難解な数式や専門用語が飛び交い、主人公の女性3人は厳しい差別に見舞われますが、堅苦しさや胸クソ悪いところは一切ありません!鑑賞後はまるでアクション映画でも観たあとのような爽快感と、知的好奇心をくすぐるさまざまな発見があります。

それはもう、主人公の女性3人はみんなキュートで、タフで、魅力的。ここまで“働く女性”をカッコよく、美しく描いた映画は他には無いのではないでしょうか?難解な数式を解くシーンも、黒板とチョークが奏でるリズミカルな音楽を聴いているよう。答えを導き出した瞬間は思わず心の中で“Bravo!”と叫んでしまいそうなほどの爽快感があります。

忠実に再現された60年代のファッションもまったく古臭さを感じさせず、現代のわれわれが見てもとてもオシャレでモダン。彼女たち3人が揃うシーンはスクリーンがパッと華やかになります。

 

登場人物は女性も男性もみんな“ナイスガイ”

『ドリーム』の登場人物は女性だけでなく男性もナイスガイぞろい。劇中では科学技術の最先端を行くNASAにおいてすら、人種差別や性差別、伝統やしきたりでガチガチに縛られていた組織だったことが明らかになります(実際はもう少し自由度が高かったようです)。

『ドリーム』に登場する男性たちは、最初こそ黒人女性たちに対して差別的な態度をとり、“女だから”と見くびることもあるのですが、次第に彼女たちの聡明さと組織の非効率さに気づき、ともに戦う“戦友”として彼女たちを認めていきます。人種も性別も関係なく、すべての人たちが一丸となってマーキュリー計画成功のために身を捧げるクライマックスのシーンは、もう涙なしでは観られません!!

観ている間、何度も「これ、実は今の日本でも同じことやってるよね?」と思うシーンを目にすることでしょう。職場の人間関係や非効率なシステムに、やりきれない思いを抱えている人は少なくないはず。厳しい差別や古い考えを打破し、人類が宇宙に到達する“夢”に向かって心を一つにする人たちの姿を見て、「連休明けの仕事も頑張ろう!」と元気をもらえること間違いなしです。

映画『ドリーム』は、この秋の3連休にぜひ映画館で!

メイン画像出典:映画『ドリーム』オフィシャルサイト

ライター : モトムラ・ハジメ

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東京都日野市在住、元ゲームプランナー・ディレクター。現在はライターとして経済、エンタメ、恋愛、映画レビューを中心に多方面で記事を執筆中。趣味は映画鑑賞とプロレス観戦。映画はジャンル問わず年間150本以上鑑賞、プロレスは新日本プロレス、DDT、スターダム推し。

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