【ソ連の様式美③】息を飲む豪華絢爛さ! ロシアの地下鉄の駅巡りで感じる、いちいちカッコいい「レトロフューチャー感」とは

20190320_soviet-metro3_7
文:星野藍
グラフィック&UIデザイナー、写真家、書道家。福島県福島市出身。従姉の死、軍艦島へ渡った事をきっかけに廃墟を被写体とし撮影を始める。2016年『チェルノブイリ/福島 ~福島出身の廃墟写真家が鎮魂の旅に出た~』(八画文化会館)上梓。

感傷など全てどうでもよくなる美しさ

地下鉄に乗って、窓から何処までも続く真っ暗な景色を見ていると過去へ、過去へと遡っていくような暗鬱なメランコリーを覚える時がある。

albumtemp (49)

あの時ああしていれば。
あの時ああだった。

20190320_soviet-metro3_2

そういえば。でも。だって。

取り留めのない虚しい言葉と思考は虚空の黒に溶ける。明日なんて、こなければいいのに、などと。

20190320_soviet-metro3_3

しかしそういったよくある都会に生きる人間のよくあるゴミのような感傷など全て吹き飛ばすのが、ロシアの地下鉄の駅の桁違いの美しさだ。東京の地下鉄のように負の感情の掃き溜めになる事などまずない。ゴリゴリ進もうではないか。

【前回の記事】
【ソ連の様式美】息を飲む豪華絢爛さ! ロシアの地下鉄の駅巡りで感じる、いちいちカッコいい「レトロフューチャー感」とは
■【ソ連の様式美②】息を飲む豪華絢爛さ! ロシアの地下鉄の駅巡りで感じる、いちいちカッコいい「レトロフューチャー感」とは

 

私が一番好きなロシアの地下鉄の駅

さて、私が一番恋い焦がれ足を運んでみたいと思っていた駅へとやって来た。

albumtemp (60)

エレクトロザヴォーツカヤ駅。

20190320_soviet-metro3_6

20190320_soviet-metro3_5

その名の通り、コンセプトは電気。鎌と槌を挟む電気模様にワクワクする。

20190320_soviet-metro3_7

……来て良かった……!

感動の余り足が震え息が止まるかと思った。本当に来て良かった。

albumtemp (50)

まるで宇宙船に迷い込んでしまったかのような錯覚。

albumtemp (47)

嗚呼、もう何処までも酔いしれたい。

20190320_soviet-metro3_12

エレクトロザヴォーツカヤとは電気工場という意味だ。

20190320_soviet-metro3_9

その名の通りこの駅は当初電気工場用だった。駅舎の天井には318個のオリジナルランプが付けられ中央ホールの柱の浅浮き彫りには電気工場の作業員、建設作業員、鍛冶屋が描かれている。戦前のアールデコ様式の影響を受けた、スターリン様式のデザインが雄々しい、一際特徴的な駅だ。

20190320_soviet-metro3_13

非現実的空間に浸り時が経つのもうっかり忘れる。

離れたくない……丸一日この空間で過ごしたい……。恋い焦がれし場所に訪れるといつもこうだ。そして大体そういう時は時間がない。

 

銅像に囲まれるプローシャチ・レヴォリューツィ駅

プローシャチ・レヴォリューツィ駅(革命広場駅)。ここもまた異質な駅のひとつだ。(というか、異質な駅ばかりなのが困ってしまう)

20190320_soviet-metro3_16

両サイドにずらりと並んだ銅像。

20190320_soviet-metro3_22

この76体も並ぶ銅像の多さで有名な駅だ。国境警備隊と犬の銅像の前にはロシア人たちが集まっていることが多く、この犬の鼻には試験合格の願いを、犬の足には恋愛成就の願いを叶えるジンクスがあるという。それを知ったのは残念ながら帰国後だったので、次回は是非犬の鼻を撫で回したいと思う。

20190320_soviet-metro3_18

やはり銅像の数々を撮影して回る観光客も多かった。

albumtemp (53)

albumtemp (51)

albumtemp (54)

albumtemp (55)

