【就活生必見】残業パワハラ当たり前のブラック企業勤務から抜け出した男(29)が教える、現場体験談から導く見分け方と対策方法

shutterstock_424331113

先日、ブラックな現場が多いと有名なSE(システムエンジニア)の友人から、「今月250時間も働かされてマジでブラック最悪」と言われた私は、月に350時間ほど働いていた過去を思い出して”わなわな”しました(笑)。

※過労死の危険性が高まる基準は、100時間以上/月または2か月連続で80時間以上の時間外労働(厚生労働省)

就活を意識したとき、真っ先に「ブラック企業には入りたくないな……」と思いませんでしたか? 中には自ら進んでブラック企業に突撃するドMな方も(私を含めて)いますが、多くの方は労働環境が良く福利厚生のしっかりしたホワイトな会社を志望しているのではないでしょうか。

そこで今回は、ブラック企業あるあるや体験談をもとに、意外と知られていないブラック企業の見分け方と対策方法をご紹介します!

 

ブラック企業の定義とは?

広義としては暴力団などの反社会的団体との繋がりを持つなど違法行為を常態化させた会社を指し、狭義には新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働によって使いつぶし、次々と離職に追い込む成長大企業を指す。

参照:Wikipedia 

定義を簡略化すると、“ブラック企業とは違法行為をしている会社”ということになりますね。労働基準法を守らずに違法労働を課している会社がブラック企業と呼ばれる所以でしょう。

 

パワハラやセクハラが横行? それも「ブラック企業」です

度を超えた長時間労働やノルマを課し、耐え抜いた者だけを引き上げ、落伍(らくご)者に対しては、業務とは無関係な研修やパワハラ、セクハラなどで肉体・精神を追い詰め、戦略的に「自主退職」へと追い込む。

参照:コトバンク

パワハラやセクハラを日常的に受けていたら心を病んでしまいますよね。それらが原因で「仕事を辞めたい」と思う人も多く、中には実際に退職してしまう人もいます。体力的に違法労働に耐えかね、「使えないヤツ」の烙印を押され、「イジメ」で退職に追い込まれる。そのような流れが会社の体質になっていたら……。ブラック企業を言い換えると、「自分自身を心身ともに追い詰める環境」のことなのです。

※リクナビNEXTさんの調査によると、人間関係の問題は退職理由の第3位。1位は上司や経営者の仕事ぶり、2位は労働時間と環境。

 

ブラック企業の見分け方と対策方法

shutterstock_352302998

出典:shutterstock

求める人物像に「素直な人」と記載されている求人案件をよく見かけませんか?
多くの会社が「多くを吸収して成長していってほしい」との願いを込めてそう記載していると思いますが、中には「バカは使いやすくていいのう、グヘへ」と若手労働者を食い潰そうと思っている会社があるかもしれませんよ。ブラック企業を見破るためには、会社に対して“疑いの目を向けること”が大切です。

とくに窓口である人事担当者の言葉を信じすぎてはいけません。なぜなら“人材を採用すること”が彼らの仕事だからです。放っておいても受動的に人材を得られる会社は、そう多くありません。会社で求められるものは“数字”です。募集人数が多いのにもかかわらず応募者数が少ない会社には特に注意しましょう。以下の章ではブラック企業の見分け方を3つご紹介します。

 

ブラック企業の見分け方① 経営状態を決算書から見る

会社は就活生に向けて求人案件やセミナー等を通してプレゼンテーションをします。「うちの会社はこんなに素晴らしい会社ですよ!」と示してくるのです。そこで使われるフレーズの中には「無借金経営」、「利益率テンパー超え」などといった“経営状態”に関するものがありますが、それを入社するメリットに挙げている会社には注意してください。「給料が安い(出世しても変わらない)」、「サービス残業で生産性を上げている」といった労働環境や労働条件に関して問題があるかもしれないのです。

そのような問題を見分けるには、決算書を見ることが有効です。たとえば人件費率が低く、利益率の高い会社を例に取ると、“安い給料で長時間働かせて生産性を上げている”可能性が高まります。因果応報、結果には必ず理由があります。“決算”という結果に対して、どのような理由があるのか。それについて決算書から読み取る努力をしてください。

そのためには業界の常識を知る必要があります。たとえば飲食系の企業であれば、商品の原価率が40%を超える会社も少なくありません。にも関わらず、決算書の食材費から原価率を算出して30%だったときには「あれ?どうしてこんなに低い(安い)んだろう?」と思いますよね。ヒントを得るには、常識をもとに違和感を探すことが有効です。ぜひお試しください。

