【ゲームと人工知能】AIはどこまで強くなるの? 過去の「AI対人間」対戦まとめ

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近年のAI関連技術の進歩は目を見張るものがあります。
機械化が著しく発展した産業革命後、多くの失業者が生まれたことを例に、AIの進歩を恐れる見方もありますが、一体どこまでAIは強く、そして賢くなるのでしょうか。
これまで行われたAIとヒトの対戦を振り返えることで、その進歩の歴史を辿ってみましょう。

 

【AI対人間】チェス(1997年)

出典:shutterstock

(※イメージです)出典:shutterstock

1997年、IBMの開発した『DeepBlue』が当時のチェス世界チャンピオンだったガルリ・カスパロフと対戦し、6連戦を2勝1敗3分けで勝ち越します。これによって多くのチェスプレイヤーが囲碁の世界に移るというインパクトを与えたそうです。
今、思うとウィンドウズ98が出る前に、すでにチェスの世界ではAIに敗北を喫していたのですね。

 

【AI対人間】将棋(2013年)

(※イメージです)出典:shutterstock

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チェスの世界チャンピオンがAIに敗北してから16年、2013年に現役棋士がAIに破られます。将棋はチェスと違って奪った相手の駒を使えるため、チェスよりは多少複雑度が増します。とはいえ、チェスでの勝利から16年もかかったのは、技術力やプレイヤー人口の差が影響しているのでしょうか。

 

【AI対人間】囲碁(2016年)

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チェスや将棋と比べると盤面が多く、複雑さが増すと言われる囲碁の世界でも、2016年3月にGoogle傘下のDeepMindによるAI『AlphaGo』が世界最強といわれる囲碁棋士、イ・セドルに勝利しました。

日本ではドワンゴも『DeepZenGo』というAIを開発していて、プロ棋士と戦う囲碁電脳戦を開催しています。
第1回は2014年2月11日に開催し、アマチュア棋士に勝利、2016年11月19日には第2回が開催され、プロ棋士の趙治勲名誉名人とハンデ無しの三番勝負が繰り広げられ、趙治勲名誉名人が2勝1敗で勝ち越しました。
▶︎第1回囲碁電脳戦
▶︎第2回囲碁電脳戦

2017/3/21-23まで開催された、ワールド碁チャンピオンシップにも参戦し、日中韓の囲碁棋士と総当り方式で対戦。結果、日本の井山裕太9段を上回る3位となりました
▶︎ワールド碁チャンピオンシップ

2017年4月29~30日に行われたニコニコ超会議では、高尾紳路名人、三谷哲也七段、大橋拓文六段の3人と対戦。プロ棋士チームは三人による合議制で差し、DeepZenGoが僅差で勝利しました。

囲碁の世界ではまだ完全にAIが上回っているとは言えないものの、実力は拮抗していてAIの完勝となるのも時間の問題であるような気がします。

 

【AI対人間】ポーカー(2017年)

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ポーカーは見えている盤面が異なる不完全情報ゲームです。相手の手の内がわからない不完全情報ゲームで、かつブラフと呼ばれる心理戦の要素が加わるため、攻略するのは容易ではないと思われていました。

しかし、2017年1月10日から20日間に渡って開催されたテキサスホールデムのトーナメントでカーネギーメロン大学の開発した『Libratus』が$1,766,250を稼ぎ出し、プロを凌駕する成績を収めました。

さらに2017年4月8日から10日まで中国海南島で開催されたトーナメントでは同大学の教授と学生が開発したAI『Lengpudashi』が6人の中国人のプロポーカープレイヤーと対戦し、29万ドルを獲得するという成績を収めています。

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【AI対AI】人狼(番外編)

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2015年8月にはパシフィコ横浜でAIだけの『人狼知能大会』が開催され、2016年8月には第2回が開催されました。
人狼とは村の中に紛れている人狼(人の姿をした狼)を探し出すゲームで、村人チームと人狼チームに分かれて戦うチーム戦のゲームです。チェスや将棋、囲碁と異なり、プレイヤーによって見えている情報が異なる不完全情報ゲームであり、さらに嘘をついたり、嘘を見破ったりする必要があるため、他のゲームとは”知能”の使い方がかなり異なります。

人狼知能大会はこれまで2回行われており、第三回は2017/8/30-9/1に催される『CEDEC 2017』にあわせて開催されます。
▶︎人狼知能プロジェクト

AIが嘘をついたり、見破ったりということになると、いよいよ本格的に知能と呼べる段階に突入する気がするとともに少し怖くもあります。

 

AIの今後

これまで様々な対戦を振り返ってきましたが、AIが空想の世界の話だった時代から、現実的な近未来の話として実感できるレベルまで急速に進化してきたのがよくわかりますね。

今のペースでコンピューターの能力が発達すると、2045年にはAIが人間の知能を上回り、そのことを『2045年問題』と呼ぶそうです。
2045年に本当にAIが人間の脳を凌駕する能力を身につけた時、一体世の中はどのように変わっているのでしょうか。楽しみであるとともに少し怖い気もしますね。

 

ライター :江口創介 

江口創介

冒険心に好奇心に従って生きてきた凸凹人間。雑談力を武器に誰とでもすぐに打ち解けるが、集団行動は苦手。
バックパッカーだったり、ヒッチハイカーだったり、ウェブ制作してたり、ブロガーだったりするが本当の姿は誰も知らない。たこ焼きが大好き。@gappacker

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