どれも力強く見るものに語りかける強いメッセージ性を感じる。

20190320_soviet-metro3_14

レーニンの旗を描いた壁の迫力もなかなかだ。

20190320_soviet-metro3_15

この駅からは赤の広場、クレムリン、グム百貨店、ニコラ通りなどのモスクワの中心部に出る事が出来る。観光するならまずはここからと言った所だろうか。寧ろ必ず通るかもしれない。

赤の広場は楽しい、テンションが上がる。グム百貨店内の手頃なレストランでロシアの代表的な料理を食べ比べるのも良い。

 

楽しい時間はあっと言う間に

しかし神というお方は残酷だ、こんなにも楽しい時間程あっという間に過ぎ去らせてしまう。私がこんなにも渇望しているというのに。

albumtemp (57)

これはまた、訪れなくてはならない。

20190320_soviet-metro3_26

今回巡った駅は特に有名どころではあったが、余り名前を見ない名駅の発掘も今後行っていけたらな、と思う。

20190320_soviet-metro3_28

全ては己の好奇心の侭に。

albumtemp (58)

ライター :星野 藍

星野

グラフィック&UIデザイナー、写真家、書道家。福島県福島市出身。従姉の死、軍艦島へ渡った事をきっかけに廃墟を被写体とし撮影を始める。
2016年『チェルノブイリ/福島 ~福島出身の廃墟写真家が鎮魂の旅に出た~』(八画文化会館)上梓。廃墟の他怪しい場所やスラム街、未承認国家にソビエト連邦など、好奇心の侭に国内外を縦横無尽に徘徊する。

【関連記事】
【ソ連の様式美】息を飲む豪華絢爛さ! ロシアの地下鉄の駅巡りで感じる、いちいちカッコいい「レトロフューチャー感」とは
【ロシア・アヴァンギャルド】ロシア帝国・ソビエト連邦の時代を通して見る世界~過ぎ去りし過去の栄光、共産主義が見た夢の痕~

bnr_skin_thin

ゴリラクリニック対談 堀江貴文×柴田英嗣(アンタッチャブル)篇
【女性にモテない?】胸毛や背毛の悩みは脱毛で解決できます

男性美容外科ゴリラクリニックTOPへ行くモテ男記事ゴリクリハックのトップへ行く

この記事が気に入ったら いいね!しよう

ゴリラクリニックdigの最新記事をお届けします

注目記事

新着記事

ゴリゴリ日記 ライターさん募集中!!

週間アクセスランキングTOP10

【閲覧注意】富士の樹海は想像以上に美しく、発見した死体は想像以上に……。GPS持参で青木ヶ原樹海を探索した話

【刺青夫婦】タトゥーのデメリット・後悔は結婚してから痛感する3つの理由

【裾折りデニム問題】メンズに流行するデニムのロールアップはダサいのか? お洒落なのか? 折り方はあるのか?

【激レア】マニアック過ぎィ!!日本屈指の非売品ゲームソフトコレクター「じろのすけ」氏が厳選する非売品ソフトベスト3とは

【最新カプセルホテル】近未来的モダン空間! カッコ良すぎる竹橋のナインアワーズホテルに行ってみた!

【IKEAあるある35選】これはあるね!www つい余計なものまで…から始まる、毎度ありがちな「イケアあるある」まとめ

【原価率】回転寿司スシローのネタ原価率を某寿司職人から”外部”リーク! 一部上場記念「スシローうまさ上々祭」のコスパに迫る

【旨すぎ注意】牛骨の旨味がほとばしるゥ! イスラム教徒も安心の蘭州拉麺の聖地「ザムザムの泉(西川口)」に行ってみた

【男料理保存版!】神田・東京カオマンガイの門外不出レシピ公開! カオマンガイのプロが語る「究極のカオマンガイ」の作り方 前編

【1話無料】漫画『やれたかも委員会』作者の吉田貴司さんに聞く、やれた「かも」に潜む男たちのリアルな願い(前編)