 

ブラック企業の見分け方② 労働条件について確認する

“初任給22万5000円”と労働条件に記載されていたら、どう感じますか? おそらく「初任給でそれだけあったら御の字」と思う就活生の方も少なくないでしょう。しかしそのような人も、以下のような明細を見たら愕然とするはずです。

『基本給およそ14万5000円+見込み残業代およそ8万(初任給)』

――という明細を見て、どう感じますか? 求人案件などで公開されている初任給が“基本給”とは限りません。それは『所定労働時間172.5時間+見込み残業70時間』に対して支払われた実際の給与の内訳です。9時から17時までの労働時間を超えた分が総支給額に上乗せされるものだと決めつけてはいけません。会社に対して、見込み残業込みの給与なのかどうかを確認することも大切です。

 

ブラック企業の見分け方③ 経営理念より社風を見る

経営理念には“見た人が感動/共感するテキスト”が記載されているのが一般的です。経営理念は就活生だけでなく、顧客や株主といった“会社の命綱”に対して発信するメッセージ。経営理念には会社の内部事情がそのまま記載される場ではなく、“夢を語る場”であると思ってください。どれほどホワイト企業を連想させる経営理念であっても、経営理念と現実が乖離しているかもしれませんよ。

ブラック企業を見分けるには、経営理念よりも“社風”に目を向けることが大切です。インターンや会社見学に行き、会社でどういう人が働いているのかを見ましょう。社員の人格が、会社の本当の姿です。ブラック企業の“現場”あるあるや体験談には以下のようなものがあります。

【ブラック企業の“現場”あるある・体験談】

1. 社員が女子以外からのあいさつをフルシカト
2. 社員が社内で会社内部の不平不満を言う
3. 社員が疲れ切った表情をしている
4. オフィスの内部が見えない
5. 社員同士で会話するときの表情が怖い

労働環境は会社の偉い人よりも身近な接点のある人の質で決まるので、「どういう人が働いているんだろう?」と疑問に思って自分の足で確かめるのは大切なことです。しかし、中には内部を見れない会社もあるでしょう。そのようなときには教授の力を借りましょう。とくに経営学部の教授は会社について詳しい場合が多いので、身近な教授に紹介してもらうなどの方法でお近づきになってください。何かと裏事情を知っていて、教えてくれることもあるかも(私は色々と聞かせて頂きました)。

 

会社を選ぶときに大切なこと

出典:shutterstock

出典:shutterstock

ブラック企業では“長時間労働”がクローズアップされることが多いですが、私は「それ自体は大きな不満にはならない」と考えます。出世するためにはプライベートタイムも勉強や休日出勤等で仕事に充てることも少なからず必要になりますし、出世してからはさらに長時間、また心的疲労も大きくなるでしょう。会社に属していれば、『会社の利益に貢献する責任』を負います。社会人として、その事実は受け止めなければなりません。「定時に帰りたい」という志の若者を採用したいと思う会社は、そう多くはないというのは想像しやすいですよね。

とはいえ、『自分自身の体を大切にすること』は人としての権利のひとつです。中には“労働を強要されて”命を落としてしまった人もいます。社員に過重労働を課さなければ利益を出せないような会社なら、経営層が会社の仕組みを見直すべき。労働者は奴隷ではありませんからね。以下の章では、会社を選ぶときに大切なことについてご紹介します。

 

パワハラやセクハラがない

パワハラやセクハラに耐えながら働いていると、会社に行きたくなくなってしまうでしょう。社会的にハラスメントを防止する動きがあり、自ら取り組みをして対策を取っている会社も少なくありませんが、中にはそれが体質として今でも根強く残っている会社もあります。

たとえば、会社のホームページがしっかりと作られていて、人事担当者や会社の窓口担当の人の応対も問題がなかったとします。「これだけしっかりした会社なら、社員にもちゃんとした人が多くてパワハラやセクハラもなさそう」と感じませんか? しかし、それは会社に対するイメージに過ぎません。いわば虚像です。

会社の内情を知るには、社風を見ることが大切です。その情報は就活サイトや会社ホームページのテキストから読み取るのではなく、自分の目で確かめるべきだと思います。できるだけ現場を見に行きましょう。人間関係に問題のある現場には、外から見ても違和感があるものです。みんなが笑顔で楽しそうに働いているかどうかを見て、パワハラやセクハラといった問題がなく、仲の良い職場かどうかを実際に確かめてみてください。

 

