ヘアサイクル(毛周期)とは? ヘアサイクル(毛周期)とは?

ヘアサイクル(毛周期)とは?

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ヘアサイクル(毛周期)とは?

髪の毛周期を解説します

髪の毛周期を解説します

毛髪の細胞とは?

よくある勘違いとして、「育毛とは今生えている髪の量を多く、太くする」がといわれていますが、現在、生えている毛髪は既に死滅した細胞といわれています。

これは皆さんの手足の爪と同じ考え方です。爪や髪の毛も時間がたてば、伸びるのでまるで生きているかのように思われがちですが、違います。例えば、故意に爪の先に切り込みを入れてみると、ずっと割れたままの状態で治ることはありません。これは、生きていないため、再生して元通りになることはないということです。

毛髪もこれと同様で、細毛や枝毛、薄毛など髪質や頭皮にトラブルが発生した場合、ヘアサイクルが一巡し、次の髪の毛が成長するまで改善することはないのです。傷んでパサパサになった髪をサラサラにするようなトリートメントやスタイリング剤が売られていますが、実はこれは擬似的に髪のキューティクルを取り戻し、表面をコーティングしているだけのものです。根本的なところで、改善したわけではないのです。

このことからもお分かりの通り、育毛はヘアサイクルで生えてくる毛髪のために行うものと言えます。薄毛の人は、通常のヘアサイクルの成長期が短くなり、休止期が長くなっているとされています。この乱れたヘアサイクルを生活習慣の見直しや育毛剤の使用などで元に戻すことが育毛の目的なので、育毛するということは、短くなったヘアサイクルを長くするとされ、現在ある毛髪のためのものではないのです。

毛周期(ヘアサイクル)とは?

体毛にはそれぞれの毛周期があって、目に見えている毛は1/3程度といわれています。成長期には、髪の毛を生やし維持しますが、他の毛に比べ、髪の毛は成長期が長いことが特長です。ヘアサイクルは、男性は3~5年、女性は4~6年が1サイクルとされ、1サイクルは「退行期→休止期→成長期」の3つの段階に分かれます。

退行期

退行期は毛乳頭の働きが低下し、髪の成長が弱まった状態です。毛乳頭が毛母細胞と離れて下へ移動し、毛母細胞は上へ移動します。毛母と毛乳頭が分離すると髪の成長が止まってしまうため、退行期は2~3週間ほどで、髪全体のおよそ1%を占めているといわれています。

休止期

退行期は毛乳頭の働きが低下し、髪の成長が弱まった状態です。毛乳頭が毛母細胞と離れて下へ移動し、毛母細胞は上へ移動します。毛母と毛乳頭が分離すると髪の成長が止まってしまうため、退行期は2~3週間ほどで、髪全体のおよそ1%を占めているといわれています。

成長期

毛母細胞が活発に分裂し、新しい髪の毛が成長していきます。男性で3~5年、女性で4~6年の期間です。髪全体のおよそ85~90%を占めています。しかし、薄毛やハゲに悩んでいる方では、このサイクルが乱れている可能性が高いといわれています成長期では髪の毛が伸びて、1日0.3~0.4mmずつ成長します。1ヶ月で約1.2センチ伸びます。1年では約15cm伸びます。

髪の寿命

髪の寿命は約5年とされているので、伸びる長さの限界は、計算上は約75センチ、だいたい腰のあたりまでとなります。長めの成長期があれば、抜け毛があっても目立たないようになっているのが一般的です。退行期や休止期には、毛根が頭皮の浅いところにあるため、ブラッシングやシャンプーなどで髪が簡単に抜け落ちてしまいます。

しかしながら、髪の毛の寿命は永遠ではありません。頭皮と髪の毛が健康であれば、1日50本〜100本の抜け毛は何もおかしなことではないと言え、発毛と脱毛は自然のサイクルなのです。健康な毛根の場合、根元がマッチ棒のように膨らみ、髪の毛の倍ほどの大きさの形をしているのが特長です。

一方、毛穴に近い根元が、細くなっているものは何かのトラブルで抜けたと考えて間違いありません。毛球の活動が衰退することで、成長期が短くなることや、髪がきちんと成長しきれていないうぶ毛の状態で抜けてしまうなど、髪の毛が抜ける本数に対して発毛・育毛の本数が追いつかない状態になることは薄毛の原因とされています。

このようなトラブルを見逃さず、頭皮や頭髪の健康を意識することは薄毛対策をするうえでもとても大切です。

よくある質問と回答

なぜ、病院でないとダメなの?ヘアサロンでも良い気が…

ヘアサロンでは結果を得ることが難しいとされています。

薬の処方や注射針による薬剤注入は医療行為なので、原則として医療従事者(医師や看護師)でなければ出来ません。つまり、AGA治療に有効なフィナステリドやミノキシジルの処方、ならびにそれらの有効成分を直接頭皮に注入することは、医師が常駐する病院以外には禁止されているのです。そのため、ヘアサロンなどの非医療機関では薄毛治療で満足いただける結果を出すことは難しいとされています。

寝不足と薄毛の関係は?

睡眠が不足すると発毛不良となります。

睡眠不足は体の代謝機能をそこないますが、健康な髪の毛にとってもマイナスです。睡眠が不足すると、十分なエネルギーが体に行き渡らず、頭皮や髪の毛を作る毛母細胞の活動も衰えるので、発毛不良となります。また髪の毛は日中、太陽の紫外線、空気中のチリやホコリ、温度と湿度の差など、さまざまな要素によってダメージを受けています。それらのダメージを睡眠中に回復しているので、睡眠が不足すると髪の毛は傷ついたままなのです。したがって、薄毛にならないためには、十分な睡眠と、もっとも髪の毛が伸びやすい時間帯とされている午後10時~午前2時の時間帯に快適な睡眠を取ることが必要です。

AGAって何?

「男性型脱毛症」のことです。

AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略で、「男性型脱毛症」という意味があります。成人男性に多く見られる薄毛の状態で、額の生え際や頭頂部の髪が、どちらかから、または両方から薄くなり、どんどん進行していきます。一般的に、遺伝や男性ホルモンの影響が主な原因と考えられています。日本全国で約1,200万人(成人男性の約3人に1人)がAGAだと言われています。

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