【脱サラビジネス】独立のきっかけは『フェスのカレー屋』 谷根千エリアで日本一ゆるいレコード屋を開業準備中の元エリート会社員

(日本一ハードルの低いレコード屋の開業を目指す鈴木氏)

下町の風情と情緒が色濃く残る谷根千エリアの一角、根津。3階建ての事務所ビルでは27歳の男性が夢だったレコード屋の開業準備をコツコツとすすめていた。店主の鈴木宏明氏は、北海道大学農学部を卒業後、日本郵政でシステム管理の仕事に従事していた元エリートサラリーマンだ。そんな彼がなぜ安定した身分を捨てて、谷根千エリアでレコード屋を開業しようと思い立ったのか。店主の鈴木氏にインタビューを行った。

(日本一ハードルの低いレコード屋の開業を目指す鈴木氏)

(日本一ハードルの低いレコード屋の開業を目指す鈴木氏)

 

会社をやめたキッカケは「自作のカレーが美味しかった」から?

--独立開業のキッカケについて教えてください。

「普段、自炊はしないんですけど、たまたま作ったカレーが妙に美味しくて。それで調子に乗って、とある音楽フェスで屋台を出店する機会を得たのです。そうしたら、素人が作ったカレーなのにプロの店より売れてしまい、結果、400食を完売しました。」

 

--そうすると、最初はカレー屋として独立しようと思ったと?

「いえ、自分にとってこの経験は『熟練度は関係なく素人でもプロに混じってお金を稼げる』という気づきになったんです。普通、カレー屋で起業しようと思ったら、どこかの飲食店で修行とかすると思うんですけど、それは必ずしも必要ではないと実感しました。それならばと、自分が好きなことで独立しようと思うキッカケとなりました。」

 

--では、好きなことがレコード屋だったと。

「はい、子供の頃からピアノを習っていたり、iTunesで10万曲を持ち歩いていたりと、音楽好きだったこともあり、レコード屋での起業を思い立ちました。この場合、レコード屋でバイトしてノウハウを得るという選択肢もあったとは思うんですけど、カレーの経験もあって、すぐの独立を思い立ちました。」

(根津にあるカフェでインタビューに応じる鈴木氏)

(根津にあるカフェでインタビューに応じる鈴木氏)

--現在、レコード屋は開業準備中です。生計はどう立てているのですか?

「サラリーマン時代の貯金に加えて、都内で民泊を運営しています。その収益が初任給くらいの額になっているので生活できる感じです。レコード店舗の家賃は共同経営者の3人で分担しているので、そこまで負担にはなっていません。」

 

--開業場所に谷根千を選んだ理由は?

「東京のローカルってすごい! というのがあります。いろいろな活動をしている人たちがいます。だからこそ、つながりを持てる人も面白い人が自然と多いと、感じています。根津は東大や藝大が近いというのも大きいです。有志の学生にリノベーションを応援してもらったりしています。」

 

--レコードを販売するだけで、経営は成り立ちそうですか?

「レコード屋という形をとっていますが、音楽だけにこだわらず、イベントスペースを併設することで、地域、リノベーション、食に関するイベントを開催していく予定です。

特に自分は長野県の出身なので、地方創生に貢献できるような、人を集まる場を作りたいと思っています。そこに音楽を組み合わせることで、さまざまなコラボを生むのが狙いです。たとえば、音楽×医療、音楽×建築、音楽×地域といった組み合わせで、今までのレコード屋に出来なかったことが出来るのでは、と考えています。」

 

『ファンクはつらいよ』みたいな世界を作れたら

--開業に向けての意気込みをお願いします。

「音楽系って閉鎖的な印象を持つ方が多いかと思います。ジャズ喫茶や個人のレコード屋って一見さんだと入りづらい。でもそれだと物が売れなくて、結果、エッジが効いた店だけが残りました。そうなると今は、入門的な場所が空白地帯となっている。だから自分の店が入門的な場所に出来たら思います。『日本一ハードルの低いレコード屋』を目指していて、いろいろな人が興味が持てる、入り口の広さを魅力としたいです。

話は変わりますが、アメリカのファンクミュージシャン、ジョージ・クリントンの『ファンクはつらいよ』という自伝があって、そこでは彼の実家の床屋に、散髪で訪れるお客以外に、音楽を目的に色々な人が集う様子が書かれています。そんな世界が自分でも作れたらと思います。

もし、『こういうことやりたい』という人がいたら、是非声をかけてください。コラボしましょう!」

--ありがとうございました。

内装費用をクラウドファンディングで募るなど、試行錯誤をしながら手作り感のある店作りを進めている鈴木氏。谷根千エリアに新たな人気スポットとなるかは、店主の今後の頑張りにかかっていそうだ。

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(改装途中のエントランス)

(改装途中のエントランス)

(店舗の床材は、長野県で建築建材を販売する「リビルディングセンター」で買い付けた古材を使用している。店主のこだわりだ。)

(店舗の床材は、長野県で建築建材を販売する「リビルディングセンター」で買い付けた古材を使用している。店主のこだわりだ)

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(リノベーション中の店舗に置かれていた書籍)

ライター : 栗林 篤

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1978年生まれ。明治大学政経学部卒業。大学卒業後、情報誌出版企業に勤めるが1年でリストラに遭遇。その後フリーター、ニート時代を経て、東証一部上場企業の正社員SEとして働くも、年収300万円以下の経済状況に絶望して投資に邁進する。投資のおかげで、現在はサラリーマンを卒業、フリーライターとしてストレスフリーに活動中。著書に『サラリーマンのままで副業1000万円』(WAVE出版)。好きなフルーチェはいちご。

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