将来性がある

将来性にはふたつあります。会社と自分自身の将来性です。たとえば、「大企業では出世が難しいからベンチャー企業で名を上げる」というやる気のある学生もいますよね。あなた自身がより早く成長でき、それが将来に繋がっていくのか。それをイメージしてみてください。面接で「3年後のあなたはどうなっていますか?」と聞かれたときに答えやすくもなりますよ。また会社の将来性についても大切です。会社が倒産してしまっては困りますよね。社会問題が山積みになっている厳しい時代だからこそ、将来性に期待できる会社選びをすることも意識してみてください。

 

人か会社を好きになれる

仕事は、好きじゃないと長続きしません。どんな仕事でも好きなら我慢できる。好きなら頑張れる。そういった恋心のような気持ちが活力になる、それが仕事です。仕事は“誰かのためにするもの”です。仕事をお金のためにするのはつまらないものですよね。

そして誰かが喜んでくれると、自分自身がモチベートされて“はたライク”になれます。人や会社を好きになれるところに就職することもぜひ意識してみてください。前向きな気持ちで働き続けるためのエッセンスになるはずです。

 

さいごに

shutterstock_423437710

生きる屍、にならないために……

仕事なので状況によってはある程度のサービス残業は仕方ないとしても、過度な労働を続けていると本当に体を壊します。私は壊しました。そこで私はお医者さんに「休むわけにはいかないので薬だけで今日中になんとかしてください」と言い、お医者さんは「今すぐ入院しないと死ぬかもしれないんだよ?」とドン引きしていました。なんとかしてくれましたが。

社会人にはバランス感覚が求められます。仕事では頑張りどころもあります。多少の無理をしなければならないこともあるでしょう。しかしそれをいつまでも続けていると、いつか倒れます。無理のし過ぎは禁物です。ブラックすぎる企業を見分けて、公私ともに豊かな日々を送る未来を手に入れることを願っています。

参照元:
長時間労働削減に向けた取組|厚生労働省
過労死等防止対策 |厚生労働省
退職理由のホンネランキングベスト10/リクナビNEXT[転職サイト]

ライター : ともしど

新規プロフィール画像

1988年埼玉県生まれ。経営学部卒。上場企業の元社畜。現在は文章を書くのが好きな妖怪。週2でバーに現れる(バイト)。雷と寒いのが嫌い。タバコは1mgで健康体。特技は寿司を握ること。にわかツイッター(@tomoshido)中毒。好きな食べ物はカレーパン。

【関連記事】
【来年こそは転職】年末年始に考えたい年収アップのための仕事選び

ゴリラクリニック対談 堀江貴文×柴田英嗣(アンタッチャブル)篇
【女性にモテない?】胸毛や背毛の悩みは脱毛で解決できます

男性美容外科ゴリラクリニックTOPへ行くモテ男記事ゴリクリハックのトップへ行く

この記事が気に入ったら いいね!しよう

ゴリラクリニックdigの最新記事をお届けします

注目記事

新着記事

堀江x柴田 ゴリラクリニックtwitter ゴリラクリニックTVCM ゴリゴリ日記 ゴリラクリニックTVCM

週間アクセスランキングTOP10

【閲覧注意】富士の樹海は想像以上に美しく、発見した死体は想像以上に……。GPS持参で青木ヶ原樹海を探索した話

【彼女は無理かも】まだよく知らない相手との初デート! 初デートでドン引きする残念な女性の特徴あるある12選

【1話無料】漫画『やれたかも委員会』作者の吉田貴司さんに聞く、やれた「かも」に潜む男たちのリアルな願い(前編)

【2017夏の福岡】まるで女神! 超絶愛妻家の僕が「アルゼンチン嫁」と共に紹介する福岡のおすすめ観光デートスポット6選

【原価率】回転寿司スシローのネタ原価率を某寿司職人から”外部”リーク! 一部上場記念「スシローうまさ上々祭」のコスパに迫る

【ハプバー事件簿】人妻に連れられてハプニングバーに行ったら、期待を裏切らず無事『ハプニング』に遭遇した話

【脱サラビジネス】独立のきっかけは『フェスのカレー屋』 谷根千エリアで日本一ゆるいレコード屋を開業準備中の元エリート会社員

【TATOO・入れ墨】大阪地裁で有罪判決! 海外でもタトゥーを入れるには医師免許が必要? 彫り師・刺青文化を否定する判例に衝撃

【大政絢似の美女?】アライグマを絞め、昆虫食にも挑む。”自称”普通なアラサーOL「ラッコアラ」さんの週末サバイバルとは

【男の小屋暮らし】ミニマリストの究極系? 「Bライフ」提唱者、高村友也氏が語るシンプル生活の理念とは